スタートアップ企業が参考にするべき50のスタイルガイド

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成功しているあらゆるブランドは、優れたスタイルガイドを有しているものです。

ブランドに特有の色やフォント、ロゴ、画像、柄、タグラインなどについてどのように用いるかを細かく定めておくことにより、ブランドを更に伝わりやすく、それぞれの要素の効果を損なうことなく利用することができるようになります。

以下では、スタイルを確立する上できっと役に立つ、50の素晴らしいデザインをご紹介致します。これらのスタイルガイドは、必ず自分なりにテストしましょう。

準備が整ったら、Canvaを使ってソーシャルメディアで用いるグラフィックのデザインをすることで、色々な試験も可能です。

01. Foursquare

Foursquareのブランドマニュアルでは、それぞれのデザインやブランドとして統一するべき要素について事細かなルールとガイドを確認できます。ガイドラインはこちら

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Foursquare Brand Guidelines

02. AMD

ディテールを詰め込むのではなくディテールに注意を向けることについて考えられたスタイルガイドで、ロゴの作成から色使いに至るまで、非常に細かいガイドが提供されています。あくまで短く簡潔にまとまっており、堅実なブランドが是非とも一読するべきガイドです。また、スタイルガイドを作る上での参考にもなるでしょう。ガイドラインはこちら

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Personal Identity by Amanda Michiru

03. Animal Planet

ブランドマニュアルを読むことで、そのブランドのデザインチームがどうしてその素材を選んだのかといったことを理解することができます。Animal Planetのガイドを読めば、色使いについて確認できる他、それぞれの色と動物たちの色の関連性、その色がどういった感情を誘発するかといったことも確認することができます。どうしてそのようなガイドやルールが確立されたのか、その理由も一緒に確認することで、より納得して取り入れることができるようになるでしょう。ガイドラインはこちら

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Animal Planet International Off-Air Brand Guidelines

04. Apple

Appleの発信するメッセージはとても分かりやすいものですが、それはスタイルガイドが細緻にまで定められたものであり、それによりブランドの安定性が高まっているためです。アップル製品の公式小売店に用意されたガイドを読むだけでも、Appleがいかにディテールを重要視している企業であるかが分かるでしょう。Appleのあらゆるアセットをどのように用いるべきかについて、分かりやすくしかし細かく説明されているため、このガイドを読めば誰でもAppleブランドに相応しいスタイルを理解することができます。ガイドラインはこちら

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Apple Identity Guidelines

05. Argento

特に重要な要素について細かいディテールを実現するために、スタイルガイドを自分のブランドに合わせて調整することは大切なことです。例えばArgento Wineのスタイルガイドを見てみると、そのロゴがあらゆるところで用いられることを考慮し、そのケースに合わせてサイジングやサイン、ロゴの色などが事細かに決められています。ガイドラインはこちら

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Argento Brand Identity and Style Guide

06. Barnes & Noble

以下のスタイルガイドは公式なものではありませんが、公式なものと見間違うほどに細かくルールが定められています。主なロゴやサイン、サブブランドロゴといったものが細かく分解して説明されており、成功するブランドとはどういうものであるかが分かりやすく解説されています。ガイドラインはこちら

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Barnes & Noble Brand Guide by Carolina Pistone

07. Bing

Googleなどの競合を持つことを考えれば、Bingというブランドがそのブランド力を高めるためには優れたスタイルガイドが必要であることは想像に難くありません。このガイドの中では、Bingというブランドのあらゆる要素を分解・説明し、検索バーの立体感や配置に至るまで細かくルールが定められています。また、踏襲しやすいマニュアルや複製しやすいルールに必要不可欠な、どう考えれば良いかということが解説されているのです。ガイドラインはこちら

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Bing Product Guidelines

08. Black Watch Global

スタイルガイドというのは情報を伝えるためのツールではありますが、だからといってその見た目が淡泊である必要はありません。例えばBlack Watch Globalのガイドブックでは、それぞれのブランドルールがパンチの効いたデザインで説明されています。ページに跨がるような大きなテキスト、スタイリッシュなフォント、ユニークな配色のおかげで、読んでいて退屈しないスタイルガイドになっていると言えるでしょう。ガイドラインはこちら

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Black Watch Global by Mash Creative

09. Bosphorus

Black Watch Globalの例ほどに冒険的なデザインを取り入れずとも、マニュアルとしてより形式的なレイアウトを用いることも有効です。Mike CollingeによるBosphorusのマニュアルは全てのページの見た目を似たような形にすることで統一感を出し、情報が理解しやすくなっています。もちろん、ミニマルデザインを取り入れることが自分のブランドにとって効果的かどうかについては、よく考えなければいけません。ガイドラインはこちら

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Bosphorus by Mike Collinge

10. BPR

スタイルガイドのデザイン自体で実験することにも挑戦してみましょう。例えばBPRのガイドはポスターの形を取っていますが、これはBPRの内部コミュニケーションを意識した結果であり、ポスターとしての形式を用いることで社内でのルールの確認を容易にすることを目的としています。しかし単純に『ポスターにすれば良い』というものでもなく、あくまで自分のブランドに合った媒体を考えることが重要です。例えば使うべきフォントを確認するためだけにA2のポスターは必要無いでしょう。ガイドラインはこちら

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BPR Identity by Red Stone

11. Calgary Chamber

ディテールにこだわるということであれば、Chalgary Chamberのスタイルガイドを熟読すると良いでしょう。スタイルガイドのあらゆる要素が細部に至るまで説明されており、ブランドに関する分かりやすく力強いガイドラインとなっています。感情毎に色がグループ化されている他、グラデーションのマッピング、色の組み合わせ、フォントの組み合わせやサイズ、太さなど、あらゆる必要な要素に関する説明が含まれているのです。ガイドラインはこちら

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Calgary Chamber Brand Guidelines by Iancu Barbărasă

12. Canadian Olympic Team

オリンピックのようなイベントとなると、開催国を目立たせたいと考えるのが自然です。以下のスタイルブックはCanadian Olympic Teamがそうしたブランディングを実現するために用いたもので、それぞれのページに翻訳が入れられているのが特徴です。フランス語と英語がカナダの主な公用語となっているため、両言語が掲載されているのです。

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Canadian Olympic Team Rebrand by Ben Hulse

13. Cemento

要素を少なくすることが最善であることもあります。このシンプルなスタイルガイドは最小限の色使いになっているためにブランドとの親和性も高く、大きく太字になっている見出し(ヘッドライン)のおかげでマニュアルは読みやすくなっています。小売店に対するガイドであるため、商標の扱いについて事細かに定められている他、ブランドを象徴する柄についても注意が払われています。このように、スタイルガイドを作成する際にはブランドにとって最も重要な要素についての説明をおろそかにしないようにしましょう。ガイドラインはこちら

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Cemento Guidelines by S-T

14. Channel 4

ブランドを構成する要素がシンプルであったとしても、シンプルガイドは必要です。その一例としてChannnel 4を見てみましょう。Channel 4の全体としてのデザインはシンプルですが、それはブランドの構造や用いるルールもシンプルであることを意味しているとは限りません。素材の配置、フォントサイズ、ロゴの活用など関して事細かなルールが定められていることで、複雑なブランドと同等の注目を集めることに成功しているのです。ガイドラインはこちら

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Channel 4 Identity Style Guide

15. Child of Light

スタイルガイドを必要とするのは企業や小売ブランドだけではありません。以下のマニュアルはChild of Lightというゲームのために作成されたものであり、あらゆる企業ブランドのガイドと同じように事細かく定めています。ロゴの内容を分解して事細かに説明することで、ゲームを作成する上で携わる人が判断に迷った際にどうすれば良いのかを分かりやすく解説しているのです。あらゆるブランドには、そのブランドの『取扱説明書』が絶対に必要なのです。ガイドラインはこちら

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Child of Light Logotyoe & Guideline by Byebye Bambi

16. Cisco

マニュアルを作成したとしても、それを読み飛ばされてはいけません。Ciscoのマニュアルを見てみると、それがどうしてそうなのかということを説明する部分に大きくカラフルなテキストが用いられており、綺麗なレイアウトで分かりやすくまとめられた情報が添えられています。こうしたシンプルなレイアウトのおかげで、内容がとても理解しやすいものになっています。ガイドラインはこちら

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Cisco Brand Book

17. Don’t Use Me

ブランドマークにおいて重要なのはブランドとの関連性ですが、それと同じくらい重要なのがそのブランドマークを用いるべき”でない”ケースの想定です。慈善団体のDon’t Use Meのマニュアルを見てみると、ブランドマークを用いる際の『すべき』と『しないべき』を事細かに説明しており、例示することで理解も容易になっています。このように、画像を用いることでマニュアルが分かりやすくなる効果、誤解を避ける効果が得られるのです。ガイドラインはこちら

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Don’t Use Me Brand Guidelines

18. Double Knot

ブランドとしてシンプルなデザインを利用している場合であっても、そのルールをスタイルガイド内で実際に適用してみましょう。例えばDouble Knotのマニュアルでは、ある種の配色やフォントの組み合わせ・配置のルールをマニュアルに用いることで、マニュアルそれ自体をブランドルールの一例としています。ガイドラインはこちら

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Double Knot Branding by Stylo Design

19. easyGroup

大規模ブランドのマニュアルを作成しようとすると、特に子会社があればその全ての要素を取り入れることが難しい場合もあります。全ての要素をカバーするにはどうすれば良いか、そのいい例としてeasyGroupを参考にすると良いでしょう。その子会社も含めてあらゆる要素がシンプルかつディテールを損なわないブランドマニュアルで説明されています。会社が大きければ大きいほどにそのマニュアルも大きくなりますが、一方でできるだけマニュアルを簡潔に保つための要素を取り入れることを忘れないようにしましょう。ガイドラインはこちら

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The easyGroup Brand Manual

20. Firebrand

形式と機能を兼ね揃えた洗練されたブランドマニュアルデザインをお求めなら、Firebrandのマニュアルを参考にすると良いでしょう。あらゆるブランド要素をカバーしたクリアながら洗練されたデザインにより、ブランド自体のデザインについて補足を行いながら、次のページをめくるのが楽しみになるような読み物にもなっています。ガイドラインはこちら

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Firebrand Talent Corporate Identity

21. Fitt Lab

Fitt Labのスタイルガイドを見れば、デザインの要素を分解しそれらを読み手を意識して解体することは良いことであるということが分かるでしょう。このマニュアルを読めば、ロゴタイプの見た目、ルールから外れている箇所をどうすれば認識できるか、ロゴのカーニングの方法などが余すところなく理解できます。より多くの要素をマニュアルに盛り込むことができれば、最終的なマニュアルはより有用な物になり、何らかの間違いが起こる可能性もそれだけ低くなるのです。ガイドラインはこちら

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Fitt Lab Branding by Andy Lim

22. Fogg

ブランドの媒体がひとつとは限りません。そこで、事前にあらゆる可能性を考えて想定されるブランドロゴなどの利用のパターンをマニュアルに盛り込んでおくことが重要になります。これを踏まえ、Foggのマニュアルにはレターヘッドからスマートフォンのアプリアイコンに至るまで、様々な利用例が網羅されています。デザインの成長が正しくなければ、ブランドが成長することはないのです。ガイドラインはこちら

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Fogg Identity by Bunch

23. Google

ピクセル・パーフェクトという言葉を聞いたことはあるでしょうか。これはGoogleが自社のアイコンやその他作成されるものを説明する際に用いる用語です。Googleは非常に大きなブランドです。そのため、そのビジュアルアセットに関するマニュアルだけを取っても、細かなところまであらゆる要素をカバーしており、アイコンを作る際にそれぞれのピクセルがどのように用いられるべきかも規定されているのです。ブランドに高い基準を設けることも、時に有効であると覚えておくと良いでしょう。ガイドラインはこちら

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Google Visual Assets Guidelines

24. Hanes

ブランドの質を高めて情報を分かりやすくする目的なら、マニュアルの中で画像を用いるのも良い選択です。これの例として、Hanesの配色に関するページを見てみると良いでしょう。主な配色をただ示すだけでなく画像を入れることで、具体例が分かりやすくなっています。ガイドラインはこちら

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Hanes Corporation Brand Identity Manual

25. Heineken

ブランドに特徴的なカラーがあるのなら、それをマニュアルに用いるのも良いでしょう。例えばHeinekenはディテールが細かく分かりやすいマニュアルを作成していますが、そこにHeinekenのブランド色である色のグラデーションを用いています。これによりブランドのアイデンティティを際立たせているのです。

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HEINEKEN Visual Identity Guidelines

26. iO

色について考えるなら、iOのブランドガイドラインのレイアウトを参考にしてみると良いでしょう。iOのスタイルガイドではシャープなグラデーションの作り方を分解して説明しており、スタイルガイド自体がその利用例となっていることで内容を理解しやすくなっています。こうしたグラデーションのページは内容のあるページを仕切る際のページに用いられており、これにより内容を追うのが簡単になっています。ガイドラインはこちら

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Swisscom iO – Visual Identity by Moving Brands

27. Jamie Oliver

ブランドで主に写真などの画像的要素を扱っている場合、そうした要素をどのように用いるべきかということについてスタイルガイドで分かりやすく明記しておくと良いでしょう。JamieOliver(家庭用品・食品ブランド)が用いているマニュアルを見てみると、ブランドの基本的な情報を網羅した上で、ロゴについてするべきこととすべきでないことを説明しながら、特定の画像の使い方から、その画像の色づけの正しいやり方まで解説しています。ガイドラインはこちら

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Jamie Oliver Brand Guidelines

28. Luvata

企業として制服やユニフォームを採用している場合、スタイルガイドでは制服の規定についても説明すると良いでしょう。これについては、Luvataのマニュアルが参考になります。このマニュアルでは設備・社用車などに関しても細かく説明されていますが、特に制服について、それぞれの部門におけるあらゆる部品の色やブランド性、スタイルを規定しています。

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Luvata Corporate & Brand Identity by Muggie Ramadani

29. Macride

スタイルガイドについて初心者ということであれば、ロゴの設計について示しておくことがどうしてそこまで重要なのかと疑問に思うかもしれません。これは、例えば市販の食品には原材料欄があるのと同じなのです。原材料欄は複製するためのレシピではなく、消費者がその内容物を確認するためのものです。これと同じで、ロゴを分解して解説しておくことで、デザイナーはロゴにイレギュラーが発生していないかどうかを確認できます。ロゴを見てもしも何かがおかしいような気がしたときにはマニュアルを確認することでダブルチェックが可能なのです。したがって、Macrideが実践しているように、色やグラデーション、フォント設定などについて分解して解説しておくことにより、長期的にブランドのロゴを画一的なものとして守ることができるのです。ガイドラインはこちら

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Macride Corporate Id. by Maurizio Pagnozzi

30. Medium

直接的なビジュアルによる例の方が、コンセプトは理解しやすいものです。Mediumのスタイルガイドは、これを存分に利用しています。Mediumのスタイルガイドには、特定の説明から多様な説明まで様々な要素が網羅されており、理解が容易になっているのです。例えば、見出しやボディコピー、引用の仕方などを説明する際には実際の印刷例を見せた方が分かりやすいでしょう。コンセプトを説明するときには、説明しすぎるということはないのです。ガイドラインはこちら

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Medium Brand Development by Leigh Taylor

31. City of Melbourne

生活の至る所に浸透したブランドというものも存在します。そういったブランドにとっても、ブランドのマニュアルはとても重要なものです。例えばCity of Melbourneは様々な分野に取り組むブランドであり、ブランドマークのMはあらゆる形で用いられています。そしてだからこそ、City of Melbourneはそのブランドマークをどのように用いるべきか、ケースバイケースで事細かに規定し、間違いが起こらないようにしているのです。使うべき色、使うべきでない色、生まれるべき効果、避けるべき効果の規定の他、ファイル名のつけ方についても規定されているのです。

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City of Melbourne by Landor Associates

32. Miami Football Club

このマニュアルもオフィルシャルのものではありませんが、それでもオフィシャルと言って差し支えないほどに精巧な資料となっています。ロゴの構造、意味、インスピレーションといったものから、ユニフォームのブランディングや適用例などについても事細かに規定されているのです。その上、スタイルガイドとしてのデザインも美しく仕上がっています。ガイドラインはこちら

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Miami MLS team by Diego Guevara

33. Nike Pro Service

Nikeのブランディングチームも、非常に細かいところまで気を配ってブランディングを行っている例のひとつです。例えばNike Pro Servicesは招待制のエリートサービスで、プロのアスリートのために用いられるプログラムです。このプログラムのマニュアルは、美しいデザインとぎゅっと詰め込まれた情報により完成度の高いマニュアルの一例となっています。ガイドラインはこちら

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Nike Pro Services Guidelines

34. Offroad Films

Offroad Filmsのスタイルガイドはコンテンツを最重要なものとして大きな画象とミニマル志向のフォントが用いられています。Offroad Filmsのシグ二チャーカラー(ブランドをイメージするような色)を象徴する色つきブロックと、自ずから語らせるような大きな画象に注目です。それぞれの要素の重要性について伝えるため、極力シンプルかつミニマルな構成になっているのです。ガイドラインはこちら

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Offroad Films by Ink Inc.

35. Ollo

スタイルガイドを作成する際に考慮しなければいけないこととして、視覚的コンテンツと情報的コンテンツのバランスを取ることがあります。これを上手に達成しているのがOlloのスタイルガイドです。それぞれのページには情報が凝縮されており、それが別のページのビジュアル的な例示により補完されています。これにより、全体としても読みやすく理解しやすいスタイルガイドとなっているのです。ガイドラインはこちら

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Ollo by Bibliothèque Designs

36. Optus

ブランドのために新たにフォントを作ったり、あるいは特定のフォントを特殊な形で利用したりということがあるなら、誰でもそれを適切に用いることができるようにするためのスタイルガイドを作成することは重要であると言えます。電話会社のOptusはふたつの特別なフォントを導入しており、このフォントには手書きのように見せるためにそれぞれの文字に3つずつのパターンが含まれています。これをどのように用いるべきか、例示も含め、スタイルガイドには規定が書かれているのです。ガイドラインはこちら

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Optus Rebrand by Re:

37. Irish Red Cross

スタイルガイドの情報としては、大きければ大きいほど分かりやすいということもあります。例えばIrish Red Crossのスタイルガイドを見てみると、それぞれの要素が拡大化され提供されています。しかしそれでも、それぞれの要素の間に適度に余白が存在しているため圧迫感がなく、ミニマルかつシンプルなデザインとして成立しています。これらにより、ページのどこに注目するべきかが一目瞭然になっているのです。このスタイルガイドでは、あらゆるブランディングの要素をこのシンプルなデザインの中で説明しており、スタイルガイドの編集やデザインの参考として最適の例であると言えるでしょう。ガイドラインはこちら

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38. Royal Mail

以下の例は、Royal Mailのガイドラインを再考する上で作られた、たった2ページのスタイルガイドです。これはオフィシャルなものではありませんが、この2ページのスタイルガイドはトーンや美、全体のブランディングについて適切に伝えることに成功しています。ブランドマニュアルを作りたい、しかし細々としたものにはしたくないという場合、このスタイルガイドを参考にすると良いでしょう。ロゴやブランドマーク、サイン、色、フォントなど、あらゆる要素が2ページのなかに収められています。ガイドラインはこちら

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Royal Mail by Mash Creative

39. Skype

マニュアルのレイアウトやデザインは何らかの形でブランドを表すようなものであるべき、ということはこれまでにも言われていたことですが、テキストについてはどうでしょうか。スタイルガイドというのは何らかの指示や説明を行うものなので、基本的にはそのような文体になります。つまり、ブランドの『口調』をスタイルガイドの中で用いるのもひとつの差別化になるのです。例えばSkypeのマニュアルはこれを実践していて、少しのユーモアを加えながら、口語的な口調で説明がなされています。例えば、「ロゴを濫用しないでください。弊社のロゴには手がないので、そんなことをされては手も足も出ないのです(ただし弊社弁護団は別です)」といったような具合です。ガイドラインはこちら

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How We Look by Skype

40. Sony

細部にまで気を配っているブランドの一例として、Sonyの例を見てみましょう。そのスローガンであるlike.no.otherを実現するため、スペースの取り方やポジショニング、サイジング、背景や文字色の色のコンビネーションなど、驚くほどのディテールであらゆる要素について規定しているのです。これにより、どのように要素を構築するべきか、それをどのように見せるべきかが重要なのであると強調しています。

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Sony Name and Logo Guidelines for Advertising by Sony

41. Stihl

大きければ大きいほど良い……ということもあります。Stihlのスタイルガイドは、それぞれのページの主な解説内容をシンプルな言葉で置き換えた上で大きめのフォントで強調しており、それぞれのページが何を言いたいのかが誰の目にも明らかになっています。『この色とこの色を組み合わせて使うべし』というような分かりやすい表現により説明することで、翻訳する際にも情報が失われることはなく、そのブランドをどのように扱うべきなのかが誰の目にも一目瞭然になるのです。ガイドラインはこちら

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Stihl by Steven Arnold

42. Sushi & Co.

要素を可能な限りシンプルにしながらミニマルデザインに抑えつつ、ブランドの成り立ちを適切に伝えている例のひとつです。ブランドマニュアルを作成する上で最初に参考にするべき手本であると言えるでしょう。ロゴ、色、フォント、特定の図解や柄は、ブランドの主な要素であり、ガイドラインがシンプルであることが全ての会社にとって奏功するとは限りませんが、この例ではブランディングと素材の適用について若干の柔軟性を持たせています。ガイドラインはこちら

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Sushi & Co. by BOND Creative Agency

43. Swedish Armed Forces

Swedish Armed Forcesのガイドラインには、メインのロゴとサブブランドのロゴに関するコンセプトや考え方を説明しているページがあります。そのロゴがどのように見えるべきか、何色であるべきかといったようなディテールも余すところなく網羅されていますが、同時にブランドの価値として考えるべき主な問題についても言及しています。例えば、『戦争を理想的なものとして捉えるような画像は使うな』とあるのが一例です。ガイドラインはこちら

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Swedish Armed Forces Brand Manual by Cas Lemmens

44. Taxiphone

コンテンツを前面に出し、シンプルかつ包括的なビジュアルと補足説明を行っているマニュアルの一例です。シンプルなデザインながら一貫性があり、ディテールの細かいマニュアルとなっています。例えば車について説明しているページにはあらゆるアングルからの図解があり、事細かな説明が添えられているのです。ガイドラインはこちら

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Taxiphone Brand Guidelines by League

45. Truth

企業向けのブランドとしてデザインすることを考えるのなら、ビジュアルアセットがどのように可視化されるべきかということについて考える必要があるでしょう。グラフや図表、チャートなどをどのように見せるべきかということを考え、それをスタイルガイドの中で実践することができれば、全体として一貫性のあるプロフェッショナルとしてのブランド感が生まれるのです。Truthのマニュアルではまさにこれが実践されていて、シグニチャーカラーのピンクと洗練されたグラフィックを用いることで、ビジュアルアセットをどのように提供するべきかが示されています。ガイドラインはこちら

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Truth by Mash Creative

46. Twitter

ブランドとしてのマニュアルを印刷物として残すのは時代遅れであるという意見もあります。どちらの意見にも一理ありますが、一方でそのマニュアルをデジタル化して一般にアクセス可能にすることを選んだブランドもあるのです。そうした企業のうちのひとつがTwitterで、ネット上のどこでも見られる可能性のあるブランドであるがゆえに、誰でも正しくブランドを扱えるようにそのノウハウを一般化しているのです。ガイドラインはこちら

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Twitter by Twitter]

47. Università della Svizzera Italiana

Università della Svizzera Italianaのブランドマークは非常に精巧にできており、特定の角度で用いなければならないなどの取り決めが事細かにブランドマニュアルに記されています。素材の配置の説明にグリッドを用いることで、それぞれの要素がハイライトされ、どうしてその位置なのかについて理由を知ることもできます。またブランドの基本的な要素や価値についても包括的に説明がなされており、これによりブランドがブレなくなっているのです。ガイドラインはこちら

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Università della Svizzera Italiana Identity by Moving Brands

48. Varig

これもまたオフィシャルなブランドマニュアルではありませんが、シンプルかつ簡潔にVarigというブランドを分解しています。ブランドをどのように応用するべきか、制服はどうなっているか、どのようにコミュニケーションするべきか、ブランディングをどのように行うべきかといったことについて事細かに説明がされており、ビジュアルによる例示もあって美しいデザインに仕上がっています。ガイドラインはこちら

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Varig Rebranding by Leo Porto

49. Walmart

楽しげなものでありながら信頼感も強まるようなスタイルガイドをお捜しなら、Walmartのスタイルガイドを参考にしてみると良いでしょう。Walmartのマニュアルはカラフルかつダイナミックでありながら、信頼感とプロフェッショナルさを携えており、ブランドのあらゆる要素をカバーしています。更にその上でスタイルガイド自体のデザインも美しく仕上がっているのです。また、シグニチャーカラーと独特のフォントをマニュアルそれ自体で用いることで実践例も示しています。ガイドラインはこちら

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Walmart Brand Guidelines by Walmart

50. Yogen Früz

情報は詰め込みすぎるのもよくありません。ブランドマニュアルを作るときには充分な例を取り込みながら、散らかった印象にならないようにしなければいけないのです。Yogen Früzのマニュアルには例や情報の間に充分な余白が取られており、その内容を追いやすくなっています。ガイドラインはこちら

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Yogen Früz Brand Manual by Warsha Jamnadas

デザインをもっと身近に

あなたがこれからおこそうとしている振興企業があなたのイメージ通りに成長していくとしたら、絶対にスタイルガイドが必要になります。デザインプロジェクトに携わる人員数が多くなっても、包括的なスタイルガイドを用いることによってブランドイメージを損なうことを避け、ビジュアルアセットを最大限効果的に活用することができるようになるのです。


Mary Stribley
Written by
Mary Stribley

ビジネス


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