誰でも無料のものは大好きです。むしろ、無料が嫌いという人はいないでしょう。では、無料で今すぐ使える広告があるとしたら、あなたはどうするでしょうか。ソーシャルメディアはそういった広告媒体のうちのひとつで、ページ全体をカスタマイズすることによってあなたのブランド力を一層高めることが可能になるのです。プロフィール写真、ヘッダー、バナーとカスタマイズできる要素は色々とありますが、それらのポテンシャルを最大に引き出すにはどうすれば良いのでしょうか。
ここではTwitterを例に取り、バナーをカスタマイズしてブランド性を高め、より効果的な宣伝を行うためのヒントを考えてみましょう。
例えばあなたがアーティストなら、仕事ぶりはぜひ見て欲しいポイントでしょう。ならばソーシャルメディアにおいてそれをアピールしない手はありません。この好例として、Kate KitchはTwitterのバナーをその作品展開の場として利用しています。これまでの作品をバナーで紹介することで、あなたがどういった作品を作るのかということを見せると同時に、あなたのスキルや専門性も伝えることができます。
奥行きのある画像を使えば、引き込むようにして目を引くこともできるでしょう。バナーが見た目として刺激的なものであれば、それだけあなたのメインページは何度も訪れてもらえるようになります。例えばAndy Hauは自身の建築スキルを利用して、まさに引力のように目を引く画像を作成しました。抽象的な画像なので解釈の余地も残されている一方で、ある種のムーブメントも感じさせる画像でもあります。
プロフィール画像の一部のようにしてバナーを扱うこともできます。EuricoのTwitterバナーを見てみると、そのプロフィール写真と同じ色合いとスタイルのバナーが用いられていることで、統一感が生まれ、ページにまとまりが感じられるようになっています。
ここで、Canvaを日本でご利用いただいている方たちが最も使っているTwitterヘッダーテンプレートのトップ10を紹介します。おしゃれなTwitterヘッダーからかわいいTwitterヘッダーまで、人気のテンプレートから自分オリジナルのTwitterヘッダーを作ることができます。お気に入りのテンプレートがありましたら、クリックすればすぐにCanvaで自分だけのおしゃれなTwitterヘッダーがデザインできます。
果てしなく続く地平線と青空のコントラストが爽快なTwitterヘッダーです。
黄色と黒で見た人の印象に残るミニマルなTwitterヘッダーです。イラストやテキストを変えたり色を変えたりするだけでオリジナルのTwitterヘッダーが作成できるテンプレートです。
写真背景で会社ロゴと会社情報をうまく活用したTwitterヘッダーです。写真やロゴを変えればオリジナルTwitterヘッダーの完成です!
グラデーション背景とシンプルなテキストメッセージで洗練された印象を残すTwitterヘッダーです。
優しい雰囲気の青背景とかすれた感じのフォントを使ってどこか浮遊感を感じさせるTwitterヘッダーです。
全体的に黒い印象を持った写真を背景に使って白い枠線に注目がいくようにデザインされたTwitterヘッダーです。枠線の中にメッセージやテキストを載せれば見た人の印象に残すことができます。
山の背景写真と手書きメッセージを組み合わせて冒険心をくすぐってくれるTwitterヘッダーです。
パステル調のオレンジ背景とキラキラマーク、筆記体フォントでかわいくポップにデザインできるTwitterヘッダーテンプレートです。
白背景とオレンジ色のキャッチーな模様、濃い色のテキストでまとめられたシンプルなTwitterヘッダーです。
定番の桜の写真背景を使ったTwitterヘッダーです。Canvaには無料写真素材も豊富に用意されているので、テンプレートからデザインをはじめて写真を自分好みのものに変えるだけで素敵なTwitterヘッダーがすぐに作成できます。
あなたのブランドを知らない、あるいはあなたがなにをしているのかを知らない人もいるでしょう。そういった場合、バナーを使ってそれを示すのも良い選択です。若者のメンタルヘルスを扱うHeadspaceは、バナーに主に取り扱っている内容を示すことで興味を引くことに成功しています。それぞれ異なる、別々の悩みを持つ若者に、それを言葉にしてもらうよう諭しているのです。
何かが繰り返されている様子というのは見ていて楽しく、そして理解しやすいものでもあります。特定の色やビジュアルが繰り返されているのを見ていると興味が沸いてくるもので、そうした興味は時間経過により更に深まっていくこともあるのです。Steve Simpsonは花と骸骨のパターンを限定的な色でパターン化しており、その骸骨と色のパターンはプロフィール画像にも応用されています。
色使いを限定してみると、レトロでユニークな風味が生まれます。ちょっとしたテクスチャを加えれば、それだけで特別なバナーになるのです。Computer Artsのバナーを見てみると、3色という限られた色が用いられていますが、『足りない』という感覚は全くしないでしょう。3色を『繰り返し使っている』という印象を与えないように活用し、テクスチャも駆使することで、全体としてまとまりのあるバナーが実現しているのです。
シンプルであることがバナーの活用において良い選択となる場合もあります。要素をできるだけクリーンかつシンプルに保つことで、見ている人にもその内容が伝わりやすくなり、同時にプロらしさやある種の『シック』な感じを印象づけることもできるのです。Maurizio Marinelliはそのバナーの中でネガティブスペースを活用していて、全体を単色でほとんど覆いながら、Mの文字を思わせる一部分だけを残すことで、個性的なバナーとなっています。
どんなことであっても、言いたいことがあるのであればそれをバナーで表現するというのも良いでしょう。例えば何かについてある立場を取っているということであれば、あなたにはそういったバックボーンがあるということが示されることにもなります。Austin Kleonの主張は特に重要なものということはありませんが、『好きなもの』と『嫌いなもの』をはっきりと分けるというスタンスがそのバナーから見てとれます。また、手書きのように見えるフォントが使われていることから、そこにはちょっとした人間味のようなものも感じられるでしょう。
図形を使ってバナーを分割するというのも面白いアイデアです。それぞれの図形を小さな窓のように考えて、ちょっとした情報をそこに追加するのも良いでしょう。例えばCommunication Artsは三角形を使ってバナーを区切り、そのうちのいくつかは黒に別の色のテキストを持ち、また別の三角形には、色味が加えられた、雑誌で特集された仕事の画像を埋め込まれています。
線を使ってエリアを区切ったり、奥行きを表現したりするのも良いでしょう。Here Niklas Lundbergは線を使って配置を区切り、同時に画像がこちら側に近づいてくるような錯覚を生み出す手法をバナーに応用しています。
バナーを使ってストーリーを語ることもできます。Erwin Khoは、自身が作成した未来の環境のストーリーをそこに表現することで、ビジュアル的に彼自身が伝えたいメッセージを顕現させています。特に意味を持たない作品をただ載せるのではなく、何らかの解釈が可能であるような『シーン』を掲載する方が、より面白いバナーになるのです。
あなたが今現在何をしているのかということを誇り高く示しながら、そのプロジェクトが終わったら次のプロジェクトについてバナーにするといったように、定期的にアップデートするのも良いでしょう。イラストスタジオであるAm I Collectiveはこれを実践していて、大きなプロジェクトが完了する度にバナーを更新しています。
あなたの仕事内容の中にある種のプロセスが含まれている場合、それを見せるのも良いでしょう。あなたの仕事内容を見せることで、あなたが何者であるかをより深く見てもらうことができ、そして全体を通じてのあなたのスキルも確認してもらうことができるからです。Eunike Nugrohoは、その仕事のスタートから終了までのプロセスをバナーで表現しており、そこからは彼女の仕事のスタイルをも感じることができます。
自社ブランドをより人間味のあるものにしたいということであれば、繋がりのある個人をバナーで紹介するという手もあります。例えばDesignboomは、雑誌で特集された人々や従業員にboomのピンを持ってもらい、それを紹介することで、彼らがブランドをサポートしてくれていることを示しています。
グラフィックと写真を分けるために陰を使うことで、レイヤー効果を実現することができ、これにより写真に奥行きが生まれます。例えば1st Web Designerは、色つきの半透明のレイヤーを写真の上にかけることで、写真とグラフィックを分断することに成功しています。またここでは、写真に中立的な色を被せることで、明るいグラフィックがより一層引き立って見える効果もあります。
ブランドにぴったりで落ち着く、そんなちょっとしたスペースをバナーに持たせてみましょう。これによりページ全体が、より人間味のある印象になるのです。空間を調節する上では、Lindsey Rielが参考になるでしょう。クリーンかつシンプルで、まとまった印象ながら、堅苦しさは感じられません。
もしもあなたのスタイルが独特なものであれば、それをバナーで表現するのもオススメです。Dominic Wilcoxのバナーを見てみると、そのユニークなイラストのスタイルが、出版された本と共に表示されています。これによりブランドとしての信頼度を高めながら、より優れたスペシャリストであるようにアピールできるのです。
ちょっとしたテクスチャをグラフィックや写真に追加することで、平凡で平面なデザインから一新することができます。Dana Foxはそのバナーの中でテクスチャを駆使することで、より個性的かつオーガニックで、自然な印象をプラスしています。
オンラインを通じたブランドとのやりとりが淡白に感じられてしまうことは珍しくありません。そんなとき、バナーを用いて人間味を感じさせることにより、よりブランドとのやり取りを楽しんでもらうのは価値があることです。Knotchは従業員をバナーに表示しており、様々な人たちが集まってその会社が成り立っているのだということを感じさせてくれます。
色やデザイン、パターンなどを選ぶときには、何らかのテーマを持たせることで統一感を与えることができます。その好例である、オンラインポートフォリオのウェブサイトであるBehanceは、イメージカラーとして青を選ぶことで、ブランディングを成功させています。また、背景で仕事をする人のパターンを持たせ、テーマにプラスアルファを行っているのです。
バナーの背景にテクスチャを用いることで、より洗練された作品へと至るためのプラスアルファを加えることができます。AIGAは特別な授賞式の広告を行う際、輝く星の効果を背景にプラスすることで、エレガンスを更にプラスしています。テクスチャによって様々な印象を与えることができるので、ブランドが目指しているものに応じて使い分けることが大切になります。
タイポグラフィを使ってバナーで何ができるかを考えてみましょう。異なるサイズのテキスト組み合わせや色を試し、他にはないユニークなデザインを作り出しましょう。この一例として、HOW Designは拡大したフォントと小さめのフォントを組み合わせて用いて、バナー全体のデザインに昇華しています。そのブランド名であるHOWは最も重要な情報であり、これを適切に配置することで、そのデザインの意図を分かりやすくしています。
伝えたいメッセージを、バナーを使って伝えることもできます。その伝えたいメッセージが変わればバナーも変えることができるので、常に新しい情報を伝えることができる点もメリットです。Taco BellはそのTwitterのバナーを用いて新しいアプリをプロモーションし、関連するハッシュタグも盛り込むことで、まさに一石二鳥の効果を得ています。
デザイン要素とグラフィックを写真と組み合わせることにより、新たな深みが生まれます。UPSはそのロゴを表した枠の中に従業員を入れることにより、従業員たちがブランドにより護られていること、問題に一丸となって取り組むことを表しているのです。
あなたが生み出す作品にとって仕事環境が持つ影響力が強いということであれば、それをバナーにするのも良いでしょう。あなたのプライベートな空間を見ている人と共有することで、あなたの世界を垣間見る機会を与えることになり、あなたをより身近に感じてもらえるようになるのです。Jessica Walshは自身のオフィスをバナーとして掲載しており、このようにある人がどういった環境に身を置いているのかということから多くのことを伝えることもできると言えるでしょう。
意外性のある写真をバナーにするのも面白い選択で、例えばJosh Smithは白い風船をバナーにしています。Joshにとって白い風船は意味のあるものなのですが、多くの人は『これこそがアートだ』とその写真を見て感じることになるでしょう。
ぱっと見では分かりにくいメッセージをバナーにするという手もあります。ただ要素を配置するだけでは面白くないという場合、TimothyGoodmanのバナーが参考になるかもしれません。彼のバナーには引用句が用いられているのですが、単に左から右に読むような配置になっておらず、正しく読むには少し頭を捻る必要があります。このように文字を配置することによってそれ自体をひとつのデザインに昇華し、見る人の目を引くことに成功しているのです。
時には仕事場ではなく、あなた自身の個人的なライフスタイルを見せることで多くのことを伝えられる場合もあります。Michael Freimuthは彼が日常的に用いているものをまとめて掲載しており、それが、彼がどういう人間であるのかということをも知る機会となっているのです。
バナーの表示空間だけが表現の限界ではありません。その画像からはみ出すくらいに要素を盛り込むのもアリなのです。Maayan Pearlは花や植物を用いて自身のバナーを作成していますが、敢えてバナーからはみ出すように配置することで、よりナチュラルに見せ、その上で『作られた』という印象を与えないようにしています。
もしもあなたが他に無いような何かを専門にしているのであれば、それをバナーで表現してみましょう。例えばOwen Gildersleeveは切り紙を用いて素晴らしい作品を作り、それをバナーに用いています。バナーの中に専用のカッターを映り込ませることで、それがデジタルの作品でなく実際の切り紙作品であることを匂わせることに成功しています。
明るく目を引く色を使えば、それだけ関心を引くこともできます。例えばPrint Magazineは、そのバナーの中でポップで明るいカラーを用いることで目に留まるようなバナーを作成しています。それぞれの色と背景色である白とのバランスが絶妙で、シンプルな白黒のイラストが全体の要素を落ち着いた印象に仕上げています。
ものの見え方は人によって違うものですが、それならあなたの世界の見え方を他の人と共有するというのも良いアイデアであるはずです。例えばJake Freyは、自身が見たブルックリンの景色をバナーにしています。街中の植物と落ち着いた窓、それに反射する都会の喧噪を象徴しながら行き来する車。町の中にある異なるふたつの要素をひとつの写真に収めることで、美しいイメージを表しています。
作品数が多くそれを全て見せたいということであれば、それをそのまま実現してしまいましょう。作品のコラージュを作り、それがバナーのスペースに入るように調節するのです。例えばTom Mullerはエンターテイメント業界において多くの素晴らしい功績を残した人物であり、そうした様々な仕事についてコラージュを作成したものをバナーにしています。これはある種のポートフォリオの役目も果たすので、あなたへの仕事の問い合わせも増えるかもしれません。
誰でもどこかに他とは違うというところがあり、Twitterという空間はそれを表現するのにぴったりの場所です。仕事や趣味、ファッションにしろ、とにかく他と違うところを見せましょう。Esymaiのバナーには、『お団子』ヘアーになっている彼女の頭が表示されていますが、それは彼女のロゴでもあるのです。このように、見た目などに特徴があるという場合、それをバナーにするという手もあります。
アイコンをバナーに用いることで、面白い効果を得ることもできます。この場合のアイコンというのは、自身が好きな何かであっても良いですし、あるいは適当なものでも構いません。例えばLotta Nieminenは、自然やアウトドアを連想させるアイコンを使っています。こうしたバナーを見た人は、彼女がアクティブでアウトドア派なのだろうと感じることもできるのです。
時にシンプルであることが最適解であるということもあります。Bobby Solomonのバナーは特にシンプルで、一見するとただの白い背景なのですが、よくよく見てみるとレンガ壁であることが分かるようになっています。このちょっとした画像が、プロフィール画像の明るいイエローと対称的で最高です。
画像におけるコントラストは遊び甲斐のある要素です。白と黒のようにコントラストを高めれば、シンプルなイラストも迫力のあるものになったりします。Melvin Leidelmeijerはコントラストを高めることで、手書きのバナーをよりセクシーな印象に仕上げています。
作品や画像の一部を切ってしまうというのは、時に英断になります。一部だけを見せることで、全体を見たいと思わせる効果が生まれるからです。Jill De Haanは自身の手書きのイラストの一部をバナーにしていて、何となくどういう作品なのか分かるものの、折角なので全体を見たいと思わせることに成功しています。それを見るためには彼女のホームページを訪れたり、あるいは彼女が全体画像を投稿していないかフィードを遡ったりする必要があるわけです。
ブランドとして複数の顔を持っている場合は、全てを一度に表現しましょう。Here Lauren Homは、彼女のハンドレタリングの技術と、デザインおよびイラストレーションを組み合わせることで、自分に何ができるかということを表現しています。その結果として彼女がとても才能のある人物であるような印象を与えることにも成功しているのです。あなたの才能を披露することに臆してはいけません。ただし、謙虚さも忘れずに。
時として、これまでのキャリアの全てをひとつに詰め込もうとすると全体として『うるさい』ように感じてしまう場合もあります。そういった場合には、自制して自身の作品の中でも特に優れたものだけを厳選しましょう。例えばBrooke Shadenは、自身の作品をほんの数点しか掲載していません。コラージュ的にも見えますが全体のトーンが抑えられていて、それぞれの写真自体がパワフルだからこそ、『やり過ぎない』ことが功を奏している例であると言えるでしょう。
時にはバナーのためにDIYをするのも良いでしょう。花を並べて写真を撮ったりするだけでも充分ですが、Holly Boothがしたように、鉄板に自身のイニシャルを入れるというようなやり方も面白いはずです。こういったものを作ると、制作過程がイメージされるのもポイントで、重要なのはあなたの作品に関連したものを作ることであると言えるでしょう。
何をしているかということを表現する代わりに、何が好きかということを表現するためにバナーを使うこともできます。例えば特定の犬がとても好きであるとか、山登りが趣味であるとか、料理が得意であるといったことなど、あなたが情熱を燃やしている対象をバナーにするのです。Rick Nunnのバナーには高画質のコーヒー画像が用いられていて、Rickがコーヒーと写真を愛しているのであろうことが伝わってきます。
「色ははみ出さないように塗りなさい」と、私たちは子どもの頃から言われてきました。しかし今の私たちは大人で、もっと自由に色を塗って良いはずです。例えばHappy Cogは線からはみ出すようにして色を塗ることで、それぞれのイメージに『ちょっとずれた』ような、面白い効果を加えています。
もしも名誉ある賞の受賞歴などがあるなら、それを知ってもらうためにバナーという場を使いましょう。そういった賞によって、あなたが何をしているのかということも伝わりますし、あなたがビジネスに精通している人間であることも分かるからです。例えばUnit 9は、一般の人々の投票により、”Site of the year”を受賞し、これをバナーに取り入れています。仮にあなたがUnit 9のことを全く知らなかったとしても、このバナーを見るだけでUnit 9が相当の実力を持つ存在であることは明らかでしょう。
Twitterのバナーで笑わせることに挑戦してみましょう。ちょっとした機転やユーモアの効いた画像をバナーにすることで、それを見た人の一日がちょっとだけ楽しいものになるかもしれません。あるいは、それをシェアしてくれる可能性もあるでしょう。この好例と考えられるのがPartnersのバナーで、明らかに”事件現場”を模倣したそのバナーからは、『アイデアを求めない者は死んでしまう』というユーモア溢れるメッセージが感じられます。
AKQAのTwitterバナーは非常にシンプルながら、優れたバナーであると言えるでしょう。立体的にAKQAを見せることでバナーに注意を引き、シンプルで白一色の背景と文字の中に奥行きを与えることに成功しています。
バナーの中に動きを取り入れることができれば、見た目がもっと魅力的なバナーとなります。これは、それがどういった画像なのかを目で追おうとしてしまうからです。North Kingdomはそのバナーの中に、色と形の変移によって動きを表現しています。広がるように流れ、そしてより濃い色のところへと混ざり合っていく。そのようなダイナミックな見た目が実現しているのです。
それがシリーズであれ、新製品であれ、あるいは週間記事であれ、何かフィーチャーしたいものがあるなら、それをページに表示すると良いでしょう。例えばYouTubeは、Dear Meシリーズをフィーチャーしていた時期がありました。
この使い方のポイントは、内容を常にアップデートすることです。画像のアップデートが多ければ多いほど、人々はそれを確認しにやってきてくれるでしょう。
ブランドにとって最も良いと思えるような形でストーリーを語るというのも、バナーが果たせる役割のうちのひとつです。Arnetのバナーを見てみると、その画像を見るだけでArnetがどういった存在なのかをおよそ理解することができます。そこには世界と様々なタイプのアートが表示されていて、それはまさにArnetが企業として取り組んでいることそのものなのです。
ブランドをビジュアル的に何かで表すことができるという場合、それをバナーにしましょう。デジタルデザインを扱うHere Digital Mosaicは、モザイクスタイルのフォーマットでどういったことをしているのかということをバナーにまとめ上げています。ただ会社の仕事内容を伝えるだけでなく、センスのある見せ方によってまた違う印象を与えることにも成功しています。
さて、ここまでTwitterの様々なバナーを見てきましたが、インスピレーションを刺激するようなものはあったでしょうか。ご自身でバナーを作るなら、その大きさは1500px x 500px以内に収めることを忘れずに。そうすれば、一度のアップロードで完璧なバナーを手にすることができるでしょう。ここで紹介されていたヒントを活用して素晴らしいバナーを作れば、いつかあなたのバナーがこんな風に紹介されるときが来る――かもしれませんよ。
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