2019年6つのトレンドカラー

6 trending colors to use in 2019_featured image 2

私たちの気持ち、購入する商品など、あらゆるものに色というものは使われています。だからこそ毎年、新たなカラートレンドが生まれることとなるのです。こうしたトレンドを予め熟知しておくことで、何かをデザインするときに先手を打つこともできるようになるでしょう。以下では、2019年のカラートレンドを確認していきましょう。

ファッションのトレンドと同じように、デザインにも"その年のトレンド"があります。時代を超えて愛されるデザインの基本的な原理というようなものは確かに存在しますが、トレンドとなっているカラーをデザインで活用することができれば、それだけコンテンポラリーな印象にもなるのです。

今年のトレンドカラーの共通点は、ボールドで明るいことです。昨年のカラーは薄めの色がメインでしたから、今年はもっと濃く、かつ未来的デザインに用いられるようなビビッドカラーが好まれるようになるでしょう。

01. コーラル

Pantoneは、毎年その年のカラーを発表し、多くのデザインに影響を与えています。そして今年の発表はリビングコーラル。昨年と同様、今年はこの色が広く用いられることになるでしょう。

その色は、ピンクよりも主張が強く、しかし赤よりも柔らかい印象です。

Pantone Color of the Year 2019

Pantone's homepage

私たちの暮らしはますます忙しく加速しつつあります。そうした中では安らぎも重要になってくるでしょう。Pantone Color InstituteのLeatrice Eisemanは、Forbesに対し、次のように語っています。

「色とは、私たちが自然とデジタルの現実を経験するとき、それを等しくしてくれるレンズのようなものです。リビングコーラルという色が持つ役割も、これに当てはまるものです。消費者は、人間との繋がりや社会的な繋がりを求めて止みません。したがって、Pantoneのリビングコーラルから感じられるような人間的、あるいは感情を感じられるような感覚が、その琴線に触れるのです」

iPhone XR’s coral variant

Source: Quartz

例えばAppleのような大手企業は、既にこのコーラルカラーを商品開発に取り入れています。あなたもコーラルカラーを取り入れることで、大ヒット商品を生み出すことができるかもしれません。

コーラルカラーと組み合わせるなら、もう少し明るい色合いのネイビーブルーやグレーなどが良いでしょう。Color Wikiを確認すれば、その年の色と最適の組み合わせの色を見つけることもできるでしょう。

02. ビビッドカラー

「今の時代、第一印象はほんの一瞬で決まる。色を使うことで、ユーザーの注意を引いたり、メッセージを適切に伝えたりすることもできるのだ。今年は、ビビッドで明るい色を使って注目を集めるのがトレンドだ」とCMDS社は言っています。

Design by Mohamed Samir

Design by Mohamed Samir

薄い色を使って冒険せずにデザインを作るという時代は終わりました。2019年は、もっとビビッドで明るい色が覇権を握ることになるのです。

例えばAppleは、今年の始めに新しいiPad Proを発表しました。しかしそれまでのイベントと異なり、そのロゴは様々なアレンジがなされたものとなっていたのです。

Apple Custom Logos

Source: The Verge

こうしたデザインで用いられていた色の中には、エレクトリック・イエローやブルー、レッドといった、今年のトレンドになるであろう色がたくさん盛り込まれています。

また、Spotifyもこうしたトレンドに敏感です。例えば、2017年には以下のようなデザインを採用していました。

Spotify design trend

App design by Spotify

しかし現在では、そのマーケティングキャンペーンにおいて次のようなビビッドな色使いのデザインが用いられています。

February Newsletter Spotify

こういったビビッドな色使いをすると、未来的なデザインになるだけでなく、オーディエンスに対してあなたのブランドがモダンでフレッシュなものであると印象づけることもできるのです。

Funemployed preview

Funemployed’s site illustration combines both flat and vivid colors in their homepage illustration.

デザインのヒント:Carrie Cousins from Design Shackによれば、デザインにビビッドカラーを用いることは良い選択ながら、バックグラウンドとそれ以外の要素のコントラストを強調し、それぞれの要素の視認性を高めることが重要だとされています。

03. ピンク

2019年は、とにかく注目を浴び、感情を誘発できるような色が主役になります。そういった中でピンクは、「この10年で最もありふれて、最も多様な使い方ができる色である」とMMila Jones Cannが述べている色です。

2016年、PantoneはRose QuartzとSerenityをその年の色として発表し、それ以来、ピンク色は世界を席巻し続けているのです。

Pantone Colors of the Year 2016

Pantone’s Colors of the Year 2016

従来のジェンダー的イメージを乗り越えて、ピンク色はデザインの世界において非常に使い勝手の良い色となりつつあります。マーケティングの世界からiPhoneの世界まで、その有用さは多岐にわたって確認することができるでしょう。

iPhone 6s vs iPhone 6s Plus

Apple iPhone 6S

Millennial pinkと呼ばれる色は未だにトレンドとなっていますが、ピンク色系統は2019年に更に進化していくことが予想されます。例えばより明るい色やピンク系統の色で3Dデザインを見ることが増えていくでしょう。

Design by Vasjen Katro

Design by Vasjen Katro

04. ライムグリーン

今年の初め、Shutterstockは2019年のカラートレンドを発表しました。その発表の中では、UFO Green、Plastic Pink、Proton Purpleが一般に用いられる色とされています。そしてサイト上の何十億もの画像サーチから得られたデータとその分析に基づいて、Shutterstockはライムグリーンが現在最も一般的に米国で検索されている色であると結論しています。

Shutterstock

The three fastest-growing colors of 2019 according to Shutterstock.

ライムグリーンで連想されるのは自然、自信、エネルギッシュさです。また色心理学の専門家によれば、活性、フレッシュさ、クリエイティビティといった感覚も想起させる色だと言われています。

05. アーストーン

ソーシャルメディアというものが広く用いられるようになったことで、デザイナーの中にはより自然に近い色をデザインに取り込むことを考える人も多くなりました。

カラーマーケッターであるSue Waddenは、Forbesに対し、「アーストーン(自然を感じさせる色)が、現在のトップトレンドになっている」と話しています。例えばリーフグリーンやオーシャンブルーといったような色が、今後はますます用いられるようになっていくだろうと言われているのです。

Design by Nina Bell

Design by Nina Bell

自然とデジタルの世界に架け橋を作りたいなら、そういった色合いを組み合わせて使うことがきっと解決策のひとつになるでしょう。

06. ゴールド

ゴールドと言えば、ラグジュアリー、成功、達成などのイメージを与えることのできる色です。また、ロイヤル、富、上流階級感などにもイメージが近いと言えるでしょう。

従来からゴールドという色はデザインにおいても広く用いられている色でしたが、印刷技術やスクリーンの発色技術の向上により、今こそゴールドの本当の輝きを感じられるときであると言えるのです。

ゴールドをデザインに取り入れると、贅沢さや潤沢さというようなイメージを付与することができ、そしてもちろんその輝きによって見る人の目を引くこともできます。また、オレンジやグリーン、ブラウン、リビングコーラルといった自然をイメージさせる色と一緒に使うと、また違った効果が生まれるでしょう。

Gold Foiled Business Cards

Design by Cait Goodman

2019年のカラートレンドに乗る上では、こういったメタリックカラーを使うことでデザインの個性を強め、これから来る時代に一歩先に乗り込むことができるでしょう。

Cocoa Colony Packaging Design

Design by Bravo

デザイン作成の切り札