ノンデザイナーでもクールな画像を作れる! Canvaで魅せるデザイン8のTips集

ノンデザイナーでもクールな画像を作れる!Canvaで魅せるデザイン8のTips集

「学ぶ」という言葉の由来は「まねぶ」、つまり「真似をして師の技術を盗む」ことに由来しているといいます。デザインのレイアウトを学ぶ際にも、身近にある素材を参考にすれば、オシャレなデザインに近づけることができるでしょう。

この記事では、様々なデザイン手法を通して、ハイセンスな画像を作る技術を学んでいきましょう。

1. 切り抜き画像を活用する

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切り抜き画像、とりわけ人物や道具の写真を切り抜いて配置するのは、雑誌などのグラフィックデザインでよく使われる手法です。ホームページのレイアウトの場合は、オブジェクトを自由に配置するには特別なコードを書かなければなりませんが、Canvaであれば切り抜き画像を自由に配置することが可能です。

Canvaで切り抜き画像を使用するには、背景を切り抜いた透過PNG画像を用意する必要があります。透過PNG画像はPhotoshopのような画像編集ソフトを持っていなくても、GIMPのようなフリーソフトウェア、あるいはお手持ちのiPhoneやAndroidの画像編集ソフトなどで簡単に作ることができます。

写真素材をそのまま使うと四角い縁のシルエットが目立ってしまうので、注目させたい画像はぜひ透過PNG画像で配置してみましょう。上の写真のように全身の人物写真を切り抜くと、体の動きによって躍動感が感じられます。一方で、人物の上半身だけを切り抜くと、落ち着いた印象を与えることができます。

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飲食店の掲示物であれば、飲みものや食べものの写真をそのまま使うのではなく、切り抜いて配置すると、大きなインパクトのあるフライヤーができます。Canvaにはオシャレでクールなフォントもたくさん用意されているので、雰囲気に合わせて切り抜き写真とフォントの配置や大きさを変えてみましょう。

2. ヒエラルキーを意識する

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ヒエラルキーとは「階層」を意味するデザイン用語で、重要な情報やオブジェクトは大きく目立たせて、そうでないものは小さくするというルールを言います。重要なものほど大きく、というのは当たり前に聞こえますが、デザイン初心者ほど気をつけなければなりません。

ありがたいことに、Canvaで用意されているテンプレートのほとんどがヒエラルキーを意識した構成になっています。テンプレートを使用する場合は、そのデザインに内容を流し込めば、見栄えの良いデザインがすぐにできます。ただし、白紙からゼロベースで作成する場合や、テンプレートを編集して大幅にオブジェクトの配置を変えたりする場合には、ヒエラルキーのルールがしっかり適用されているか確認したほうがよいでしょう。

ところで、デザインの世界では、一番大きいものと一番小さいものの比率を「ジャンプ率」と呼びます。一般的に、ジャンプ率が高ければ躍動感があり、小さいと落ち着いたデザインになります。販促ツールではたくさんの中からキャッチコピーを目立たせることが多いのでジャンプ率が高くなる傾向にありますが、行き過ぎてしまうと野暮ったい印象になってしまうので、バランスに気をつけた配置を心がけましょう。

3. フォントの種類を絞る

Canvaにはたくさんのフォントが用意されていますが、フォントの数を3つまでに絞るようにしましょう。あまりにもたくさんのフォントが使われていると、ごちゃごちゃして統一感がなくなってしまうからです。

フォントの種類を大別すると、「セリフ」「サンセリフ」「カリグラフィー」の3種類となります。

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「セリフ」とは、文字の先端に「ハネ」があるフォントのことで、新聞や正式な文書などで使われます。やや古風な感じを演出することもできるので、モダンさを打ち消したいときにはセリフ書体をタイトルなどに使って大きく見せるといいでしょう。

一方で「サンセリフ」は、セリフの「ない」フォントのことを言います。ハネがなく、縁が角ばっているのが特徴です。サンセリフ書体を使うと、現代風でスタイリッシュな雰囲気になります。また、縁の角ばりを丸くした「丸ゴシック」書体を使うと、柔らかさを表現することができます。サンセリフ書体は癖がなく使い勝手もよいことから、他のフォントと組み合わせて使われることも多いです。

「カリグラフィー」は、筆記体に代表される装飾文字を指します。Canvaでもカリグラフィーはたくさん用意されていますが、かなり癖が強いので、見出しなどのインパクトのある部分にだけ使って、あとはサンセリフで代用するようにしましょう。

フォントの数を絞り、メイン・サブで使うフォントを使い分ける。これだけで、インパクトのあるデザインが完成するでしょう。

4. 写真を大きく配置する

Canvaではさまざまな美しい写真素材を無料から利用することができ、また写真素材をふんだんに使用したテンプレートはどこかスタイリッシュでクールに見えます。

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Canvaにはイラストがメインのテンプレートと写真を大きく取り入れたテンプレートがあります。前者はポップな雰囲気になりがちなのに対し、後者はよりスマートでモダンな印象を与えてくれます。写真はイラストと比べても躍動感がありいきいきとしたイメージになりやすいので、より感情を大きく揺さぶるデザインにしたい場合には写真をふんだんにとりいれてみるとよいでしょう。

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写真を使う場合、せっかくなら大胆に大きく配置してみましょう。小さければその分落ち着いて感じられますが、ファーストインパクトを押し出したい場合には、写真が大きく配置されていたほうが目に焼き付けられるでしょう。

5. 視線の動線にオブジェクトを配置する

文字の大きさや色だけでなく、どこに何を配置するかというのも非常に重要なデザインの要素となります。

一般的に、Web媒体や横書きの雑誌の場合は「F字」や「Z字」、縦書きの場合は「N字」状に視線が動くと言われています。細かい文字を配置する場合はこうした導線上に文字を置くのが良いでしょう。

一方、Canvaを使ってデザインする場合には、バナーやSNS拡散用のスライス画像など、携帯電話の画面に収まるほどのコンパクトな画像を作成する場合も多いと思います。こうした画像の中には、上部中央から直線的に下に向かって視線が移るようなデザインになっているものも多くあります。

視線を意識せず、好きなオブジェクトを乱雑に配置すると、次のようなデザインになってしまいます。視線をどこに動かせばいいか分からず、疲れてしまうのではないでしょうか。

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このように、視線がどのように動くかを意識してオブジェクトを配置するのは極めて重要です。見る人にどのように視線を動かして欲しいかを意識し、デザインでしっかりと誘導してあげましょう。

6. 色のトーンを統一する

見栄えをさらに良くしたいのであれば、配色にも気を使ってみましょう。色を分類するには、いくつかのバリエーションがありますが、ここでは2つのものを紹介します。

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赤や橙、黄色などの暖かさを感じさせる色を「暖色」、青や紫などの冷たさを感じさせる色を「寒色」と呼びます。飲食店のフライヤーや商品広告などには暖色が好まれやすく、一方で金融機関や学術機関などは寒色を好んで使う傾向にあります。

また、明度や彩度が同じ色相のグループを「トーン」と呼びます。ビビッドな色は鮮やかで活動的なイメージになりますが、パステルカラーは柔らかい女性的なイメージとなります。

配色を短期間でマスターするのは至難の技ですが、デザイン初心者であれば、できるだけ似た配色、同一トーンでデザインすることをまず心がけてみましょう。ただし、色の数が多いと色の組み合わせが難しくなってしまう場合があります。そんなときこそ、色数を減らしてバランスを保つようにしましょう。

7. グレースケールを活用する

白や黒などの無彩色や、その中間にある灰色はグレースケールと言いますが、配色に困ったらグレースケールを利用するといいでしょう。

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グレースケールを使うと、他の色が目立つというメリットがあります。たとえば、黄色を全面に敷いた背景だと、黄色が目立ちすぎてまぶしく見えてしまうことがあります。しかし、グレースケールの背景に黄色を部分的に利用することで、黄色の元気で明るいイメージを継承しながら、全体としてまとまった印象になります。

ただし、グレースケールには味気なさもあるので、黄色本来の持ち味を削いでしまうというデメリットもあります。単色で使うときとグレースケールと併せて使うときの全体的な印象を比べてみて、しっくりくる方を選ぶとよいでしょう。

8. グリッドで遊ぶ

写真素材がたくさん用意されている場合には、切り抜きの他にグリッド状に並べて配置するという方法もあります。グリッドレイアウトは、Webデザインでもしばしば用いられている代表的な手法です。

グリッドとはもともと「方眼」のことで、マス目に沿ってオブジェクトを配置する手法をグリッドレイアウトといいます。Canvaでは、グリッドに関するさまざまなテンプレートが用意されているので、簡単にグリッドレイアウトを作成することができます。

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Canvaでグリッドレイアウトを利用するには、左側の「素材」タブでグリッドを選択します。さまざまなグリッドのテンプレートが登場するので、気に入ったものをクリックしましょう。

続いて、「素材」タブで直接写真を検索するか、「アップロード」タブで写真をCanvaにアップロードし、写真をグリッドのプレイスホルダーにドラッグ&ドロップします。すると、グリッドの枠内に写真が自動的にリサイズされます。写真をダブルクリックすると写真のトリミング位置を調整することができます。

フォトブックやグリーティングカードなどで何枚かの写真を挿入したい時には、単に並べるだけではなく、リズムをつけて並べるグリッドレイアウトが役立ちます。Canvaではたったの数分で美しいレイアウトが完成するので、ぜひ試してみてください。

まとめ

今回ご紹介した8つのコツを押さえるだけで、誰でも簡単にCanvaでオシャレなデザインの画像や印刷物を作成することができます。切り抜き画像を作成するような一手間加えたものから、オブジェクトの配置などすぐに活用できるものまで揃っているので、使えそうなものから実践してみてはいかがでしょうか。