旅先で使いたい!フォトジェニックな猫写真の撮り方

How to take a photogenic cat photo

知らない街を旅していて、時々出会う猫たち。まるで「小さな案内人」のような姿はとっても可愛く、カメラに収めたくなりますよね。だけど「今の仕草可愛い!」と思った瞬間、カメラを構えると逃げてしまったり…。そんな自由気ままな猫たちを上手に撮るコツを、猫&旅好きカメラマンがご紹介します。

まずは猫探し!猫が好きな場所はどこ?

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まずは被写体である猫ちゃんに、より多く出会うことが大切!猫が好きな場所はどこでしょう?これを知っているのと知らないのでは、出会える猫の多さが違います。

とにかく目線は低く!猫目線で歩くこと

普段のように人目線で歩いていると、出会える猫にも出会えません。猫の身長を考えて、目線を低くして探しましょう。「猫スポットに行ったけど猫があまりいなかった」という人は、これができてない人が多いです。車の下、椅子の下にもいるかも!

猫が好きな場所を探そう

猫の習性で好きな場所は「狭い場所」「高い場所」「あたたかい場所」です。屋根の上、ブロック塀の上、木の上、日なた、下水溝、茂みの中、空調機の下、建物の物陰、路地裏の細い道、電柱の裏、箱の中、椅子の上や下、車の下など。基本的には隠れられて、あたたかい場所が落ち着くようです。このあたりを一通り探せば、猫に出会える確率は格段にアップします。

猫スポットに行く

猫が集まる場所というのは、猫にとって居心地が良く、生活しやすい場所。例えば漁港などは、余った魚などにありつけるので猫が多く集まっています。市場や商店街なども同じ。私は、地図を見て「市場」の文字を見つけると「わぁ、猫にたくさん出会えそう!」とテンションがあがります(笑)

近づいても逃げられない秘訣

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撮りたい猫を見つけたからといって、急に近づくのはNG。猫は警戒心が強いので、びっくりして逃げられてしまいます。まずは望遠でシャッターを切りましょう。そして、あえて猫のことは見ずにゆっくり静かに近づきます。絶対に目を合わせない!これが大事です。目が合うと警戒されてしまうので、猫のことは気にしてない風に近づきましょう。

近づけたらしゃがみ、カメラを構えます。設定が出来たら、ここで初めて猫を見て!動作は全てゆっくりと。見下ろすのも警戒される原因なので、目線は同じ高さに。これをスムーズにできると逃げられることも少なくなりますよ。急に追いかけてきたり、直視されたり、上から見下ろされたら、人間でも怖くて逃げますよね(笑)

目線がほしい時は…

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ゆっくりを気配を消して近づいて、猫の自然の姿が撮れたら今度は目線が欲しい!そんな時は唇を震わせ、「プルルルルッ」と鳴らします。この音は、猫や他の動物、人間の赤ちゃんにも有効で、「人間の声」として認識されないので、怖がらせずにこちらを向かせることができます。すごく簡単なので是非やってみてくださいね。

逆光でふんわり&F値や背景を気にして写真をランクアップ

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猫がより可愛く見えるのが、逆光を使った撮り方!逆光で撮ることによって、毛のフワフワ感が出て猫のシルエットに立体感が出ます。F値を小さくして(開放)、プラス補正で明るめに撮りましょう。カメラマンが動くことで順光でも逆光でも撮影ができるので、猫の背景も見ながら「ここは逆からのほうが猫が引き立つな」など、考えながら撮影するとより素敵な写真が撮れます。

旅感のあるフォトジェニックな猫写真

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猫写真の場合、可愛い猫ちゃんについつい寄って撮りがちですが、そこは気持ちを抑えて引きで見渡してみましょう。周りの背景も気にして撮影すると、見ていてワクワクする旅感のある写真になります。

その場所ならではの物や背景と撮る

旅先での猫写真は、現地の雰囲気が伝わる写真だとよりフォトジェニック。お土産屋さんの軒先や椅子の上でくつろぐ猫なども、あえて近くの雑貨や現地の文字を入れて撮ると一気に旅感がある写真に!また、猫を入れて引き写真で撮ると、景色のスケール感が伝わって猫が旅人のように見えます。

人との写真も猫を主役に

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現地の人との写真も、旅感が一気に出るポイント。素敵な笑顔の人々と猫の写真も良いですが、今回は猫が主役!人の手や足などのパーツと猫、もしくはシルエットを使った写真も面白いですね。

光と影をうまく使う

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街を歩いていると、道の一部分だけ光が差している場所や木漏れ日などをよく見かけます。猫は日向ぼっこが大好きなので、周りが暗くて一部分がスポットライトのようになっている場所にいることもよくあります。コントラストが面白い写真が撮れるので、あまり明るくせずに影もいかして撮りましょう。また、屋根の下やトンネルの中など、暗い場所ではシルエット写真にするのもおすすめです。

猫が嫌がるNG行為

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時々、動物にストロボ(フラッシュ)を使って撮影しているのを見かけますが、これは絶対にNG。目の網膜に障害がおきる可能性があり大変危険です。また、車の通行量が多い場所などでカメラを向けるのも、驚いて道に飛び出してしまう可能性があるのでやめましょう。暗い道での撮影はISO感度をあげたり、シャッタースピードを遅くする、撮ったあとに編集ソフトで明るくするなどの工夫をしましょう。また、子猫がいる親猫はいつもより警戒心が高く、気が立っているのでそっとしておいてあげましょうね。

いかがでしたでしょうか?可愛い猫に出会ったからと言って突然カメラを向ける前に、今回のコツを少し思い出してカメラを向けてみてくださいね。猫がいる場所を考えながら歩いていると、新たな旅行先でも猫がいそうな場所がわかったり、背景や光の向きを考えて撮るだけで写真も一層素敵なものになります。

私も撮り始めた頃はたくさんの猫に逃げられてきました…(笑)。撮らせてくれる猫ちゃんの嫌がることはせず、「撮らせてもらっている」ということを忘れずに猫歩きを楽しみましょう。

写真&文:鈴木サラサ

instagram:@sarasa_7

twitter:@suzukisarasa

タップダンスやタレント活動、舞台など様々な表現活動を経て、突然インドにハマってカメラを片手に一人旅に出る。現在は沖縄でカメラマンをしながら、世界の神様と酔っぱらいに会いに行く旅をモットーにライターとしても活動中。