ロゴを作る前に知っておくべき有名企業のロゴで使われる「色」とその理由

ブランド カラー イメージ
Logo 作成 サムネイル

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有名なロゴを目にしたとき、その会社が何を消費者に提供しているのかがすぐに想像できるでしょう。例えば、Appleやマクドナルドのロゴマークを見ると、迷いなくその企業の商品またはブランドイメージが浮かびますよね?

ロゴは、ブランドの視覚的シンボルで、ブランドアイデンティティを可視化したものです。そのため、企業はデザイン要素を活用し、ロゴマークに企業理念などの隠れたメッセージを演出しています。デザインを通じて、ブランドの背景にある「ストーリー」を提供する事で、ブランドと消費者の間に共感が生れるのです。

ロゴマークのメッセージを上手く伝えるため、最も重要なデザイン要素は色彩

ロゴマークの色、または配色パターンによって、会社のブランドイメージは大きく左右されます。企業の規模が大きいほど、ロゴカラーがブランドアイデンティティに与える存在感と影響力が増すと言われています。例えば、スターバックスコーヒーの緑色のロゴマークに白いコップは、誰もが記憶している、ブランドを代表するシンボルになっています。スターバックスのロゴマークの緑色はブランドアイデンティティを象徴する一番重要な要素なのです。起業したばかりの会社や新規サービスがロゴデザインを考える場合、ターゲット層に好まれる色を考え、選択する傾向があります。

世の中で成功している大手企業は、常識の枠組みを超えた、印象的なロゴマークを持っています。この記事では、世界の有名企業がどのような色彩をロゴマークに取り入れているかを追求し、有名なロゴマークの共通点をまとめます。実際にロゴマークを作成するに当たって必要な「色」の知識も紹介します。

ロゴマークの目的は、一般消費者に商品やサービスを覚えてもらうことです。下記のカラーホィールには、見覚えのある大手ブランドのロゴマークが揃っています。配色に注目してみてください。

color wheel high res

有名企業が選ぶロゴカラー

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ロゴカラーとブランドアイデンティティの関連性

学術誌「The Journal of the Academy of Marketing Science」のローレン・ラブレックとジョージ・ミルンは「慎重に選ばれたブランド名のように、色はブランドのアイデンティティの中心となる役割をもち、一般消費者に認知していただくための大事な要素」と説明しています。つまり、色とブランドアイデンティティの関連性は非常に高いのです。

ラブレックとミルンの論文「市場での色の差別化」では、業界別に好まれる配色パターンが違うと説明されています。例えば、クレジットカード会社の75%以上とファストフードチェーンの20%相当がロゴマークに青を取り入れています。また、小売ブランドのロゴマークの60%以上が赤を使っていますが、アパレルブランドで赤を基調としたロゴマークは稀だと言われています。

日々圧倒的な量の広告を目にする一般消費者は、ロゴマークの配色によって、無意識にどの業界のブランドから、どのような商品が提供されているかを判断していると言われているのです。

Most Used Colors Japanese translation

業種別・ロゴカラーのトレンド

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フォーチュン500の企業のロゴマークから見える傾向

この記事の内容をリサーチするにあたって、全米上位500社のランキング、フォーチュン500の企業のロゴマークを研究しました。全米で総収入が最も高いこの500の大手企業の中で、青を基調としたロゴが最も多い事に気付かれましたか?

それは何故かというと、青は安全や安心を表現する色だからです。金融や保険業界にとっては人気の配色です。その一方、赤は挑戦を表現する大胆な選択です。赤いロゴマークは、食品や小売ブランドが使うことが最も多いと、下記で記載されているフォーチュン500のロゴ表で確認できます。

下記の表を見ると、全米500社の企業のロゴマークの色の配分が確認できます。成功している企業のロゴには青と赤が多いこと、紫が少ないこと、ピンク色のロゴマークがないことが分かります。

フォーチュン500

青を基調としたロゴが最も多いことが確認できます

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ロゴと色彩心理学

色彩心理学は、様々な色に対する人間の反応を指します。ロゴカラーを選定する上で、最も気にしなくてはならないのが色彩心理です。色は、人間の行動に影響を与えると色彩心理の提議者は言います。

ブランディングでは、消費者の行動に影響を与えるために色を使う本質的な意図があるのです。しかし、誰しもが同じ色に対して同じイメージを持っているとは言い切れません。赤に情熱やワクワク感を結びつける人がいれば、血のりを連想する人もいます。そのためブランドは、特定のターゲットに狙いを定めた上で、市場環境も把握する必要性があります。黒は市場環境によって安定性や信頼性、高級感を連想させる事もあれば、鋭さと無骨なイメージを消費者に与えてしまう場合があります。さらに、文化や性別、年齢などによって、色に対する概念が異なることもあります。つまり、色彩心理の答えは一つではないのです。

マクドナルドのロゴマークの配色は人々の注目を集めるため、明るい黄色とビビッドな赤を取り入れています。人口密度が高いフードコートや、遠いところから見つけやすいドライブスルーの看板でよく目にするマクドナルドのロゴは、人々に「明るい」と認知されている色を利用し、注目を集める効果を期待しています。

「ロゴマークの色を、色彩心理に沿ってしっかり選んだ」からといって、ブランドが必ずしも成功する訳ではありません。しかし、色彩心理学を全く考えずに、ターゲット層にとって「間違った色」を選んでしまうとブランドの認知度に悪影響を与えてしまいます。

ロゴマークの傾向

ロゴマークは市場の傾向に左右されます。そのため、大手企業でさえも5年に一度のペースでロゴデザインを更新します。更新する際は、必ずブランドアイデンティティと企業理念からズレないように、市場変動に沿って変更を行います。新規ビジネスのロゴマークを考える際には、市場変動とどのような形で向き合うか考えると良いでしょう。流行に乗った商品を提供するブランドであれば、ロゴマークのデザインを定期的にデザインを更新するべきですが、製品やサービスの提供が10年以上続くようであれば、タイムレスなデザインが良いでしょう。

色で連想されるもの・色の持つ意味合い

ラブレックとミルンの研究結果から抽出された下記のガイドを参照し、色と連想されるものを確認しましょう。

色 連想する もの・こと

色と連想されるもの

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ロゴ作成で必要な3のステップ

01. 市場調査

自身のブランド理念やターゲット層をしっかり把握し、競合解析を行うと良いでしょう。あなたのブランド戦略は、市場状況によって大胆な挑戦を進めて行くか、市場傾向に乗り拡大を徐々に図るかで選択肢が分かれます。そのため、競合を含む市場をしっかり調査した上で、ブランドイメージをどのような形で発信するべきかを考えると良いでしょう。

スクリーンショット 1

Canvaのロゴメーカーであなたのブランドニーズに沿ったロゴマークが簡単に作成できます

02. ロゴタイプの選定

ロゴにはワードマークとシンボルマークの2つの種類があります。ワードマークは、テキストがロゴデザインの主役となりイラストなどないものです。ブランド名をロゴマークの主役にする際は、印象的且つ見えやすいフォントと印象的な色合いを選定する必要があります。シンボルマークのロゴは、消費者に記憶されやすいアイコンをデザインすることが重要です。

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Canvaのロゴメーカーでロゴスタイルを豊富なセレクションから選べます

03. 配色パターンの選定

人々に、ロゴを通じてどのようなメッセージを連想してもらいたいか考えてみましょう。そのメッセージが最も伝わるはなんでしょう?その色はあなたのブランド理念に沿っていますか?名刺やウェブページなど、ロゴ以外の場でその色を活用できますか?コーポレートカラーとして、ブランド全体のイメージを思い浮かべてから色を選定すると良いでしょう。

スクリーンショット3

Canvaのロゴメーカーで配色パターンをワンクリックで設定できます

Canvaを使って簡単にオシャレなロゴを作成してみよう!

デザイン作成の切り札