たくさん撮った写真をフォトブックにまとめておくと、後から見返しやすいですよね。子どもの写真を祖父母に贈るときも、フォトブックにしてプレゼントすると喜ばれます。
今回は、そんなフォトブックをおしゃれなデザインにする方法について説明します。
フォトブックでよく見られる失敗例から、対策するにはどうすればいいかを説明します。工夫次第でフォトブックの仕上がり具合は大きく変わるので、思い当たる点があれば紹介する対策を参考にしてください。
あまりに明るすぎる配色、あるいは露出度の低い写真を合わせると、写真が沈んで実物以上に暗く見えてしまいます。せっかくきれいに撮れている写真がもったいないことに……。
解決策は、写真と合わせるフレーム部と写真の明度を合わせることです。自分でフォトブックを作成するなら、写真と写真周りやフレームの明度を意識するようにしましょう。
ロゴと同じようなおしゃれフォントを、写真の説明文に用いると読みにくくなる場合も。あまりにも特徴的なフォントは、目立たせたい部分だけに使うようにして、長文は読みやすさを意識したフォント選びをしましょう。
また、フォトブックを贈る相手が年配者だと視力が落ちている場合もあるので、フォントを心持ち大きめにするよう意識する必要があります。
同じような写真が並ぶと、眺めていても途中で飽きてしまう…。そんな経験はありませんか?
写真を並べた後に、構図や表情などが単調に並んでいないかどうかをチェックしましょう。また、写真を撮ったときのシチュエーションやエピソードを文字にして添えることで、印象が変わって同じような写真が並んでいても楽しめるようになります。
次に、フォトブックをおしゃれに仕上げるポイントについて説明します。
フォトブックをおしゃれに見せる一番のポイントは、レイアウトのバランスです。写真をあまりにも詰め込んだレイアウトだと見にくくなってしまいます。自分でフォトブックを作成する場合、レイアウトはよく検討する必要があります。
カラフルでもデザインに統一性がないと、写真が埋もれて見えてしまいます。また、ページをめくるごとにイメージがバラバラだと、どうしても散らかった印象になりがちです。
同じフォトブック内では、使用するフォントやレイアウトに統一性を持たせるようにしましょう。
ページをめくるたびに写真の順番の意味が理解できるようになっていると、最後まで楽しんで見てもらえます。
文章ですべてを語る必要はありませんが、その写真の状況を補足するように説明文を付け、時系列で並べるだけでも、最後まで楽しく読み進められるでしょう。
フォトブックをおしゃれに見せるには、デザインの統一感やストーリー性が重要です。Canvaのデザインテンプレートを使うことで、簡単におしゃれなフォトブックが作れます。
ここからは、Canvaを使用しておしゃれなフォトブックを作る手順について説明します。
Canvaでフォトブックを作成するなら、テンプレートを選ぶだけでデザインを簡単に統一できます。Canvaのトップ画面で「フォトブック」と検索してみましょう。編集画面に移動して、フォトブックのテンプレートを選べるようになります。
Canvaがフォトブック用に用意されているテンプレートの一部をご紹介します。
オレンジとイエローをフレームに使用しているフォトブック。表紙と2ページ目以降のページもバラエティ豊かにデザインされています。ポップな印象でまとめたい方におすすめのデザインテンプレートです。
旅行用の風景写真にぴったりのデザインテンプレート。スタイリッシュなレイアウトが多く、旅の思い出を美しい1冊にまとめられます。
フォトブックのテンプレート一覧から気に入ったテンプレートをクリックすると、テンプレートの全ページが一覧表示されます。撮影済みの写真のイメージに合いそうなデザインを探してみてください。
テンプレートを選んだら、フォトブックに仕上げたい写真をページの画像と入れ替えていきましょう。テンプレートに写真を入れ込むことで、すぐにテンプレートと写真の明度比較もできます。また、写真の明度調整も簡単にできます。
フォトブックの2ページ目以降は、画面下部の「新しいページを追加」ボタンで追加をした後、テンプレートの好きなページを新しく追加したページにドラッグアンドドロップすることで反映できます。
画像のはめ込みも、「アップロード」タブまたは、パソコンの写真ファイルを画面右側の作業領域の反映したいエリアにドラッグ&ドロップすることで簡単に配置できます。
画像の明度などを調整するには、画像をクリックして、画面上部の「フィルター」または「調整」メニューを利用します。
Canvaが用意しているフォントはバラエティに富んでいます。画面右わわの作業領域でフォントをクリックすると、画面左上にフォントのコンボボックスが表示されます。表示されたコンボボックスをクリックすると、画面左側にフォントが一覧表示されます。
フォント名のすぐ右に文字表示の見本がありますので、表示スタイルを確認しつつ、タイトルにはおしゃれフォント、説明文には読みやすいフォントを自由に選んで整えましょう。フォトブックのテンプレートで使われているフォントは英字が多いので、いくつかを日本語フォントに変えることになるでしょう。
このようにしてフォトブックを完成させたら、すべてのページを画像としてダウンロードし、フォトブックサービスなどで印刷してもらって完成です。 印刷についてはフォトブックのお役立ち情報サイト「フォトブックマニア」でCanvaを使ったフォトブック作成から印刷の方法までていねいにご紹介頂いてます。
テンプレートを利用してCanvaでフォトブックを作成する方法は、とても楽にレイアウトがまとまります。他にも魅力的なテンプレートはたくさんあるので、写真をまとめるのにぜひ利用してくださいね。
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