予備知識なしでポスターをデザインしてみると、何かインパクトに欠けたり、逆に煩雑なイメージになったりして、思ったようなポスターに仕上がらずに苦労します。
今回はおしゃれで目立つポスターを作りたい、という方のために、ポスターデザインのコツと、Canvaですぐに使えるポスターのデザインテンプレートをサンプルとして紹介します。
ポスターデザインの基本的なコツを押さえておけば、誰でも素敵なポスターデザインが作れますので、ぜひ試してみてくださいね。
ポスターデザインの基本的なコツを知るだけでも、美しく目立つポスターが作成できます。ここでは、ポスターデザインのコツを3つにまとめました。
どのデザインでも同じことが言えますが、ポスターデザインを始める前には、ポスターを見せたい「ターゲット層」を決めましょう。
例えば、フリーマーケットイベントを紹介するポスターなら、出品する商品の傾向からターゲット層を検討します。具体例として、以下ようにターゲット層を設定してみます。
【想定するターゲット層】
ターゲット層を定めたら、以下のように3つのメッセージを検討しましょう。
【ターゲット層に伝える3つのメッセージ】
キャッチコピー、行動を促すメッセージ、発信者の情報の順に文字を大きく表現することが基本です。
ポスターイラストや写真を取り入れることで、魅力的でアピール力が高いポスターにできます。
広告に掲載する場合、シズル感(みずみずしさ)を出しやすい写真の方がおすすめです。先ほどのフリーマーケットイベントなら、特にターゲット層に刺さりやすいかわいいアクセサリーの写真などが良いでしょう。イラストでも、シズル感が出せるのならOKです。
キャッチコピーと発信者情報との文字の大きさの落差を大きくするほど、インパクトのあるポスターになります。逆に、文字の大きさにあまり変化を付けないことで、落ち着きのあるシンプルなポスターにすることもできます。
こちらのポスターは、トークイベントの告知用ポスターです。文字が全体的に小さく落ち着いた印象にまとまっています。
目立たせたい部分が分かりやすく、インパクトの大きいポスターの例。知らせるべき重要な情報として、イベント名と開催日を大きなフォントにして、遠くからでも見えるようにしています。また、イラストを上手に使っている事例でもあります。
ここからはポスターのタイプごとに、デザインのコツを説明します。Canvaで用意しているポスターデザイン用のテンプレートを参考に、ポイントを説明していきますね。
シンプルなポスターを作成するポイントは、使用するカラーを3色に抑え、大きいフォントと小さいフォントの落差を少なくすることです。背景をホワイトにすると、さらに落ち着いた印象に。高級感を出したい場合にも使えます。
モノクロのポスターもシンプルな印象を与えます。キャッチフレーズを目立たせるフォントの大きさにしただけで、モノクロでも十分アピールポイントを説明できるポスターになります。
ポスターをより目立たせるためには、以下の3つのポイントを実践しましょう。
文字サイズを極限まで大きくするだけでも、ポスターらしく仕上がりますよ。
文字サイズとカラーの組み合わせで目立たせている例。ブラック×イエローのパターンは注意喚起などに使われやすい色使いで、非常に目立つおすすめのカラーリングです。文字も真ん中に大きなサイズでアピールポイントを持ってきて、コンセプトが分かりやすくなっています。
ネイビー×イエローも目立ちやすい色使いです。この例では、写真もうまく配置して、ハッピーアワーのサービスを視覚的に伝えています。
女性の写真を大きく見せてインパクトを与えている例。ファッション系の広告でよく見かけますね。女性の顔の部分にフォントが被らないように配置することも重要です。
学会開催のポスターは、何の学会かということを大きく目立たせることと、開催日時や開催場所を目立たせることが重要です。また、ポスター内に配置する画像も研究内容に近いものが望ましいですが、ない場合はイメージ画像を選んでください。
告知用のポスターは、告知内容が何かという点がひと目でわかるキャッチコピーとイメージ写真をメインに配置しましょう。伝えたい内容を中ぐらいのフォントに、主催者の情報を小さいフォントで表現することでまとまりが出やすくなります。
開催イベントの内容をイメージできるイラストを添えるのもおすすめです。ひと目で分かるイラストならそのイラストを大きくレイアウトしますが、キャッチコピーの方が分かりやすいなら、キャッチコピーを目立たせるようにしましょう。
ポスターのデザイン、作成方法についてより詳しいことは「ポスターデザインを数百種類のテンプレートから簡単作成 - Canva」をご覧ください。
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