1. 企画書テンプレートを選ぶ3つのポイントとCanvaの活用方法

企画書テンプレートを選ぶ3つのポイントとCanvaの活用方法

企画書テンプレートを選ぶ3つのポイントとCanvaの活用方法

企画書を作るためのテンプレートを選ぼうとして、それだけで悩んでしまったことはありませんか?企画書のテンプレートを選ぶには、企画書の構成をまず決めておかなければいけません。

そこで今回は、企画書の構成方法と、企画書テンプレートを選ぶポイントについて解説します。その後、Canvaで用意されている企画書テンプレートの使い方について解説しますので、ぜひ活用してください。

01.テンプレートを選ぶ前に!企画書の構成を決める

企画書のテンプレートを選ぶ前に、そもそも企画書の構成が決まっていないと選びにくいものです。企画書の構成に必要な要素は以下の5つです。

  1. 現状を分析する
  2. 企画の目的と全体像をまとめる
  3. 企画の具体的内容
  4. スケジュール
  5. 収支計画

順番に各要素を紹介しますので、ひとつずつ確認しながら企画書の構成案を作成しましょう。

1.現状を分析する

企画には前提条件として解決したい課題があるはずです。

まずは、現状を分析してデータを取り、その客観的な数値としてグラフや表などで視覚的にまとめましょう。さらにひと目みて分かるよう、簡潔に現状の解決すべき問題点を提示して企画を説明する相手と問題意識を共有します。

2.企画の目的と全体像をまとめる

提示した現状の問題を解決するための企画として、目的と全体像を端的に示しましょう。

目的や全体像を説明する際には大きめのフォントを使ったり、グラフや表、イラストを添えたりして分かりやすくゴールを明示します。事前にゴールを理解してもらうことで、解決策や改善点の詳細説明を理解してもらいやすくなります。

3.企画の具体的内容

企画の具体的内容を説明します。

企画書のメイン部分ですので、相手に伝わるように工夫したい部分です。どういう相手に対する企画なのかというターゲット層を明確にしてから、どういう手段で誰が行動するかを詳細に説明します。ここでも、グラフや表、イラストを駆使して伝えてください。インフォグラフィックなど作れればベターです。

4.スケジュール

スケジュールを示し、実現性のある企画であることを伝えます。

人員計画も必要に応じてスケジュールに組み込む形で説明してください。

5.収支計画

この企画を採用することによるメリットを、収支計画の形にまとめて伝えましょう。

結局のところ、この部分をもっとも重視するクライアントが多いので、可能な限り見積もりの精度を高めて、現実的な数値が提示できればベストです。

02.企画書のテンプレートを選ぶポイント3つ

企画書の構成が完成したら、内容の分量や企画書をどのように伝えるかによって、企画書のテンプレートを選択します。

ここでは企画書テンプレートを選ぶ上で知っておきたいポイントを、以下の3つにまとめました。

  1. パワーポイントでプレゼンを行う場合は見やすさ重視
  2. 1枚にまとめたWordの企画書は見やすいレイアウト重視
  3. 内容決定後に送付する企画書はビジネス文書用のヘッダーを付けて

それではそれぞれのポイントについて順番に確認していきましょう。

1.パワーポイントでプレゼンを行う場合は見やすさ重視

パワーポイントでプレゼンを行う場合は、見やすくまとめることが何より重要です。グラフやイラストなど視覚に訴え、感覚的に理解しやすくすることで、企画の意図が伝わりやすくなります。

文字のフォントサイズは大きく(20pt以上が理想)、端的に書くことを意識しましょう。テンプレートを選んだけれど、文字が入らないという場合は、必要以上に文章で語りすぎている可能性があります。

また、スライドが変わると前の流れを忘れる人も多いので、1枚のスライドで1つの見出し(現状分析、目的など)を説明するように作れれば、さらに内容が相手に伝わりやすくなります。

画面に動きを持たせたり、相手にインパクトを与えたいなら以下のような手段も有効です。

  • 前ページ、次ページで文章の一部分のみの表示が変わるようなページ構成にする
  • 重要な内容を紹介する際にはアニメーションを使う

2.1枚にまとめたWordの企画書は見やすいレイアウト重視

企画の全容を説明する場合に用いられる「ワンシート企画書」形式のテンプレートも、企画書によく使われます。

現状の分析、目的、具体的内容などの内容を枠などで区切って、そこに伝えたい内容を埋めていきます。イラストやグラフはスペースの問題で使いにくいため、文章や相関関係を示す線や矢印で簡潔に伝える工夫が必要です。

ワンシート企画書は、Word用のシンプルなレイアウトが便利です。見やすいレイアウトと読みやすいフォントを使ったテンプレートを選びましょう。

3.内容決定後に送付する企画書はビジネス文書用のヘッダーを付けて

会議資料として企画書を使用しないのなら、基本的にはプレゼン用の企画書テンプレートで、視覚的に分かりやすい企画書を作成してください。

それに付随して、通常のビジネス文書と同様に、送り状などのヘッダーページを別のテンプレートで用意して添付して一緒に送付するようにしましょう。

03.Canvaの用意している企画書テンプレートの使い方

Canvaでは、グラフィカルに見せる企画書テンプレートを豊富に用意しています。具体的にはどんなテンプレートを用意されているのかを見ていきましょう。

Canvaにはプレゼンに向いた企画書テンプレートが豊富

Canvaのテンプレートは、プレゼン用の企画書に向いたグラフィカルなテンプレートが多いのが特徴です。Canvaの企画書テンプレートは企画の一連の流れを自然な形で説明できるように複数ページが1セットのテンプレートになっています。

以下はCanvaに用意されているテンプレートで、現状分析などの流れに沿った企画書テンプレートの一部です。

・Snowboard Sale Wide Presentation

・Brown Pitch Deck Presentation

これらのテンプレートは、どちらも現状の分析と問題点の提起、企画の目的、具体的な施策、資金計画やスケジュールといった流れを順番に説明できるような流れでページが構成されています。

企画書は、あまりカラフルにしても印刷する場合白黒になることが多いので、白黒でも見やすいような配慮が必要です。これらの企画書テンプレートなら、印刷しても見やすいですよ。

作成した企画書はパワーポイントに変換できる

Canvaでは企画書テンプレートを、Microsoftのパワーポイント形式でダウンロードできます。編集画面右上の「プレゼンテーション」をクリックすると、「Microsoft Power Point」というメニューがありますのでクリックしましょう。

テンプレート内に有料のテンプレートや素材を使っていると必要な料金が表示されますので、料金を支払うか、不要な有料パーツを差し替えるなどしてからダウンロードを続けましょう。パワーポイントに変換すると、pptx形式のファイルが作成され、ファイル中の文字なども編集できます。

企画書のテンプレートをうまく利用して、プレゼンテーションを成功させましょう。

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