「ネットショップを開店するので、かわいいお店のロゴが作りたいけど、簡単に作る方法はないの?」 「ネット検索していて見かけたかわいいロゴ、私にも同じようなロゴが作れないかな?」
皆が憧れる有名ブランドを象徴するのがロゴ。パッとロゴを見ただけで「あのブランドだ!」とわかる、いわば企業やグループのシンボルとなるのがロゴです。
ロゴはかっこいいものから、かわいいものまでさまざまなタイプがありますが、特に女性が好むかわいいロゴは、デザインが凝っているものも多く、なんとなく作るのが大変そうに感じます。
そこで、かわいいロゴを作りたい人が迷わずにロゴを作ることができるように
・参考にできるギャラリーサイト
・自分で作るか、プロに作ってもらうか決めるコツ
・【超初心者向け】かわいいロゴ作りの3つのコツ
・かわいいロゴを作る前に知っておきたい注意事項
について、くわしくご紹介します。
これを読むことで、ロゴデザインの基本的なことがわかり、自分で作ったほうがいいか、プロに任せたほうがいいかもわかります。自分で作る際の注意したいこともわかりますから安心です。
記事の終わりには、商用可能なロゴが簡単な操作で作れるデザインツールのCanvaについてもくわしくご紹介します。無料で使えるのでぜひご利用ください。
お店などを新たにオープンするのであれば、ロゴは絶対に欲しいですよね?これを読んで、あなたのシンボルと言えるかわいいロゴを作りましょう。
まず最初に、かわいいロゴを作るために、デザインのアイデアのストックをしましょう。かわいいデザインをたくさん見ることができるサイトをご紹介します。
Pinterest(ピンタレスト)は、ピンボード風に使える画像共有サイトです。グローバル展開しているので、国内海外問わず、さまざまな国のバナーデザインを見ることができます。
自分自身のボードを持ち、検索して気に入った画像があれば、ピックアップしてコレクションしていきます。自分の画像をアップロードすることも可能ですが、インスタグラムと違い、SNS的に他人と交流する機能はなく、デザイナーなどが自身のデザインの参考にするためのアイデアストックに活用していることが多いサイトです。
アプリ(Google Play App Store) もあり、スマートフォンやタブレット利用もできます。
アカウント登録したら、思いついたキーワードで検索してみましょう。「かわいいロゴ」だけでなく、同業者がどんなロゴを作っているのか、「業界名 ロゴ」で検索してみたり、「ロゴ シンプル」など自分が作りたいイメージのキーワードを入れて検索してみましょう。
気に入ったデザインがあったら、画像の右上の「保存」ボタンを押せば、自分のボードに保存ができて、いつでも見ることができるようになります。
トップ画面
「かわいいロゴ」で検索した結果
たくさんのかわいいロゴを見たら、なんとなく自分が作りたいロゴのイメージが固まってきたかもしれません。けれども、デザインについてくわしく学んだ人でない限り、ロゴを自分で作るか、それともプロのデザイナーに作ってもらったほうがいいのか悩んでしまうと思います。
そこで、比較できるように
・自分で作るメリット・デメリット
・デザイナーに依頼するメリット・デメリット
をご紹介します。
ご自身の状況に合わせて選んでください。
自分で作るメリットは、なんといっても、自分で納得できるロゴを作ることができることでしょう。自分がデザイン案を出して、完成するまで何度でも修正することができます。さらに、自分で作るのですから、人件費はタダと言ってもいいでしょう。無料提供のデザインツールなどを使えば、費用もかかりません。
自分で作るデメリットは、自分のデザインセンスにロゴのクオリティが左右されることや、自分が責任者になるので、デザインに悩んでしまうといつまでたっても仕上がらなくなるということです。ロゴを完成させるプロセスの管理まで行うのがプロのデザイナーです。どうしても自分で作りたいのであれば、期限を設けてプロになった気持ちで作成しましょう。
プロのデザイナーに依頼する最大のメリットは、クオリティの高いロゴが作成できるということです。プロは素人には思いつかないようなアイデアのストックをたくさん持っていますから、予想していないような斬新なロゴを提案してもらえる可能性もあります。
プロのデザイナーに依頼するデメリットは、制作費用がかかるということです。最近では非常に安価な料金で制作を請け負うデザイナーもいますが、一定のクオリティのロゴを作成して欲しいのであれば、費用の出し惜しみをしないほうがいいでしょう。
ちなみに、ロゴ作成の一般的な相場価格は一点で3〜10万円程度、ロゴ制作とともに企業のブランディングまで含めて依頼すると20万円以上、場合によっては数百万円程度までかかります。
高額になる理由ですが、企業イメージに与える影響なども考慮して長期使用に耐えられるクオリティで作成するからです。ロゴをコロコロと変える企業は信用されませんし、業績にも影響を及ぼします。
企業がロゴを作成するのであれば、プロに依頼することをおすすめします。個人事業主などで名刺などにロゴを入れたいとったレベルであれば、自分で作成しても問題ないでしょう。
コストパフォーマンスを考えて、自作かプロに依頼するかを決めてください。
デザイン初心者だけど、やっぱり、かわいいロゴは自分で作りたい! という方のために、かわいいロゴ作りのコツを3つご紹介します。
・ロゴはなんのために作る?使用目的を決めよう
・ロゴはあなたのシンボル!モチーフを決めよう
・手描きでラフスケッチしてからパソコンやスマホで作ろう
まず、何から手をつけていいかわからないという方は、ぜひこのコツを抑えてロゴ作りをスタートさせてください。
ロゴ作りの一番重要な出発点は、使用目的を決めるということです。使用目的を決めることで、どんなロゴを作ったらいいか、おおよその方向性が決まります。使用目的をはっきりさせる4つのステップを紹介します。
以下のように既存のロゴから数点見つけてみると良い
ここまで考えたら、次章に進んでください。
ロゴはあなたと他者もしくは他社との違いをはっきりさせるものです。ロゴはあなたのシンボルのようなものなので、モチーフ(題材、テーマ)を決めると作りやすくなります。
3-1.では、あなたのビジネスのお客様について考えましたが、ここでは、あなたの好みを考えましょう。あなたのビジネスのお客様ですから、お客様の好みとあなたの好みが大きく外れることはないはずです。
ここでは3つのステップをご紹介します。
なんとなく作りたいイメージが湧いてきたら、いきなりデザインツールを立ち上げて作り始めるのではなく、手描きでラフスケッチを描いてみましょう。家を建てる時に、設計図が必要になるのと同じで、ロゴのデザインにも簡単な設計図を作っておくほうが失敗しません。
頭の中のぼんやりしたイメージだけを頼りにして作り始めてしまうと、途中で悩み始めたり、行き詰まってしまうことが多くなります。
ラフスケッチは上手に描く必要はありません。ロゴの形は丸がいいか四角がいいか、迷っている段階なら、それも描いてしまいましょう。頭の中のぼんやりしたイメージを描き出して目に見えるようにすると、やっぱり丸がいいな、とか楕円のほうがいいかもしれない、とはっきり決められるようになります。
Ideas Creative Occupation Design Studio Drawing Startup Concept
かわいいロゴ作りに入る前に、知っておきたい注意事項を紹介します。
・他社のブランドロゴを改変したりするのは絶対にNG
・ロゴ作りに使いたい素材(写真・イラスト等)の著作権はしっかりチェックする
・使用するフォント(文字)の著作権もチェックが必要
名刺に小さく載せるだけだし、大丈夫でしょ?といった軽いノリで他社のロゴをトレース(真似)したロゴを作ったりしないように十分注意してください。意外なところから盗用が発覚し、訴えられてしまう可能性もゼロではありません。著作権などについても十分確認をするようしてください。
ロゴ作りにおいて、基本中の基本の禁止事項ですが、他社のブランドロゴを改変して、自分のロゴを作ることは絶対にしないようにしましょう。ロゴ制作に関係する著作権について簡単に解説します。
著作権とは、著作物の作者が持つ、「その作品がどう利用されるか」を決定できる権利のことです。
著作物とは、「思想または感情を創作的(独自性:オリジナリティ)に表現したもので、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」と定義されています。
著作者は著作物をどのように利用するのか、独占的に決定できる権利である「著作権」を持っています。他者の著作物を改変するには、著作権を持っている人の利用許可が必要となります。許可なく他人の著作物を利用することは著作権法の侵害となります。
世間的によく言われるパクリ(盗作)とか、パロディー、オマージュなどは、全て著作権侵害となります。著作権侵害をしてしまうと、多額の損害賠償請求を受けることになったりするので、絶対にしないようにしてください。
著作権については、こちらの 文化庁 著作権制度に関する情報 に一度は目を通しておくようにしてください。
4-1.と同じく、ロゴ作りに使いたい素材(写真・イラスト等)の著作権はしっかりチェックしましょう。
フリーの素材の中には、商用OKのものもたくさんあります。しかし、ロゴに使用することは制限しているものもあります。ロゴは、独自性(オリジナリティ)がはっきりとしていないといけないものだからです。たとえば、グループ会社でも何もない全く無関係のA社のロゴとB社のロゴに同じイラストが使われていたら、見た人は混乱してしまいます。
ロゴにイラストを入れたい場合には、自分で描くか、プロに「ロゴに使用する」ことを伝えてから作成してもらいましょう。プロに描いてもらった場合、著作権をどうするか、しっかりとイラストレーターと話し合って契約を結ぶようにしてください。
使用するフォント(文字)の著作権もチェックする必要があります。基本的にフォントは著作権フリーですが、一部のフォントに著作権が存在しているものがあるからです。
個人が作って配布しているような個性的なフォントには著作権がある場合もあるので、必ず確認してから利用するようにしてください。
また有償のフォントには利用規約などが定められていることがあり、無断でロゴなどに利用すると規約違反となってしまう場合もあります。こちらも必ずロゴに使用できるか、利用規約を確認するようにしてください。
ロゴを作ったことは一度もないけれど、自作に挑戦してみたいという方には、無料で使えて簡単にロゴが作れる『Canva』がおすすめです。
Canvaは、パソコンはもちろん、タブレットやスマートフォンでも利用することができる無料のデザインツールです。
この章では、かわいいロゴが簡単に作れるCanvaについてくわしくご紹介します。
1.8,000を超えるテンプレートから選んでアレンジできる
2.無料で使えるフォントや素材が豊富に揃っている
3.初心者でも簡単に操作ができて短時間でロゴが完成!
今すぐ試してみたい方は、Canvaにアクセスしてアカウント登録してください。
スマートフォン、タブレットの場合はアプリを Google Play App Store からダウンロードすれば、同じようにアカウント登録ができます。
必ずお読みください/ロゴ作成についての注意事項
ロゴは、テンプレートをアレンジして作成したものであれば商用できます。(テンプレートをそのまま商用に使うことはできません)
また、商用はできますが商標登録はできませんのでご注意ください。
Canva内の素材の利用については、公式サイトの注意事項をお読みください→Canvaでロゴを作成する際のご注意 - Canvaヘルプセンター
まず最初に、ロゴのテンプレートを選びましょう。検索すると、下の画像のようにたくさんのテンプレートが出てきます。
8,000を超えるテンプレートがあるので、テンプレートを眺めるだけでもデザインの参考になり、デザインを作成する際のアイデアを得ることもできます。
無料で使えるフォントや素材も豊富に揃っています。使える素材は、基本的な図形、線など。テンプレートの中で使われているイラストや画像は利用できますが、それ以外のCanvaが提供している画像は無料・有料関係なく利用は不可となっています。
ロゴに使うイラストや画像は自分で用意する必要があります。イラストや写真のオリジナル作品を別に作るか、他サイトで商用可とされているイラスト・画像を使用してください。
Canvaで使えるフォントは現在88種類(一部有料)。かわいいフォントもたくさん揃っています。
Canvaで利用できるフォントの一部
ニコモジ+
うずらフォント
やさしさゴシック
梅明朝
せのびゴシック
フォントは簡単な操作で瞬時に入れ替えることができるので、色々なフォントを試してみて、一番かわいいものを選びましょう。
とにかく操作が簡単でデザインツール自体を扱ったことがない初心者の方でも、数分間試してみれば、すぐに使いこなすことができます。
するだけで完成します。
スマートフォンやタブレットでの使用も想定しているので、直感的に操作することができ、難しい操作はありません。
フォント(書体)を変えて、色を変えただけでロゴが完成
かわいいデザインのロゴ作成に入る前に、かわいいロゴを作る際の注意事項を復習しましょう。
・他社のブランドロゴを改変したりするのは絶対にNG
・ロゴ作りに使いたい素材(写真・イラスト等)の著作権はしっかりチェックする
・使用するフォント(文字)の著作権もチェックが必要
ロゴはあなたのシンボルとなるものなので、借り物のデザインではなく、オリジナリティを大切にして作成してください。
Canvaを使えば、好きなだけこだわって、オリジナルのかわいいロゴづくりができます。納得いくまでいろいろ試してかわいいロゴを作ってください。
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