素晴らしい"目次"を作るための50の例

Designing the perfect table of contents featured image

本に慣れ親しんだ人なら、『目次』に辟易した経験があるはずです。

本の内容を確認する上での非常に重要な要素でありながら、往々にして軽視されてしまう部分である目次。その見た目やデザインは、従来のものと比べてあまり変化していません。決して洗練されたデザインとは言えないまでも、機能的には問題が無いというような目次が世の中には溢れています。しかしそんな目次は、本の中で最初に目に付く部分。本を開いて最初に見られるところが退屈な見た目でも良いのでしょうか。

ここで、新しく素晴らしい目次を作るため、50の好例を見てみることにしましょう。

01. グラデーションを作る

01_Still_Life_Universe

The Still Life Universe

Still Life Universeは、トラディショナルなレイアウトに美しいグラデーションをプラスすることで刺激的な見た目を実現しました。

02. タブ化する

02_Westerdals

Westerdals 2010

Westerdals 2010の目次ソリューションは『タブ化』することでした。それぞれのページを直接開くことができるように工夫することで、それを同時に目次として機能させているのです。

03. 文字をメインにする

03_Jeopardy_Mag

Jeopardy Magazine

文字を中心にしたデザインも試してみましょう。そのときにはアクセントカラーを決めると良いかもしれません。

04. グリッドを使う

04_Dale_Mag

Dale Magazine

Dale Magazineの目次は、黒い紙に青いインクで印刷されています。グリッドを用いたレイアウトになっているところがポイント。

05. それぞれのチャプターにアイコンを入れる

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Thaimani

Thaimaniは、美しく小さなアイコンを、それぞれのセクションのコンテンツを表すものとして掲載しています。これは是非真似してみたいアイデアではないでしょうか。

06. 美しい写真を掲載する

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Pure Magazine

Pure Magazineは目次を一列におさめ、美しい写真をホワイトスペースとして配置しています。全体のバランスがとてもエレガントです。

07. 画像と文字を組み合わせる

07_Dale_0

Dale Magazine

Dale MagazineのNo.0エディションを見てみると、大きな文字と画像を組み合わせてそれぞれのセグメントを表現しています。色使いも大胆で、グリッド配置もアシンメトリー。これは読者の興味を引く目次だと言えるでしょう。

08. 太字を使う

08_TDS_Journal

The Design Society Journal

それぞれのチャプター名を大きな太字のフォントで表示しましょう。これはDesign Society Journalが用いているコンテンポラリーなソリューションでもあります。

09. コラムを用いる

09_Artworks

Artworks

横割りのグリッドを用いることで、Artworkの目次のように、それぞれのセクションを表す画像と共にページ番号を分かりやすく表示することもできます。

10. 従来のやり方にちょっと一工夫

10_Type_Spatial

Type Spatial

使うフォントを少し工夫するだけでも、かなり印象が変わって見えます。Type Spatialの場合、真ん中の縫い線との相性も抜群です。

11. グラフィックビジュアルシステム

11_Compendium_Research

Compendium Of Research

このレポートではビジュアルデザインが用いられていて、それぞれのチャプターにはそれぞれのグラフィックがあり、それらが集まって目次ページのグラフィックを作り出しています。

12. レトロなやり方を試す

12_Le_Contact

Le Contact

Le Contactは少しレトロなやり方を試そうと、イラストやフォントに時代を感じさせるチョイスをしています。この両方の要素がホワイトスペースとのバランスを取ることに成功しており、クラシックかつエレガントな目次ページが完成しています。

13. 美しいイメージで内容をチラ見せする

13_Sink

Sink

Sinkは、実際のコンテンツに関連した写真を目次ページに載せることで興味を持たせるということを行っています。

14. 全体に広げる

14_Orbe_Mag

Orbe Magazine

目次というものを小さくコンパクトに収めなければいけないという決まりはありません。Orbe Magazineは左側のページにグリッド状にタイトルとページを表示し、右側には対応した画像を表示しています。

15. ヒエラルキーを意識する

15_Volta

Volta

全てのチャプターが等しく重要というわけではありません。それなら、それぞれのコンテンツについてヒエラルキーを作り出し、強調したい部分について画像を載せたり大きめのフォントを使ったりするのも良いでしょう。

16. 表紙と一体化させる

16_Outpost

The Outpost

チャプター数が少ないなら、それをそのまま表紙に組み込んでしまうという手もあります。

17. 表紙にしてしまう

17_Mapping_Rua

Mapping Rua Do Almada

表紙と一体化させるのではなく、目次そのものを表紙にしてしまうという方法はどうでしょう。16番目の例と比べるとチャプター数が少し多くなっていますが、充分にまとまった印象になっています。

18. 背景に写真を使う

18_Interfaces

Interfaces Magazine

Interfaces Magazineは、美しい写真の上に目次を重ねることで、全体のバランスを取りながら優れたソリューションを実現しています。

19. 大きなタイポグラフィを使う

19_Obsession

Obsession

大きく太字のページ番号とタイトルが詰め込むようにして配置されています。このような目次は見た目に綺麗でも読み難いことがあるので要注意。それぞれの要素のウエートを工夫することでリズム感を持たせ、可読性を向上することがポイントです。

20. 形を与える

20_Annual_Report

Annual Report

目次自体に、何らかの意味のある形を与えてみるというのも面白い試みです。

21. 揃え方に遊び心を

21_Turris_Babel

Turris Babel

ページを中心に寄せて、書き手とタイトルを両サイドに寄せるというのも面白いアイデアです。見た目に楽しく、それでいて見やすくもあります。

22. とにかくシンプルに

22_Transgenics

Transgenics

とにかくシンプルに、目次の機能を最優先としたデザインです。ホワイトスペースを活用することでモダンかつフレッシュな見た目になっています。

23. 写真の使い方を工夫する

23_Martha_Moments

Martha Stewart Living

上からの写真を使って空いている部分に余白を入れると、Martha Stewart Livingのような素晴らしい目次を作ることができるかもしれません。

24. 黒と黄色の組み合わせ

24_99U

99U Quarterly Magazine

目立つ色と大きなフォントを使えば、情報がそれだけ分かりやすくなります。例えば99U Quarterly Magazineはこれをページ番号に応用し、分かりやすい目次をデザインしています。

25. チャプター番号をデザインの一部に

25_Szostka

Szotska

それぞれのチャプター番号の配置を工夫することで、全体として完成度の高いデザインを生み出しています。見た目に面白く、かつレイアウトとして優れた目次のできあがりです。

26. チャプター番号を大きく表示する

26_Geiger

Geiger Magazine

Geiger Magazineはチャプター番号を大きく表示することでデザインの一部とし、モダンな印象を作り上げています。

27. 分かりやすさを優先

27_Monogram

Monogram

フォトグラフィと大きなチャプター番号を組み合わせることで、実際に索引として使いやすい目次を作ったのがMonogramです。必要な情報を取り出しやすいことは大切なことでしょう。

28. ミニマルデザイン

28_Tradition_Transformed

Tradition Transformed

とにかくシンプルさを追求することが素晴らしいデザインに繋がることもあります。Tradition Transformedのこの目次は好例でしょう。

29. どんな内容か予測させる

29_Ornament_Design

Ornament and Design Process

Ornament and Design Processのカタログは展示会で使われるもので、その目次を見ると内容をおおよそ感じられるようにデザインされていることが分かります。

30. フォントの組み合わせを工夫する

30_Rika

Rika Magazine

フォントの組み合わせを工夫することで、非常にエレガントな見た目になることもあります。

31. 実際のコンテンツに合わせてデザインの要素を作成する

31_Timelife_Flight

Time-Life’s Flight

その発行物で特に重要なイメージや画像、要素を装飾的に用いるというのはどうでしょうか。例えばTime-Life's Flightの目次にある矢印を見ると、まるで飛行経路のように見えませんか?

32. 文字と画像の組み合わせの遊び

32_Seed

Seed

Seedの画像と目次の組み合わせ方は少しトリッキーで、見る人に面白い印象を与えます。

33. チャプターを注目点付近に配置する

33_MSL

Martha Stewart Living

これもまた上から撮影した写真と目次の内容を組み合わせた好例と言えます。

34. テキストブロックに形を与える

34_Mainstudio

Mainstudio

Mainstudioは目次部分の形を円にして見た目の面白さを追求しました。ただし、やり過ぎや変な形になってしまうことには注意しましょう。

35. グリッドを用いたレイアウト

35_PortfolioBook

Portfolio Book

クリーンなグリッド式レイアウトを使ってみるのもアリです。Portofolio Bookは絶好の参考例になるかもしれません。

36. 表現力の強いタイポグラフィ

36_Hanno

Hanno

Hannoのように主張の強いタイポグラフィを用いることで、目次全体をインスピレーション溢れるデザインに昇華することも可能です。

37. チャプターの説明や簡単なサマリを掲載する

37_The_Plot

The Plot

それぞれのチャプターの見出しとページ番号に、簡単な説明を入れるという手法もあります。こうすると内容が事前に分かりやすく、興味のあるところから読んでもらうこともできるのです。

38. デザイン要素として文字を使う

38_Arquitectura_Akim

Txell Gracia

文字をデザイン要素の一部とすることは、常に良いアイデアとなり得ます。

39. 挨拶を入れる

39_Frost_Design

Frost Design

自分自身の自己紹介を目次部分に入れてしまうというのはどうでしょう。そんなときには、Frost Designを参考にしてみると良いかもしれません。

40. 重要な内容をハイライト

40_Payload

Payload

Payloadは、目次の中で様々なフォントを組み合わせて用いており、それによってセクションごとにヒエラルキーを形成しています。全体の構図としてはひとつの注目点を取り巻くように要素が配置されていますが、それがメインテーマであるということも同時に分かりやすくなっています。

41. モダンに

41_Ecology_Timelife_Book

Time-Life’s Ecology Book

この例では、フォントやフォトグラフィを用いて、それを重ねることでモダンな印象の目次を生み出しています。

42. 基本に忠実に

42_Growth Timelife Redesign

Growth

とにかくシンプルに。

43. 白黒で表現

43_IDN

International Designers’ Network

International Designers' Networkは、雑誌全体にタイポグラフィ的な要素を散りばめています。このように、他の場所で使った要素を目次にも応用するのは良いアイデアです。

44. それぞれのチャプターに色を付ける

44_The_Bolan

The Biolan

Biolanは色と数字を組み合わせ、目次としてそれぞれのチャプターを引き立たせることに成功しています。

45. それぞれのチャプターにユニークなフォントを使う

45_Damn_Good

Damn Good

それぞれのチャプター番号にユニークな見た目の数字フォントを使っているのがDamn Goodの例です。

46. 大きく、黒く、美しく

46_Hyphen_Press_Catalogue

Hyphen Press Catalogue

白黒と太字のフォントは常に美しい組み合わせです。

47. ネガティブスペースとポジティブスペース

47_Leap_Of_Faith

Leap Of Faith Magazine

ネガティブスペースとポジティブスペースを両方とも活用することで、非常に興味深い図形を生み出している例です。タイポグラフィやデザイン要素を活用することで、魅力的なグラフィックを作り出すことに挑戦してみるのも良いでしょう。

48. 明るい色を使う

48_Myth_Facts

Myths and Facts Annual Report

チャプター数が少ないなら、明るい色使いを試すのも良いでしょう。ビジュアルが魅力的な目次にすることができるかもしれません。

49. チャプターの開始と終わりを示す

49_Garanza_Mag

Garanza Magazine

大きな番号と画像、チャプターの見出しをまとめることで、美しい目次を作り出しているGaranza Magazine。横向きになっているフォントは読み難いこともあるので要注意ですが、大きく表示することで可読性を高めています。

50. ミニマルデザインを試す

50_Beton_Brutale

Benton Brutale

複雑なデザインでなくミニマルなデザインが正解ということは往々にしてあるものです。シンプルに、単純なレイアウトを試してみましょう。

デザイン作成の切り札