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200点以上のイベントアイテムを高校生から教員までが集まってCanvaで制作。ともに作りあげた教育クリエイターフェス「SCHOOL」の舞台裏に迫りました!

CanvaのNPO支援プログラムをご利用いただいている教育の環の皆さまに、Canva活用法についてお話をうかがいました!
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教育の環

「教育ですべての子どもたちに笑顔の瞬間を」届けることをモットーに活動する、特定非営利活動法人教育の環(きょういくのわ)。幅広い分野で活躍する教育の変革者(教育クリエイター)が多数在籍しています。

2023年3月には、世界一楽しい学校教育クリエイターフェス「SCHOOL」と題して、全国から集まった小中高生に向けて、“世界一楽しい学校” イベントを開催しました。

そのイベントで使われた、会場の掲示物、入場カード、オリジナルマグカップ、トートバック、舞台映像、卒業証書など、合計200点以上のアイテムがCanvaで制作されました。

非営利団体向けプラン「Canva for NPO」を活用し、高校生から教員まで幅広い年齢層のスタッフ約20人が集まり、オンライン上ですべてのイベントアイテムを制作。膨大な数の制作物を、どのようにしてオンラインだけで作り上げたのでしょうか?

今回は、教育クリエイターフェス「SCHOOL」の舞台裏に迫るため、鈴木さん、谷川さん、菅谷さんに詳しくお話を伺いました。

<今回お話を伺った方>

鈴木健太郎(特定非営利活動法人教育の環 代表理事):チームラボに新卒一期入社し、独立後は教育クリエイターとして数々の日本最大の教育事業の立ち上げや、安平町立早来学園の設計などに携わる。世界最大のSTEAM教育NPO「FIRST」日本統括。一般社団法人デジタル人材共創連盟 ガイドライン委員。

谷川潤(東京学芸大学 連合学校教育学研究科 博士課程):埼玉大学教育学部・美術分野、同大学院修士課程・美術分野を卒業・修了後、現所属。高校・小学校で美術科・図画工作科の非常勤講師として勤める。「ビジュアル言語の教育活用」を研究主題に、グラフィックレコーディングをはじめとした、「描くこと」を様々な情報伝達に活用する実践を自身でも展開している。

菅谷莉央(東京学芸大学 教育学部 初等教育専攻 理科コース):SCHOOLの運営に高校3年生で携わる。教育を軸に様々な組織で活動し、現在は学校と連携した出張授業の企画や、広報・マーケティング活動、スライド教材のデザイン考案・研究に取り組んでいる。

教育ですべての子どもたちに笑顔の瞬間を届けるために

ーー鈴木さんが代表理事を務める「特定非営利活動法人教育の環」とは、どのような団体でしょうか?

鈴木さん(以下敬称略):教育の環では「教育ですべての子どもたちに笑顔の瞬間を」をコンセプトに、活動を行っています。幅広い領域で活動する教育クリエイターが集まって、それぞれが担当しているプロジェクトを法人として運営を行っています。

様々なプロジェクトの運営を行っていて、今年であれば世界一楽しい学校 教育クリエイターフェス「SCHOOL」を3月に開催しました。そのほかにも、世界中の教員が集まって創造的な授業を開発できる共創教育プラットフォーム「こくり」や、不登校児向けの修学旅行プログラム「新世界への修学旅行」などがあります。

今年開催した「SCHOOL」は、サイエンスアーティスト/YouTuberとして活躍する市岡元気さんが代表を務めているイベントです。

YouTubeチャンネル登録合計550万人超えの教育Youtuberさんから、バイオリニスト、お笑い教師芸人まで、幅広い分野で活躍する教育クリエイターが超大規模授業をステージで行いました。

ーーぜひ、この「SCHOOL」というイベントについて詳しく教えてください。

鈴木「世界一楽しい学校」をコンセプトに、日本のトップ教育クリエイターが集まって子どもたちに世界一楽しい学校を届けるイベントす。“SCHOOL(スクール)” という名前の通り、1日のイベントスケジュールを学校のスケジュールに見立てていて、ホームルームから科学・数学・音楽・お金の授業、帰りの会まであります。

すべての授業が、まるで音楽フェスのように楽しめる教育イベントになっています。今年は3月末の開催だったので、学校らしく卒業式も行いました。日本中から1,000人ほどが参加して、 小6・中3・高3の卒業該当年度にあたる学生150人を対象に卒業式を行いました。卒業式では、オリジナルの卒業証書を最後に手渡ししました。

小学生から高校生まで様々な年齢の子どもたちが集まる、これほどの大規模なイベントは日本初なのではと思います。

イベントで必要な200点以上のアイテムを、Canvaで制作!

ーーSCHOOLのイベントでは、Canvaですべての制作物をデザインしたと伺いしました。どのような経緯でCanvaを使うことになりましたか?

鈴木:もともと個人でCanvaを使っていたのがきっかけです。NPO法人を立ち上げた時に、Canvaが非営利団体向けに「Canva for NPO」を提供していたのを知って申請しました。

個人で使っていたときは無料プランだったので、Canva for NPOになってから有料のプレミアム機能にアクセスができて驚きました。アカウント内でチームをつくって、複数人でCanvaを使えることがわかってから、「教育の環のスタッフのみんなで使えるかな」と思い、他のメンバーにもCanvaアカウントを作ってもらいました。

運営スタッフはもともと100人程度いるのですが、そこからCanvaを使ったことがある人を募ると、何人かいました。その人たちをCanva for NPOアカウントに追加して、Canvaで掲示物などの制作物を一緒に作り始めました。

SNS画像をはじめ、会場の掲示物、卒業証書、入場カード、サインカード、オリジナルマグカップ、トートバック、舞台映像などを含めると200アイテム以上を、Canvaで制作しましたね。入場カードやマグカップなどは、Canvaプリントをつかって印刷もできたので、Canvaで完結できました。

▲ Canvaでデザイン・印刷したトートバッグとマグカップ

▲ Canvaで制作したオリジナル卒業証書

イベントでは、WebサイトやSNSだけでなく、会場の掲示物やグッズなど、とにかく制作しなければならないものが多くて。プロのイラストレーターさんだけでなく、高校生、大学生、学校の先生など、様々な人がデザイン制作を担当していたこともあり、デザインスキルの差があってもスムーズに連携できるデザインツールが必要でした。

そのような状況下で、Canvaというデザインスキルに関係なく使えるツールがあったのは有り難かったです。ただ、Canvaで各々が自由に作ってしまうとデザインの統一性がなくなってしまうので、統一感をもたせるためにデザインルールの作成を谷川さんにお願いしました。

ーーデザインルールを作る時に意識したことはありますか?

谷川さん(以下敬称略):昨年にSCHOOLの第一回目を開催したときに作っていたキービジュアルがすでにあったので、そのキービジュアルをもとにしたデザインルールを作りました。

配色はカラーコードで指定するようにしました。Canvaではカラーコードが指定できるので、6桁の英数字を打ち込めば誰でも色を間違えずに使えます。

色のところで言うと、Canvaはカラーピッカーが面白いですよね。カラーピッカーって、作業しているアートボードにある色しか選択できないのですが、Canvaだと画面全体やデスクトップの色も取れます。これは様々な用途で使えそうだなと思いました。

年齢やデザインスキルの垣根を超えて集まったチームで、統一感のあるデザインをともに作り上げる喜び

ーーそれぞれお三方は、具体的にどのような場面でCanvaを活用しましたか?

鈴木:私は前述したとおり、イベント全体のデザインをCanvaで統一するという仕組みづくりを担当しました。実際に私がCanvaで作ったものは、オープニング・エンディング動画です。ステージにある大型ディスプレイで流す動画が必要で、その動画編集をCanvaで行いました。

あとは、Canvaプリントで印刷発注するのも私が担当しました。マグカップやポストカード、入場カード、トートバッグ、卒業証書をオリジナルで作って、Canvaで印刷発注しました。

それぞれのグッズを別々の印刷会社に発注するのは大変です。それをCanvaで一括で発注できたのはとても助かりました

谷川:私はキービジュアルのイラストを元に、Canvaでデザインルールを作るところを担当しました。Canvaだと、aiやPSDデータをそのままCanvaの画面にアップロードできるので、データが開けないなどのトラブルがなかったのは良かったですね。

Canvaというツール自体が、デザイナーやノンデザイナー関係なく、誰もがチームで連携してデザインを作れるようになっているのを実感しました。またクラウド上でリアルタイムで、他の人が作っているデザインの進捗状況も確認できるので、チームでデザインをすることに優れているツールだなと思います。

菅谷さん(以下敬称略):私が担当したのは、掲示物のデザインです。トイレの案内や、入口・出口の案内など、当日必要な掲示物を作りました。実は、私が運営に参加したのはイベント当日の6日前だったんです(笑)

数日前に参加した人が掲示物をつくってしまうと、デザインが変わってしまって管理が大変になってもおかしくないですよね。でも、すでにキービジュアルやイラスト素材があって、Canva内ですべて共有されていたので、迷わずデザインに取り掛かれました。

もともと、Canvaの使い方をある程度知っていたこともあり、「こんな雰囲気のデザインを作ればいいんだ」と、すぐに把握できました。イベント当日の6日前に参加して、まだ50個もデザインするものがあって。それを学生たちで分担して、なんとか完成させました。

短い期間で大量のデザインを作るとなると、クオリティが下がってしまいがちですが、そこもCanvaだったからこそクオリティを担保できました。トイレの案内の掲示物も、すでにCanvaにテンプレートがあったので、テンプレートを参考にしながらデザインルールにのっとって作りました。

当日に至るまでは、他のスタッフとは基本的にオンライン上でのやり取りだったのですが、Canvaのおかげで離れていても問題なく共同作業ができました。Canvaの使い方がわからない人には電話で教えたり、途中まで作ったデザインを他の人に共有して仕上げをお願いしたり、とにかく連携がスムーズに行えました。外出時でも、スマホでデザインの仕上げができるのも有り難かったです。

ーーチームでCanvaを使う上で、重宝している機能や、Canvaのおすすめな使い方があれば教えてください。

菅谷:Canvaの魅力はやはり、工数を最小限に抑えてデザインが作れるところです。チームで作っているものがクラウドに自動で保存されるので、相手に聞かなくてもCanva上で簡単に確認できるのは良いですね 。一緒に作業していても、誰がどこの素材を触っているのかもわかるようになっています。

Canvaはこれまで使ったことはあって、便利だと思っていたのですが、今回20人くらいのチームで使ってみて、Canvaというツールの本当の威力を目の当たりにした気分です。

鈴木:付け加えるとするなら、Canvaで物理的なものを印刷できるのも良いですよね。クラウドのデザインデータが、そのまま名刺やポストカードになるのは嬉しいです。自分たちが作ったクリエイティブが、SNSなどのオンラインにも、印刷してリアルにも落とせるのは良いなと思います。

Canvaでは、ポストカード(クリエイターサイン付き)、名刺(入場パス)、マグカップ、卒業証書、トートバッグを印刷しましたが、それらを印刷業者に発注していたら、よく分からないことになっていたと思います。

あとはCanvaで、Tシャツが印刷できるようになれば嬉しいですね!スタッフTシャツ、作りたいです。

ーーTシャツ印刷のご要望が多いので、ただいま急ピッチで準備をしております(笑)

鈴木:楽しみですね!

「教育って楽しい!かっこいい!」と思えるようになる、あらたな教育研究フェスへの挑戦

ーー8月には東京学芸大学でTokyo Education Showイベントが開催されるとのことですが、ぜひ最後に告知をどうぞ!

鈴木:8月19日・20日に、東京学芸大学で「Tokyo Education Show」を開催します。「教育って楽しい!かっこいい!」と思えるようになる、あたらしい教育の魅力が体験出来る教育研究フェスとなっています。

当日は、日本中の先生たちが集まって、実際に授業をしたり、日本の教育をより良くしていくための提言を行ったり、実際に取り組んでいる授業事例を紹介したりします。

教育業界のステークホルダーの人たちが集まって、最先端の教育施策について実現可能なプランを協議する教育サミットもあります。ご興味のある方はぜひお越しください。

Tokyo Education Showで使う制作物も、Canvaをフル活用して作ろうと思っています。デザインのプロと学生が集まってデザインを作る、そんな大規模のチームでCanvaを使っているのはきっと私たちだけなのでは?と思うくらい活用しているので、今後もCanvaで楽しく皆んなとデザインを作っていきたいなと思います。

ーーTokyo Education Showイベントも大変楽しみですね!皆様のますますの活躍から目が離せません。本日はどうもありがとうございました。


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特定非営利活動法人教育の環

世界一楽しい学校 教育クリエイターフェス「SCHOOL

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