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  1. 絵コンテとは?書き方や実例、便利なAIアプリまで解説

絵コンテとは?書き方や実例、便利なAIアプリまで解説

絵コンテ(ストーリーボード)の基本から役割・メリット、実例、初心者も簡単に実践できる方法まで解説します。
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絵コンテとは?書き方や実例、便利なAIアプリまで解説

最終更新日 : 2026年1月23日

▼記事のまとめ

  • 絵コンテ(ストーリーボード)は、シーンやカメラワークを絵とテキストで可視化する「映像の設計図」。チームの共通認識をつくり、撮影・編集の迷いとリテイクを減らしてコストと時間を削減できる。
  • 絵コンテの作り方は、企画理解→カット割り→ラフ案作成→テキスト補足→全体調整でOK。
  • 無料デザインツール「Canva(キャンバ)」を使えば、無料テンプレやAI生成を活用して、初心者でもすぐに絵コンテが作成できる。さらに動画編集まで可能で、制作効率とクオリティを両立できる。

映像やアニメ制作の現場で欠かせないのが「絵コンテ」です。

映画やアニメ、CM、そしてYouTube動画に至るまで、完成度の高い作品の裏側には必ずといっていいほど絵コンテが存在します。脚本の文章だけでは伝わりにくい演出やカメラワークを、イラストやメモで具体的に示すことで、チーム全員が同じ完成イメージを共有できます

本記事では、絵コンテの基本的な役割からメリット、ジャンル別の特徴、そして初心者でも実践できる作り方までを詳しく解説します。誰でも簡単にデザインが作成できる「Canva(キャンバ)」を使った絵コンテの作り方(新しいタブまたはウィンドウで開く)も紹介しているのでぜひご参考ください。

絵コンテを上手に活用して、動画やアニメ制作の効率をぐっと高めましょう!

※本記事で使用している画像は、全てCanva(キャンバ)で作成しています。

目次

絵コンテとは

絵コンテとは

絵コンテとは、映像作品を制作する際に、シーンの流れやカメラワークを絵と文字で可視化した設計図のことです。英語では「Storyboard(ストーリーボード)」とも呼ばれ、映画・アニメ・CM・YouTube動画(新しいタブまたはウィンドウで開く)など、あらゆる映像制作の現場で活用されています。

脚本やシナリオの文章だけではイメージが伝わりにくい部分を、カットごとのイラストやメモで表現することで、監督・制作スタッフ・クライアント全員が同じ完成像を共有できる点が大きな特徴です。

絵コンテを使うと、次のようなメリットがあります。

  • 撮影や編集の段階で迷わず進められる
  • チーム内の認識違いを防げる
  • 不要な撮影やリテイクを減らし、コストや工数を削減できる

また、日本では「絵コンテ」と呼ぶことが一般的ですが、海外や業界によっては「ストーリーボード」という表現が使われることもあります

絵コンテの役割とメリット

絵コンテの役割とメリット

絵コンテは、映像制作において単なる「下書き」ではなく、作品の完成度や制作効率を左右する重要な役割を果たします。制作チーム全体の共通認識をつくり、プロジェクトをスムーズに進めるための“指針”とも言える存在です。

絵コンテの主な役割

  • イメージの共有:脚本だけでは伝わりにくい映像表現を、絵や簡単な図で可視化することで、監督・カメラマン・編集者・クライアントまで同じ完成像をイメージできます。
  • 演出・構成の確認:映像の流れ、カメラのアングル、シーンの尺などを事前に検討でき、演出意図が正しく反映されているかをチェックできます。
  • 制作工程の指示書:撮影現場では、照明や美術スタッフに「このシーンで何をどう映すか」を具体的に伝える資料として機能します。

絵コンテを作るメリット

  • 時間とコストの削減:撮影後の修正や不要なリテイクを防ぎ、効率的に進行できます。
  • 認識のズレ防止:クライアントやチーム内での誤解が少なくなり、トラブルを未然に防げます。
  • クオリティの向上:事前に構図やカット割りを検討できるため、映像の完成度が高まります。

このように絵コンテは、「作品の設計図」かつ「制作の共通言語」としての役割を持っており、プロの映像制作現場では欠かせない存在です。

用途別の絵コンテの違いとポイント|アニメ/CM/YouTube動画制作

用途別の絵コンテの違いとポイント|アニメ/CM/YouTube動画制作

絵コンテはあらゆる映像制作に活用されますが、用途によって描き方や重視されるポイントが異なります。ここでは代表的なジャンル別に特徴を整理します。

アニメ制作の絵コンテ

アニメの絵コンテは、監督や演出の意図を細部まで明確に示す設計図として機能します。

◾️絵コンテに含める内容

  • カットごとの構図やカメラワーク
  • セリフ・動き・効果音の指示
  • シーン全体のテンポや間(ま)

アニメ業界では「絵コンテ=作品の青写真」とされ、完成映像の約8割がコンテ段階で決まるとも言われています。

CM制作の絵コンテ

CMは短い尺で商品やサービスの魅力を伝える必要があるため、情報の取捨選択と演出効果の明示が重要です。

◾️絵コンテに含める内容

  • 秒単位での構成(例:0〜5秒で商品カット、6〜10秒でキャッチコピー)
  • 視聴者の印象に残る演出表現(スローモーション、テロップなど)
  • クライアント向けの確認資料としての役割

クライアントが納得できるかどうかが制作の成否を左右するため、見やすく整理された絵コンテが特に重視されます

YouTube動画制作の絵コンテ

YouTube動画は、テレビCMや映画ほど厳密な規格はありませんが、視聴者を引き込む構成設計に絵コンテが役立ちます。

◾️絵コンテに含める内容

  • オープニングで注意を引く演出(冒頭5秒ルール)
  • 視聴維持率を高めるストーリー展開
  • テロップ・効果音・カット編集の指示

YouTuberや企業チャンネルでも、絵コンテを導入することで「視聴離脱率の低下」「動画制作の効率化」が実現できます

絵コンテの構成要素・項目一覧

絵コンテの構成要素・項目一覧

絵コンテは、ただ絵を描くだけではなく、映像を正しく再現するための情報を整理した資料です。そのため、一般的な絵コンテには以下のような要素や項目が含まれます。

1. カット番号

映像をカットごとに分け、通し番号を振ります。編集や修正の際に、どのシーンを指しているか分かりやすくするための基本項目です。

2. 絵(ビジュアルイメージ)

カットの内容を簡単なイラストや図で描きます。人物の配置、カメラアングル、動きの方向などが一目で分かることが大切です。

3. セリフ・ナレーション

登場人物のセリフやナレーションを記載します。映像と音声のタイミングを合わせるための重要な要素です。

4. 動き・演出の指示

キャラクターの動き、カメラのパン・ズーム・カット割り、特殊効果などを補足的にメモします。アニメや実写を問わず、演出の質を決める情報です。

5. 音声・効果音(SE/BGM)

どのタイミングで効果音やBGMを入れるかを記録します。映像の印象を大きく左右するため、特にCMやYouTube動画では欠かせません。

6. シーンの尺(時間)

1カットにかかる秒数を明記します。CMやYouTubeでは「何秒で何を伝えるか」が成果を左右するため、必須の情報です。

7. 備考欄・補足メモ

上記に収まらない補足情報(背景色の指定、照明の指示、注意点など)を自由に記載する欄です。現場ごとに柔軟に使われます。

初心者向け!絵コンテの書き方と制作手順

絵コンテは「映像の設計図」です。そのため、やみくもに描き始めるのではなく、手順を踏んで整理しながら作ることが大切です。ここでは、初心者でも実践できる基本の流れを解説します。

1. 企画・シナリオを理解する

企画・シナリオを理解する

まずは脚本やシナリオを読み込み、映像で何を伝えるかを明確にします。例えば、以下の内容を理解しましょう。

  • 作品の目的(商品PR・物語表現・教育など)
  • 想定するターゲット(誰に向けた映像か)
  • 全体の流れ(起承転結、ストーリーボードの骨組み)

企画段階で方向性が定まっていないと、絵コンテも曖昧になります。

2. カット割りを考える

カット割りを考える

シナリオをもとに「どこでシーンを区切るか」を決めます。以下の手順でカット割りを考えます。

  • シーンごとにカット番号を振る
  • 必要なカット数を洗い出す(多すぎると冗長、少なすぎると分かりにくい)
  • 視聴者のテンポ感を意識して割り振る

3. ラフスケッチを描く

ラフスケッチを描く

カットごとのイメージをラフ(下書き)で描いていきます。以下は、ラフスケッチを描く時に気をつけたいポイントです。

  • スティックマン(棒人間)でもOK
  • 人物配置、カメラアングル、背景を簡単に示す
  • 細部よりも「伝わる」ことを重視する

4. テキスト情報を補足する

テキスト情報を補足する

絵だけでは伝わらない以下のような要素を、テキストで整理します。

  • セリフやナレーション
  • 演出の動き(ズーム、パン、フェードなど)
  • 効果音やBGMの指定
  • 尺(何秒で表現するか)

5. 全体を確認・修正する

全体を確認・修正する

完成した絵コンテを、制作メンバーやクライアントと共有し、修正を加えます。以下について注目して、絵コンテを確認します。

  • 映像の流れに違和感がないか
  • 不要なカットがないか
  • 伝えたいメッセージが明確か

この段階で手戻りを減らすことが、コスト削減とクオリティ向上の鍵になります。

絵コンテを作る時は、完璧を目指さず、まずは描くことが大事です。下書きでも意図が伝われば十分。無料デザインツールの「Canva(キャンバ)のようなツールを活用すると、絵コンテ作成プロセスを効率化できます。詳しく「絵コンテ作成に便利なAIサイト・アプリ「Canva」【無料テンプレート付き】(新しいタブまたはウィンドウで開く)」をご覧ください。

絵コンテの実例から学ぶ!名作の絵コンテ3選

絵コンテを上達させる近道は、名作の実例を観察し、プロがどのように映像を設計しているか学ぶことです。

映画やアニメの絵コンテは、構図・演出・演技指示など多くの工夫が詰まっており、初心者にとって最高の教材になります。ここでは実際に公開されている3つの事例を紹介します。

スター・ウォーズ(Star Wars)

スター・ウォーズ(Star Wars)の絵コンテ

https://www.borndigital.co.jp/book/6353/

映画「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード I〜IIIのために描かれた数々のストーリーボードは、ルーカスフィルムが公式にまとめた書籍として公開されています。

名シーンの初期案やキャラクターデザインの別案、アクションの演出違いなどを比較でき、一つのシーンに多様なアプローチがあることを学べます。

スタジオジブリ

スタジオジブリの絵コンテ

https://www.ghibli-museum-shop.jp/contents/storyboard/

スタジオジブリ公式ショップでは、各作品で描かれた何百枚もの絵コンテを一冊にまとめた「絵コンテ全集」を出版しています。

宮崎駿監督の緻密なコンテは、絵本のように世界観を感じさせながら、演出の細部まで書き込まれているのが特徴。アニメ制作の裏側を知る上で非常に参考になります。

新海誠監督のアニメ作品

新海誠監督の絵コンテ

https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000294/

『すずめの戸締まり』をはじめ、『君の名は。』『天気の子』など新海誠監督の代表作には、絵コンテ集が出版されています。

監督自ら描いたカットに加え、制作過程での打ち合わせメモや演出指示まで確認できるため、作品完成までの思考プロセスを知ることができます。

絵コンテ作成時の注意点

絵コンテ作成時の注意点

ここでは、絵コンテを作成する時に初心者からプロまでが意識しておきたい注意点を解説します。

描き込みすぎない&情報を省きすぎない

絵にこだわりすぎると時間がかかりすぎてしまい、本来の「設計図」としての役割を果たせません。棒人間やシンプルな図で十分です。大切なのは「伝わること」です

逆に、絵だけで済ませてしまうと、スタッフやクライアントに意図が伝わらないことがあります。セリフ、演出、効果音など最低限必要な要素はテキストで補足しましょう。

見やすさを優先する

他の人が見ても分かりやすいフォーマットにすることが重要です。文字は読みやすく、レイアウトは整理して、誰が見ても一目で理解できる絵コンテ作りを意識しましょう。

常に「第三者が見て理解できるか?」を意識して描くようにしましょう。

柔軟に修正する姿勢を持つ

絵コンテは完成品ではなく、あくまで制作過程の資料です。現場の意見やクライアントの要望に応じて、柔軟に修正できるフォーマットにしておくのが理想です。

絵コンテ作成に便利なAIサイト・アプリ「Canva」【無料テンプレート付き】

絵コンテ作成に便利なAIサイト・アプリ「Canva」【無料テンプレート付き】

絵コンテは手書きでも作れますが、デジタルツールを活用すれば、修正や共有が圧倒的にスムーズになります。特におすすめなのが、誰でも無料で使えるデザインツール Canva(キャンバ) です。

Canvaにはあらかじめ絵コンテに使える無料テンプレートが用意されており、デザイン知識がなくても簡単にオリジナルの絵コンテを作成できます。

◾️Canvaで絵コンテを作るメリット

  • 無料で利用できる
  • 豊富なテンプレートから選べる
  • ドラッグ&ドロップ操作で直感的に編集可能
  • 様々なAI機能が搭載されており、AIを活用したデザイン作成が可能
  • オンライン共有ができるので、クライアントやチームとの確認がスムーズ
  • PCだけでなくスマホアプリでも利用可能

Canvaで絵コンテを作成してみよう!

1. Canva公式サイトにアクセスして、無料アカウントを作成する

Canva公式サイトにアクセスして、無料アカウントを作成する

2. 検索窓で「絵コンテ」「Storyboard」を検索する

日本語だけでなく英語で検索することで、様々な種類の絵コンテテンプレートを見ることができます。テンプレートを一覧で確認したい方は、絵コンテテンプレート(新しいタブまたはウィンドウで開く)をご覧ください。

検索窓で「絵コンテ」「Storyboard」を検索する

3. テンプレートを選択する

気に入ったデザインのテンプレートを選び、クリックすると編集画面に移動します。

テンプレートを選択する

4. カットごとに絵やテキストを配置する

テンプレートに沿って、イラスト素材や写真を配置していきます。お手元に使いたい素材がある場合はアップロード可能です。もし手元にない場合は、左側の [素材] から必要な素材を検索して使うことができます。

カットごとに絵やテキストを配置する

セリフや動き、カメラワークなどをテキストで入力します。効果音や尺もコメント欄に記載しましょう。

左側の [ツール] のお絵描き機能を使えば、手描きのスケッチを追加することもできます。

お絵描き機能

5. AI機能を使って画像やイラスト、文章生成する

使いたい画像やイラスト素材がない場合は、AI生成機能を使いましょう。左側の [マジック生成] では、画像やイラスト、動画のAI生成が可能です。プロンプトを入力して、AI生成をお試しください。

AI機能を使って画像やイラスト、文章生成する

6. 完成後は共有・ダウンロード

完成した絵コンテは、リンク共有やPDF/PNG形式でのダウンロードが可能です。印刷して現場に持ち込むこともできます。

完成後は共有・ダウンロード

絵コンテのテンプレート・フォーマット(ダウンロード可能)

以下のテンプレートをクリックして、今すぐCanvaで編集してみましょう。

Canvaでは動画制作も簡単にできる!

Canvaでは動画制作も簡単にできる

Canvaは絵コンテ作成だけでなく、実際の動画制作まで一貫して対応できるのが大きな強みです。豊富な動画テンプレート(新しいタブまたはウィンドウで開く)BGM(新しいタブまたはウィンドウで開く)効果音(新しいタブまたはウィンドウで開く)アニメーション素材(新しいタブまたはウィンドウで開く)が揃っており、専門的な編集ソフトを使わなくてもプロ品質の動画を作成できます。

ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、テキストの追加、カット編集、トランジションの設定もスムーズにできます。

まとめ

絵コンテは、映像制作における「設計図」であり、チーム全員の共通言語となる大切なツールです。最初は棒人間のようなラフスケッチでも構いません。大切なのは、意図が正しく伝わることです。

まずは、Canvaのようなデジタルツールを使って、無料テンプレートやAI機能を活用しながら、手軽に絵コンテを作成・共有してみましょう。

よくある質問

ストーリーボードと絵コンテの違いは何ですか?

基本的には同じものを指します。英語では「Storyboard(ストーリーボード)」と呼ばれるのに対し、日本では「絵コンテ」という呼び方が一般的です。ただし、業界や国によって使い分けがあり、広告業界や映画制作の現場では「ストーリーボード」と呼ばれることが多い傾向があります。

絵コンテは必要ですか?

必ずしも義務ではありませんが、質の高い映像制作を目指す場合には必要です。絵コンテがあると、撮影段階での迷いが減り、無駄なリテイクを防ぐことができます。

また、クライアントやチーム内での認識のズレをなくし、コストや工数の削減にもつながります。特に広告や企業動画、SNS向けの動画制作では欠かせない工程といえるでしょう。

絵コンテは何コマくらいですか?

作品の尺や内容によって大きく変わります。短いCMなら10〜20コマ程度で収まることが多いですが、アニメや映画では数百コマ以上になることも珍しくありません。

YouTube動画の場合は数十コマ程度が一般的です。重要なのは「必要なシーンを過不足なく表現すること」です。コマ数の多さよりも伝わりやすさを重視するのがおすすめです。

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