note様は、クリエイターを応援するメディアプラットフォームを運営している会社です。文章や画像、音声、動画を投稿して、だれもが自分の「メディア」を簡単につくることができるプラットフォームを提供しています。一般的なブログよりも気軽にコンテンツを創作・発信でき、安心して続けられる場の雰囲気が魅力となっています。
2014年にサービスを開始して以来、クリエイターたちからの熱い支持を受けてきたnoteは、今では月間アクティブユーザー6,300万(2020年5月時点)を誇る大人気メディアプラットフォームです。
2020年12月15日、noteとCanvaのコラボレーションにより、noteの投稿画面に「Canvaボタン」の導入を開始。Canvaボタンを使うことで、投稿する記事コンテンツにあった見出し画像をnoteのクリエイターが簡単かつ自由にデザインできるようになりました。
Canvaボタンの導入開始から3ヶ月後には、1日に約1,000人以上(2021年3月時点)のユーザーがCanvaを使ってオリジナルの見出し画像を作成しています。
そこで今回、そもそもなぜCanvaを導入しようと思ったのか、またどのような変化が見られたかについてnote様にお話を伺いました。
<お話を伺った方>
noteディレクター 平野太一様
noteエンジニア 山形孝造様
noteデザイナー 川井田好應様
私たちは「note」という、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームを運営しています。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。
noteの記事には見出し画像をつけることができます。
見出し画像があることで、SNSでシェアされたときのアイキャッチとなるため、多くの人に読まれやすいなどメリットも多いのですが、毎回1から記事の内容にあわせて画像をつくるのはなかなか難しい。
そんなユーザーのために、noteでは「みんなのフォトギャラリー」という機能がありますが、自分で理想の画像をつくりたい、タイトルの文字を載せたいという方もいるのではないかと思っていました。
そのため、オリジナルの見出し画像を自作するハードルを下げられたらいいなと思っていました。
以前から「Canvaと連携できたらいいよね」という意見がよくあがっていました。直接的な開発のキッカケになったのはCanvaさんが「noteに合わせた見出しサイズ用のテンプレート」を作成してくれたことです。
そのお知らせをCanva側から頂いて、note社内でも「noteの投稿画面からCanvaで画像をつくれるようにできたらクリエイターが創作をする(noteで記事を書く)助けになるよね」という要望がでるようになりました。そこからCanvaの代表者と連絡をとって実装をスタートしました。
すでにCanvaを活用しているクリエイターがいたこと、Canvaが目指す「だれでも簡単にデザインができる」というところと、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」ことをミッションに運営するnoteと、めざす方向性が重なったことも、今回の連携が生まるきっかけになりました。
クリエイターがオリジナルの見出し画像をかんたんにつくれるように、Canvaと連携して、noteの編集画面に「Canvaボタン」を用意しました。
noteの編集画面で [Canvaで画像を作る] という項目をクリックすると、すぐにCanvaの編集画面に切り替わってその場で見出し画像をデザインできます。
デザインし終えた後は、noteの編集画面にアップロードして、そのまま見出し画像として使えます。
今回のコラボレーションで、noteの見出し画像サイズ(1280×670px)のテンプレート数が増え、今では100種類以上の中から選べるようになりました。
Canvaとの連携を開始してから、その内容を告知した記事をnote側で公開しました。その記事やSNSでのシェアをきっかけに、クリエイターの方からたくさんの期待の声をいただきました。
実際に、Canvaを使って見出し画像をつくるクリエイターが増えており、1日に約1,000人以上(2021年3月時点)の人がCanvaを使っていて、その数も増え続けています。
その後、Canvaとの共同イベントを2回実施して、クリエイター向けにCanvaの使い方を紹介しました。
見出し画像に困っている方や、画像づくりに苦手意識を感じている方に向けて、画像やテンプレートの選び方、そしてデザインのコツを発信しています。
イベント配信では、同時接続数が250人も集まり、SNSでは「満足した」「見出し画像をつくってみたい」との声が集まりました。(以下は、Canva側で選定したツイートです)
Canva自体が外部連携に力を入れていて、APIやドキュメントなどもしっかり用意されていたこともあり、開発で苦労することは特にありませんでした。
開発自体は調査を含めてもトータルでは1週間くらいで終わりました。
noteでは、クリエイターが思い思いに暮らしたり、遊びに来たり、そんな大きな街を運営しています。今後は、デザインがたのしくなったり、創作のハードルを下げるようなイベントや企画などをCanvaさんと一緒にしていきたいと思っています。
「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」ことをミッションにプラットフォームを運営するnote様。
「だれでも簡単にデザインができる」世界を目指すCanvaと方向性が重なることから、今回のコラボレーションが生まれました。
Canvaでは、デザインの知識を持たない人でも、高いクオリティのデザインを簡単かつ自由に生み出すことができるデザインプラットフォームを提供しています。
現在、世界190か国の合計5,000万人以上のユーザーがCanvaのサービスを利用しており、日本では2017年5月のサービス開始以来、多くのユーザーにご利用いただいております。
法人や個人事業主、クリエイターなど、幅広い分野で活躍される方々のデザインにおける様々な課題・ニーズの解決を支援しています。
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