シェフ手作りグルメのセレクトショップに欠かせない、デザインを通じたECサイトの「信頼」の築き方

本当に美味しいものを届けたいという想いから、シェフ手づくりグルメを実費にて厳選するセレクトショップ3rd Menu。信頼構築の要であるデザインをCanvaで内製化するECグルメサイトの舞台裏にお邪魔しました!
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3rd Menu, Nakamura Tomonori, interview

レストランでシェフによって手づくりされたお取り寄せグルメのセレクトショップ3rd Menu (サードメニュー 社名:株式会社グレーアンドネイビー 代表取締役:中村 友憲氏)は、大量生産大量消費になりがちなEC業界で「味」と「質」に対する圧倒的な信頼の構築に挑戦している新しいサービスです。

本当に美味しいものを届けたいという想いから、実費にて店舗で食事をしたり、手づくりグルメを取り寄せて味見。基準をクリアしたお店だけをセレクトして、3rd Menuに招待するというスタイルを取っているそうです。

こうして集めた希少度の高いお取り寄せグルメをできるだけシームレスに消費者に提供するために、ECサイトを活用した仕組みづくりにも注力しています。

そんな3rd Menuは、ウェブサイトのデザインからSNS投稿まで社内で内製し、クリエイティブも「手づくり」をしているとのこと。実はこの中核にはCanvaを利用したデザイン制作のPDCAがありました。

今回は、そんな上質なお取り寄せグルメECのブランディングとデザインについて、もともと美味しいレストランを探すことはもちろん、海外旅行中も現地の食品工場を見学してまわるほどの食好きだという3rd Menu代表の中村さんと、レストラン取材からクリエイティブ制作まで一手に担うSNS運営担当の山本さんに直接お話を伺いました。

3rd Menuはどんなサービスですか?

3rd Menuは、レストランで手づくりされるお取り寄せグルメのセレクトショップです。一般的にお取り寄せグルメというと、スウィーツや食材、加工食品などを、思い浮かべる方が多いかもしれないですが、3rd Menuが主に取り扱っているのは、レストランのシェフがキッチンで手づくりする冷蔵・冷凍の料理です。

商品は、工場生産品ではなくお店でシェフが手づくりするものだけにこだわっています。食材の鮮度や微妙な味の調整に限界がある工場生産とは違って、お店で出す料理と同じ環境、同じ材料、同じシェフの技術を用いてつくられるお取り寄せグルメは、圧倒的に美味しいのです。

お客様レビュー写真よりfalò「オッソブーコ(仔牛スネ肉のトマト煮とサフランリゾット)」

また、それぞれのお店で高度な技術を用いて包装しているため、どの料理も自宅で簡単に温めたり、焼いたりするだけで出来立ての味が味わえるようになっています。最後の調理工程をプロではない一般の消費者が自宅で行うことまで計算し尽くして作られているため、レストランで食べるグルメに遜色ない、本物のシェフの味を楽しむことができます。

お取り寄せグルメの梱包例1

お取り寄せグルメの梱包例2

こうしたいわゆる“職人が作る本当に良いもの”へよりアクセスしやすくするために、オンライン上でのセレクトショップという形を取っています。ECショップにすることで、注文手続きをシンプルにできるだけでなく、さまざまな決済方法に対応することができ、より消費者にとって利用しやすいサービスになっているのではないかと思います。

3rd Menu創業のきっかけは?

もともと、美味しいものの味はもちろんのこと、食の生産過程や美味しいものにまつわる雑学も含めて好きだったという中村さん。なぜEC事業にしようと思われたのか伺いました。

代表取締役中村さん 3rd Menuで取り扱うモッツァレラチーズ製造現場(南青山にあるイタリアンレストラン「イル・パチョッコーネ・カセイフィーチョ」の取材風景)

僕は、本当に美味しい料理というのは最高のエンターテインメントだと思っています。もともと、国内外、屋台ご飯から星付きレストランでの食事まで、美味しいものを探してまわることが大好きですし、自分で料理をして自分好みの味を試行錯誤するのも好きなんです。

それだけでなくて、例えば旅行中も現地のワイナリーや食品工場を見学してまわったり、食に関する歴史や雑学に関する書籍を読み漁ったり、食の背景や周辺にあるストーリーにもついつい惹かれてしまって。

そんな趣味が興じて、“食を楽しみ尽くすための学校” をコンセプトに「EAT UNIVERSITY」という食にまつわる様々なテーマを深く掘り下げるコミュニティ&Webマガジンを運営していました。

コミュニティ&WebマガジンEAT UNIVERISTY 「カルボナーラ発祥の地ローマで一番美味しいと言われる『Roscioli』のカルボナーラを教わる会」

ちょうど、新型コロナウィルスの影響がではじめたころ、EAT UNIVERSITYを通じて交流のあったシェフの方から、レストラン営業以外で売上をどう上げていくか相談を受けていました。

お世話になった人を応援したいという気持ちや、本当に美味しい料理を提供されているお店を、コロナの影響から守る仕組みを作りたいと思ったのが、3rd Menuの着想を得たきっかけでした。本当に美味しい料理を提供されているお店は日本の財産、守らないといけないと思うのです。

同時に、食好きの一消費者として自由に美味しいものが楽しめない今の環境をストレスに感じていました。本当に美味しいものを自宅でも味わえるようにしたいという想いもありました。

そうして2020年12月に3rd Menu by EAT UNIVERSITYとしてシェフの手づくりグルメを自宅にお届けするECセレクトショップをローンチしました。

3rd Menuのブランディングとデザインの関係

多くの想いが詰まった事業の立ち上げだったようですが、食のセレクトショップとしてオンラインでブランドを作る上で注力されたのはどういったところですか?

自分たちのように大手ではない会社にとって、デザインや写真のクオリティは極めて重要だと考えています。まず何よりも信頼してもらうこと。ECはお客さんと顔を合わせることはできないので、表に出るデザインが自分たちにとっての顔であり服装だからです。

また純粋に、サイトを訪れた人がたのしくお買い物できるかという点において、デザインされたECサイトとそうでないECサイトでは、ショッピング体験が全然違ってくると思います。

写真やコンテンツが豊富な3rd Menuの商品ページ

もちろん購入してもらえるのが一番良いですが、そうでなくても、せっかく3rd Menuのサービスを知って、3rd Menuのサイトを訪れてくださった方には、楽しい体験をしてほしいという想いもあります。

そういった意味で、ブランドコンセプトである 「家庭の食卓に”!”を生み出せる」ような仕組みというのは、3rd Menuのサイトから始まるショッピング体験も含まれています。

本当に美味しい料理の味はもちろんですが、食にまつわる体験を丸ごと良いものにしたいと考えながらブランドを作っていく中で、デザインや写真のクオリティには、必然的に時間もリソースもかけるようになりました。

3rd Menuクリエイティブ制作の裏側

ウェブサイトやSNSでは商品やレストラン、そしてシェフの写真がたくさん掲載されていますが、クリエイティブ制作はどうされていますか。

ブランドの雰囲気を大切にしているので、基本的に社内で内製してます。

新しいサービスとして予算規模の壁もありますが、外注することでブランドの軸がずれてしまうことも多く、その調整コストも考えると内製して、近いところでPDCAを回す方が結果的に効率が良いと感じています。

実際の制作の流れは、基本的には僕がディレクター的な立ち位置で、大まかな企画やイメージを練り、デザイナーさんやカメラマンさん、マーケティングチームのメンバーに共有します。

クリエイティブの規模によって馴染みのデザイナーさんに依頼したり、マーケティングチームの担当がCanvaを使って制作したりしています。

例えばSNSの投稿は、SNS運用担当の山本がクリエイティブ制作も担っているのですが、まずは方向性や基本的なルールを僕が山本に伝えます。それを基に彼女がCanvaでデザインを作成。それに対して僕がフィードバックをしてクオリティをあげていく、というサイクルですね。

Canvaで作る3rd MenuのSNS投稿デザインのこだわり

美味しそうなグルメがずらっと並ぶ3rd Menuのインスタグラム。デザイン制作もされているSNS運用担当の山本さんにも実際の制作についてお話を伺いました。

おうちで美味しいものを食べる時の温かみを彷彿とさせるような3rd Menuのブランドイメージに沿った、色味や字体を使用して、統一感を出すようにしています。

料理が引き立つミニマルなデザインで信頼を築く3rd MenuのSNS投稿画像

1枚1枚、画像の色味には特にこだわっています。背景に写真を使用して、その上に文字を書く場合、文字を読みやすくするため、文字と写真の間(写真の上)に正方形の素材を挟んで透過するようにしています。

統一感のあるインスタグラムのレストラン紹介投稿

Canvaには、カラーの項目に「写真の色」として、写真に使用されている色を自動的に教えてくれます。その色の素材を挟むことで、投稿の色見や雰囲気を統一できるので助かっています。

3rd Menu SNS担当者が語るCanvaの使用感

3rd MenuのSNS投稿のデザインもコピーライティングも担当される中で、Canvaを使い始めたきっかけや実際に業務に使用してみていかがですか?

Canvaを使用する前は、インスタグラム上にある編集機能を使用していました。ある時、普段個人的に見ていたインフルエンサーの方が、投稿を編集する際に使用しているアプリとして紹介していたのを見て、おしゃれな投稿だったので、気になってアプリをダウンロードしたのがCanvaを使い始めたきっかけです。

取材からクリエイティブ製作まで担うSNS運営担当の山本さん

テンプレート、フォント、色などの種類が豊富で、非常に使いやすいです。おしゃれなテンプレ―トが多く、簡単に凝ったデザインの画像を作成できるので、初めてSNS担当を務めているのですが無くてはならない存在です。

特に、用途に合わせてテンプレ―トを検索できるところが気に入っています。Instagramの投稿というジャンルであれば、正方形の画像をもとに、テンプレートが作成されています。SNSのジャンル分けに加えて、投稿の目的に沿ったテンプレートもあります。

Canvaのテンプレートを使用したインスタグラム投稿2

最近では、セールのSNS用グラフィックのテンプレートを使用しましたが、テンプレートがあることで、どのようなデザインにすべきかアイデアを沢山参考にさせてもらいました。

また、私が特に好きな機能は、編集の「微調整」という機能です。この微調整を使用すると、思い通りに、画像上の配置のバランスを整えることが出来ます。

動画制作の課題をCanvaで解決

また、Canvaを使っていて特に感動したのが、動画も作れる点でした。

SNSでキャンペーン企画を実施するときは、普段の投稿よりも多くの情報を入れ込む必要があるのですが、皆さんが投稿文を丁寧に読んでくれるわけではありません。

画像だけ見てイメージが湧かず参加率が落ちたり、参加方法を間違われていて応募できていなかったというようなことを防ぐためにも、できるだけクリエイティブは動画にして、大事な情報を全て入れ込めるのが理想。でも動画となると画像編集より遥かに難しいイメージでした。

ところがCanvaでアニメーション機能があることに気がつき、これならすでに手元にある商品画像を使ってスライドショー動画が作れると思いました。結果、非常に反応も成果も良いギフトキャンペーンとなりました。

Canvaのテンプレートを使用したギフトキャンペーン動画

以前SNS広告用に、iMovieやFacebook広告マネージャーを使ってスライドショー動画を作ったことがありましたが、クリエイティブのスキルやカスタマイズできる要素の制限から、思うようなものが作れませんでした。

Canvaのテンプレートを使って動画を作ったところ、アニメーションの流れも自然で音楽とも合った、まとまりのあるクリエイティブになりました。

2ページ目に使用のCanvaテンプレートはこちら

ユーザーによる投稿を促すUGCキャンペーンだったのですが、3ページ目に使用したスマートフォンの画面上に投稿したイメージ画像をはめ込む仕様のテンプレートのおかげで、より参加方法のイメージがしやすいキャンペーンになったと思います。

3ページ目に使用のCanvaテンプレートはこちら 

常勤のデザイナーや専門の動画制作スタッフがいないスタートアップやベンチャー企業にとって、このクオリティの動画が作れることには感動しました!Canvaは新しい会社にとって、とても心強いデザインツールだと思います。

3rd Menu SNS担当者が望むCanvaに追加してほしい機能

今後Canvaに追加して欲しい機能やこうなったら良いな、と思われる点を教えてください!

ぜひInstagramとの連携を強化してほしいです。業務上Canvaで作成した画像をInstagramに投稿することが最も多いので、CanvaからInstagramへ複数枚の画像を投稿できたり、複数枚の予約投稿ができたりすると、投稿までがスムーズになり助かるなと思います。

また、Canvaにアップロード画像をアルバム分けできるような機能があると嬉しいです。

今後の3rd Menuのサービス展開

現在は手づくりグルメにフォーカスしていますが、シェフが手づくりする料理以外にも「家庭の食卓に”!”を生み出す」ことのできる商品はたくさん展開できると考えています。

一般の消費者がおうちで本当に美味しい食の体験を楽しめるように、周辺商品も更にラインナップに加えていきたいです。

La Pentrachaオーナーシェフが特注したこだわりのピザカッターなど周辺商品の販売も拡大中

何よりも、家で美味しいものが食べたいと思ったときに、まず一番に思い浮かべてもらえるようなブランド/サービスになっていきたいですね。

近いうちに、また新しい体験を生み出すことのできる取り組みを色々と準備しているので、またCanvaを使って視覚的にも魅力的な伝え方を工夫しながら、ブランドの信頼度向上とサービスの拡充を加速していこうと思います!

3rd Menuについて

Canvaについて

Canvaでは、社内にフルタイムのデザイナーを持たないスタートアップやベンチャー企業でも、高いクオリティのグラフィックデザインや動画を簡単かつ自由に作ることができるデザインプラットフォームを提供しています。

現在、世界190か国の合計5,000万人以上のユーザーに利用されているCanvaのサービスですが、日本も2017年5月のサービス開始以来、多くの法人・個人事業主・クリエイターの方々などにご愛用いただいております。

質の高い顧客体験を提供したいと考えるサービスが必ず直面する、クリエイティブのリソース不足・スキル不足・予算不足という課題。テンプレートをカスタマイズするだけで、簡単にオリジナルのデザインを作成できる「Canva」で解決してみませんか?

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