「ポスターを簡単に作れたらいいな」エプソンプリンターがデザインツールにCanvaを選んだ理由とは

“Canvaを通して味わった「自分でデザインできることの喜び」を、プリンターを利用するお客様や取引先の方にも体感してもらいたい”
今すぐCanvaでデザインを始める
エプソンプリンター

カラーインクジェットプリンターやプロジェクターで市場をリードするエプソン社。エプソン社の商品ラインアップの一つに、ポスターや横断幕、のぼりなどを印刷できる、大判インクジェットプリンターがあります。

この大判インクジェットプリンターの販売推進を担当しているのが、矢板由香里さんです。矢板さんは、プリンターを利用するお客様向けに、デザイン関連のワークショップやセミナーを企画・実施しています。

矢板さんは、ポスターやDMチラシのデザインに使えるデザインツールとして「Canva」をイベントなどで積極的に紹介している、まさに “Canvaアンバサダー” 的存在です。

Canvaとの出会いについて、矢板さんは「キャリアを取り戻して、創造的な仕事ができるようになったきっかけ。仕事が面白くなった」と語っています。

今回は、Canvaを使い始めたきっかけ、そしてCanvaをどのように活用されているかについて、矢板さんにお話を伺いました。

<お話を伺った方>

エプソン販売(株)商業機器MD部  矢板由香里様

目次

Canvaを使い始めたきっかけ

私は、セイコーエプソン株式会社に入社して、人材育成とマーケティングに従事したのち、結婚や出産をきっかけにアシスタント業務を担当していました。新しい仕事にチャレンジしたいと思っていたのですが、目立った実績がなく、なかなか自己アピールできずにいました。

そこで、「まずは実績を作ろう」と思い立ち、朝早くに出社して、朝の時間を企画を考える時間にあてるようにしたんです。その甲斐あり、DMを安価に手作りする方法を紹介したお客様から、感謝の言葉をいただけるように。

2018年には、大判インクジェットプリンターの販売推進の担当を任されました。チャンスが巡ってきたと思いましたね。大判インクジェットプリンターの販売推進を担当するようになって、展示会のためのポスター準備に関わるようになりました。

エプソンでは、自社製品をお披露目する展示会を年に数回開催しています。私はその展示会で使う、ポスター・のぼり旗を用意する担当でした。いざ用意に取り掛かった私はそこで、サンプルポスターのデザインが数年来変わっていないことを知りました。

そこで、お金を使わずに、簡単に新しいポスターやのぼり旗を作成できないかなと思っていた時に見つけたのが「Canva」でした。

他にも検討していた無料デザインソフトやツールはあったのですが、日本語フォントが少なかったり、サイズの上限値があってのぼり旗を制作できなかったり。せっかく使うのであれば、ある程度知名度があって、長く使えそうな会社のサービスを選びたいと思っていました。

そんな経緯もあり、最終的にCanvaを選びました。Canvaは、直感的な操作でデザインができるので、とても使いやすい印象を受けましたね。2018年当時は、まだ日本語のテンプレートが少なかったのですが、フォントなどを工夫して、エプソンブースのポスターデータを一新させることに成功しました。

エプソンとしてCanvaを紹介するうえでの障壁

実際にCanvaを使ってみて、とても使いやすかったので、プリンターを利用してくださっているお客様にも知ってほしいなと思いました。

そこで、ポスターもデザインできる「クラウド型デザイン作成サービス」としてCanvaの紹介を始めようとしたのですが、すぐに壁にぶつかりました。自社製品ではないため、お客様へのサポートの多くを対面で行っている社内の営業へどのように紹介、浸透させるか苦慮しました。

簡単にCanvaのサービスを広められると思っていたからこそ、なかなか前に進めず悶々としていたのを覚えています。

『電波少年』土屋さんとの出会い

ちょうどそのころ、面白法人カヤックCEO・柳澤大輔さんが学長を務める「まちの大学」の「アイデア学部 突破クリエイターコース」に参加しました。

アイデア学部 突破クリエイターコースは、様々な壁を「突破」してきたクリエイターたちから直接話を聞いて、学ぶことができる講座です。壁を超える気づきを得られる機会になればと思って参加しました。

その講座で講師として登壇されていた人の中に、視聴率30.4%の伝説番組「電波少年」のプロデューサー・土屋敏男さん(日本テレビ放送網株式会社 日テレラボ シニアクリエイター)がいらっしゃいました。

その講座で土屋さんが発したある言葉に、衝撃を受けたのを今でも覚えています。

“まわりに相談すると、なぜかどこかで止まって進めない。相談しないでやっちゃう。それが当たると、「あ、何かやってるな」と思って黙認される”

この土屋さんの言葉には大変励まされました。会社としてCanvaを紹介できなくても、できるところから始めよう。何か実績を残せば少しずつ受け入れてくれるはず。そう思って、プリンターの営業チームが説明しやすいように、「このプリンターにはCanvaがおすすめ」と書いたCanvaのポスターやチラシを作り始めました。

イベントや導入記事など、Canvaを紹介できそうな機会を見つけては、Canvaを発信し続けたんです。

その結果、社内で理解や協力を得られるようになり、Canvaを紹介するワークショップを開催できるまでになりました。Canvaについてもっと知りたいと言って、遠方から足を運んでくださったお客様もいて本当にうれしかったです。

他のデザインソフトにないCanvaの魅力

エプソンの大判インクジェットプリンターでは、大きいサイズのポスターなどを印刷できます。大判プリントに対応できるデザインソフトは少なく、通常であれば仕上がりサイズに上限値があるものがほとんどです。

しかし、Canvaのサイズの上限値は2116.664mm。標準サイズが600x1800mmであるのぼり旗も、Canvaなら問題なくデザインできます。様々なサイズに対応しているので、Canvaを使って自分でDMやチラシ作りも始めるようになりました。

オンライン活動で使うバナー制作でも、Canvaが大活躍

これまでは、セミナーや展示会をよく行っていましたが、今はコロナ禍ということもありオンラインでの活動に力を入れています。

その一環で、オンラインセミナーを開催したときに、セミナーをSNSで告知しました。通常であれば、SNS投稿に使うバナー画像のデザインは外注と決まっています。配属当初は、外注業者と広報メンバーが話をしている「px(ピクセル)」という単語の意味すら知らなかった私でしたが、Canvaを使い始めてようやくデジタル画像の単位だと理解できるまでに。

Canvaも使い慣れてきたので、バナー画像のデザインを外注するのではなく、自分で作成するようになりました。Canvaには、SNSで使える投稿画像テンプレートがあるのでとても便利です。ピクセル数も分かりやすいので、とっつきやすかったですね。

オンライン活動では、画像などのグラフィック素材の内容やクオリティが大事になってくるので、Canvaで思いのままにデザインできるのは大きなプラスになりました。

今ではテンプレートを使わずに、白紙の状態から自分でバナー画像を作っています。以下のバナー画像はすべて私がデザインしたものです。

「Canva Pro」はここがすごい!

Canvaには、無料プランと「Canva Pro」と呼ばれる有料プランの2つがあります。私は普段、Canva Proを利用しているのですが、Canva Proにしかないプレミアム機能の中で特に驚かされたものが2つあります。

1つ目が、画像の背景を透明にする機能です。「Background Remover」機能と呼ばれるもので、画像の背景透過処理をワンクリック(ワンタップ)で行えます。Canvaの投稿画面で画像を選択したときに、メニューの「エフェクト」から、「Background Remover(背景リムーバ)」をクリック/タップすると、背景透過できます。

Canvaに出会う前は、パワーポイントを使ってデザインをしていたのですが、背景透過の処理に手を焼いていました。製品や商品のまわりをギリギリまで切り抜いていたのですが、凹凸があると白が残ってしまい、画像を重ねるようなデザインはできませんでした。

Canvaのエフェクトである「Background Remover」機能を使うようになってからは、瞬時に背景を透明化できるようになりました。そのおかげで、Tシャツを重ねるような表現もできるようになり、デザインの幅が広がりました。

もう一つ驚いたCanva Proの機能が、プレゼン資料を動画に変換できる機能です。Canvaでプレゼン資料を作成すると、MP4ファイルの動画としてダウンロードできます。

以前までは、動画作成はAdobeのPremier Proのソフトを使っていたのですが、パソコンの容量がいっぱいで動画の編集が上手くできないことがありました。そんな時に、「この操作説明の動画もCanvaで作成できるのでは?!」と思って試した結果、意外にもサクッと作れてしまったんです。

こちらのYouTube動画は、Canvaのスライド資料を動画に出力して、音楽を付け足して作ったものです。

Canvaを紹介したWebセミナーを開催

2021年4月14日に、Canvaを使ったポスターの作り方を紹介した、Webセミナーを開催しました。今回のセミナーでは、Canvaの本社があるシドニーで日本マーケットを担当する植山さんをゲストにお呼びしました。

セミナーでは、実際に私がお客様からいただいた質問である「ふくろ文字の作り方」と「チョークアートのデザイン方法」の2点を中心に、かっこいいポスターの作り方を紹介しました。

ふくろ文字とは、文字のまわりが縁取りされた文字のことで、ポスターやチラシでよく見かける装飾文字のことです。自社のプリンターを利用してくださっているお客様の中には、このふくろ文字をチラシなどで使う方が多くいらっしゃいます。

Canvaには、ふくろ文字機能はありませんが、工夫すればふくろ文字を作ることができます。その作り方を植山さんがセミナーで説明してくださりました。

また、チョークアートとは、黒板にチョークで描かれたデザインのことです。カフェやレストランの看板で見かけたことがある人もいるかもしれません。イメージとしては、このような感じです。

『鎌倉 百年の蔵~カフェ&ギャラリー tsuu』小沼多鶴子様 作

このチョークアートも、Canvaで簡単に作れてしまうということで、セミナーではそのデザイン方法についても紹介しました。

Canvaとエプソンのプロモーション動画を制作

以前から、エプソンとCanvaのプロモーション動画を作れたらいいなと思っていました。そこで、Canvaにあるポスターテンプレートを使って、エプソンの大判プリンターで印刷している様子を動画にしました。

エプソンの大判プリンターとCanvaテンプレートで、手軽にポスター制作・印刷ができることをアピールした動画になっています。この動画もナレーションを入れて自分で制作しました。

Canvaを使って今後やってみたいこと

過去にCanvaを紹介したセミナーを2回行っているのですが、両方とも参加者の95%以上の方が満足と回答し、大好評でした。

これまでは、私が担当している大判インクジェットプリンターを使った、Canvaの使い方を紹介してきました。エプソンには、様々な種類のプリンターがあるので、今後はポスターやチラシ、Tシャツ、ラベルなど、幅広いデザイン素材を取り扱いながら、商品を魅力的に表現したいなと思っています。

そして、私自身がCanvaを通して味わった「自分でデザインできることの喜び」を、プリンターを利用するお客様や取引先の方にも体感してもらえるよう、今後もCanvaを積極的に紹介していきたいと思います。

Canvaがあれば、たとえ商材や仕事が変わったとしても、想いをカタチに起こしていくことができるのではと感じています。Canvaという素晴らしいツールに出会えてよかったです。

 

エプソンの商品ラインアップ

まとめ

Canvaでは、デザインの知識を持たない人でも、高いクオリティのデザインを簡単かつ自由に生み出すことができるデザインプラットフォームを提供しています。

現在、世界190か国の合計5,000万人以上のユーザーがCanvaのサービスを利用しており、日本では2017年5月のサービス開始以来、多くのユーザーにご利用いただいております。

法人や個人事業主、クリエイターなど、幅広い分野で活躍される方々のデザインにおける様々な課題・ニーズの解決を支援しています。

テンプレートをカスタマイズするだけで、簡単にオリジナルのデザインを作成できる「Canva」をぜひ一度お試しください!

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