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10倍以上の時間短縮を実現。Canvaを使った、ボランティア募集・子ども募集チラシ作成の効率化

認定NPO法人キッズドアの玉木さんに、「どのようにCanvaで10倍以上の短縮を実現したのか?」お聞きしました!
Canvaでデザインを作成!
10倍以上の時間短縮を実現。Canvaを使った、ボランティア募集・子ども募集チラシ作成の効率化

キッズドアさんは、困窮家庭の子どもたちに無料の学習支援などを行うことで、貧困の連鎖を断ち切ることに取り組んでいる認定NPO法人です。

この記事を作成するにあたって、Canvaをどのようにご活用いただいているのかを、キッズドアの玉木さんにインタビューいたしました。驚いたことに、Canvaでチラシを作るようになって、10倍以上の時間短縮を実現したそうです。

この記事では、キッズドアさんの取り組みはもちろんのこと、なぜ10倍以上の時間を短縮できたのかもご紹介していきます。

キッズドアとは?

ーーキッズドアさんについて教えていただけませんか?

主に、日本の子どもの貧困問題に取り組むNPO法人です。無料の学習支援を行うことで、貧困の連鎖を断ち切ることを主な活動としています。

中学3年生を対象とした高校受験対策の学習支援から始まり、そこから10年かけて活動の範囲もだんたん広まっていきました。現在は、本当にいろいろな学習会があります。

例えば、高校受験対策の学習会、ご飯付きの居場所型の学習会、英語特化の学習会、完全オンラインの学習会などを行っています。

あとは、医療分野に進みたい高校生を対象にした学生さんの医療コース学習会もしています。昨年度も、何人もの生徒が医学部に合格しました。外国ルーツの子を教えている学習会もあるので、対象も幅広くなっています。

ーー学習会は、塾・予備校のような感じですか?

キッズドアの学習会は、寄りそい型学習支援というところが特徴なんです。基本的にはマンツーマン、多くても2〜3人に対して、先生一人で個別に教えるようになっています。集団で教えるのではないので、その子の特徴に合わせて教えています。

ーー学習会では、どんな方が先生を務めているのですか?

主に、ボランティアさんが教えてくださっていますが、アルバイトさんもいます。

大学生のボランティアさんもいますし、企業にお勤めの社会人、定年退職後に時間があるからとご活動くださっている方など先生の年齢は幅広いです。

ーーそうすると、教えるボランティアさんの人数もかなり必要になりそうですね。

2021年度の時点で、拠点数は64で、900人以上の方がボランティアに登録してくれました。

ーー居場所型学習支援についてですが、ご飯も出しているのですか?

私が入職した2015年に、居場所型学習支援が足立区で始まりました。私は足立区の担当で、5年近く居場所型学習支援を担当しました。

当初は、子どもたちがお腹が空きすぎて勉強が手に着かないということで、軽食の提供から始まりました。

キッズドアの学習会はそれまで通塾型で週1回、公共施設の 空きスペースをお借りして学習支援を行うという形態の学習会が多かったのですが、2015年から居場所型学習会という形態の学習会も少しずつ増えてきました。居場所型学習会は物件を借り上げて週6回学習会を開催しています。

ーー週6回、ご飯付きはすごいですね!

そうなんです。学校のある時は夕方からですが、夏休みなんかは午前中から開いているので、自分の家族よりも、子ども達との時間の方が長いんじゃないかっていうくらい一緒にいます。

ーー居場所型学習支援では、午前中からずっと勉強しているのですか?

勉強を教えに来てくれるボランティアさんが来るのが18時~20時なので、それまでの間は居場所としてみんな自由に過ごしています。自習している子もいれば、子ども同士で遊んだり、キッズドアスタッフとお話をしたり、本や漫画を読んだりという感じです。こちらから何かをしなさいというのではなく、みんな自分たちで考えて自由に過ごしています。

ーー玉木さんは、どんな仕事を担当されているのですか?

産休・育休から戻ってからは、研修室の配属になっています。キッズドアのノウハウを全国の学習支援団体の方にお伝えするというのが研修室の大きな役割です。

日本の貧困問題は、東京だけでなく、日本全国どこにでもあります。研修室では、地方で学習支援団体を立ち上げて頑張っている皆さまに、キッズドアのノウハウやいろいろな情報をお伝えする研修をオンラインで行っています。

オンライン研修後にご相談をいただくこともあり、「キッズドアさんのチラシを真似していいですか?」といったご相談をいただいたこともあります。Canvaでデザインを作って、「こういうのはどうですか?」と提案したこともあります。

ーーどんなところにやりがいを感じますか?

学習会を担当しているときは、子ども達の成長がやりがいでした。今は、全国各地の学習支援団体の方に「研修を受けてすごく勉強になりました」と言っていただいたり「自分がやってきた活動に自信が持てました」と今まで以上にやる気に満ち溢れていらっしゃる姿を見たときにすごくやりがいを感じます。同じように頑張っている仲間がこれだけいるんだ、ということを実感できて私もパワーがもらえます。

Canvaで、大幅な効率化を実現

ーーどういうきっかけでCanvaを知りましたか?

はじめてCanvaを知ったのは、2017年か2018年の現場にいるときでした。違う拠点で活動する大学生がパンフレットを作っていたのですが、それがすごい上手だったんです。

どうやって作ったのかを聞いたら、「これ、Canvaで作ったんです。Canvaって、すごくいいですよ!」と教えてくれました。ただ、そのときは使いこなせないかもと思っていたんです。

産休・育休復帰後、非営利団体向けCanvaのアカウントが付与されたのですが、最初は使うことに抵抗を持っていました。ですが、復帰後ということもあり、仕事がバーッと来る感じではなかったので、時間の余裕はありました。

今やらないと、後になってやれないなーと思って作ってみたら、「えー!これ使いやすすぎる!」と感じたんです。そこからは、Canvaでいろいろ作るようになりました。

キッズドアでは、チラシをよく作る人にCanvaのアカウントが付与されます。今では、「あー、これCanvaで作ったんだなー」と分かるようになりました。

非営利団体向けCanvaとは?
非営利団体向けCanvaでは、プレミアム素材を無料で使えます。また、Canva Proのテンプレートや機能も使えるようになります。
詳細:https://www.canva.com/ja_jp/canva-for-nonprofits/

ーーCanvaを使うことで、改善や効率化できたことはありますか?

時間的なことで言えば、チラシ作成にかかる時間をすごく短縮できました。

キッズドアの職員はみんながみんなデザインに詳しいという訳ではありません。でもチラシを作る場面はとても多いので、Canvaのテンプレートにとても助けられています。

あとは、フォントがいろいろあるのもいいなと思っています。以前は、フォントをダウンロードして使うこともありました。でも、他のパソコンではちゃんと表示されないこともあって、結構やりにくいなと思っていたんです。

玉木さんが作ったチラシ

ーーCanvaを使って、どんなデザインを作っていますか?

普通のチラシだったり、研修のチラシ、報告書、企画書などを作っています。

以前は、パワーポイントでチラシを作っていたのですが、Canvaで作るようになって10倍以上の時間短縮ができたと思います。

パワーポイントで作っていたときは、一から作っていたので、すごく時間がかかっていました。その時は、現場も受け持っていたので、大変だったのを覚えています。

知識がある人にとっては、一からパワーポイントで作れるのがいいのかもしれません。ただ、知識の無い人にとっては、テンプレがあるのはありがたいです。

あと、チラシ作成の知識もないので、いつも自信を持てないまま作っていたんです。配色はこれでいいのか、フォントは変じゃないか、写真この位置でいいのかとか、本当に自信を持てませんでした。

当時はチラシ作成の仕事が来るたびに「チラシ作り好きじゃないのに…」と思いながら作っていましたね。

ーー好きじゃなかったんですね。今はどうですか?楽しめていますか?

はい。今は楽しいですね!

研修のチラシを作る必要があれば、「たたき台を作っておきますね」と自分から言って、7〜8割くらいを作るようにしています。

チームメンバーで文言は考えることもあるので、コメントを付けてやりとりをしています。

コメントを使ったやりとり(イメージ)

ーー楽しんでいただけているようで良かったです!

もう、テンプレを探すのすら楽しんでいます。プライベードでもCanvaの素材を探すのが好きで、寝る前にインスタで「#Canva」等と検索をしています。うまくCanvaを使っている人の投稿をみては、「ふむふむ、今度やってみよう」ということが結構あります。

Canvaで作るようになってから、「どんな風にチラシを作っているんですか?」とよく聞かれるようになりました。ただ、Canvaのテンプレを選んで作ってるだけなんですけどね。

あと、Canvaを使った資料で居場所型学習会での取り組みについて話した後に、全然面識のない他部署のアルバイトさんから「玉木さんって、あの資料を作った玉木さんですよね。あの色合いすごく好きでした」と言っていただき、Canvaが会話のきっかけになるのも嬉しかったです。

ーーCanvaが会話のきっかけになるなんて素敵ですね!

以前、法政大学の学生さんに、「子ども×学習支援」についての講義に、講師として招いていただきました。

その時の講義の告知チラシなんですが、学生さん達がCanvaで作ってくれていたんです。Canvaユーザーに会えて嬉しかったですね!笑

講義の後、法政大学ボランティア支援プロジェクトの皆さんと一緒に

ーー他にも、役に立っているCanvaの機能はありますか?

私たちの事業では、個人情報の取り扱いがすごく厳しいので、子ども達の写真をデザインに使うのが難しくなっています。オンライン研修の様子をスクショ撮影しても、映りたくない人をぼかすと、絵的な見栄えは落ちてしまいます。

でも、Canvaには、そういう写真素材もあるのがありがたいなって思っています。

Canvaの写真素材

ーー最後に、一言お願いいたします。

Canvaで作業効率が上がったので、個人的にもCanvaを広めたいと思っています。

オンライン研修でよく聞く悩みは、「地方だとボランティアを集めにくい」「子どもを集められない」といった悩みです。でも、よくよく話を聞くと、チラシを作っていなかったり、チラシの情報が古いままになっていたということがありました。また、チラシ内の情報が多すぎる!なんてことも。余白があるとつい埋めたくなってしまうんですよね。

Canvaは初めての人でも操作しやすいので、チラシ作成が苦手!という人にこそ使ってもらいたいです。せっかく長時間かけて作ったチラシでも、情報が伝わりにくいものになってしまっていたら、すごくもったいないので、視覚的なことをCanvaで解決できれば、ボランティア集めや子ども集めもしやすくなると思います。

ーー玉木さん、インタビューに答えていただきありがとうございました!

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