2005年に初の動画が投稿されたYouTube。今では、私たちの毎日の暮らしに密着した動画メディアとなりました。新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインでも「つながり」を感じることができる動画コンテンツが人気を集めています。本記事では、自分で作成した動画を発信したい人に向けて、効果的なYouTubeチャンネルアートの作成方法をご紹介します。
魅力的なチャンネルアートは、チャンネル登録者を増やし、動画の再生回数を上げるために不可欠ですが、PCやスマホなどデバイスによって表示が異なるため、作り方には注意が必要です。ここでは、最適化されたチャンネルアートを作成するコツについて、サイズやファイル形式などからデザインのポイントまで、必要な情報をすべて、ワンストップでまとめました。
本記事が役立つのは、以下のような人です。
・ブランディングに役立つYouTubeチャンネルアートを作成したい人
・魅力的なYouTubeチャンネルアートで登録者アップを狙う人
・YouTubeで発信を始めたい人
最後まで読めば、誰でも簡単にチャンネルアートをデザインすることができます。ぜひご活用いただき、効果的なチャンネルアートの作成に役立ててください。
押さえるべき2つのPoint!
「YouTubeチャンネルアート」とは、「YouTubeヘッダー」や「バナー画像」とも呼ばれ、YouTubeのチャンネルページ上部に表示される大型の画像です。チャンネルアートを設定することで、チャンネルを訪れた人に対し、チャンネルのコンセプトやブランドイメージ、どのようなコンテンツが配信されているのかなどを知らせる、いわば看板や壁紙のような画像です。
チャンネルアートを設定しなくても、YouTubeチャンネルを作成することはできますが、登録者を増やし、動画の再生回数を上げるためには、カスタマイズしたチャンネルアートを必ず設定すべきです。
重要な役割を持つチャンネルアートですが、作成にあたり注意すべきポイントがあります。
YouTubeのチャンネルアートは、PCやスマホ、TVやタブレットなど視聴するデバイスによって表示される大きさが異なります。このため、最も大きな画像サイズであるTVに最適化したサイズ(2560×1440ピクセル)のチャンネルアートを作成することが推奨されています。
さらに、すべてのデバイスで表示される領域は、チャンネルアート画像の中心部に位置する1546×423ピクセルです(スマホ向けサイズ)。必ず表示させたいロゴやタイトルなどは、この枠内に収まるように作成しましょう。
以下に、それぞれのデバイスに対する最適な解像度の一覧を示します。
YouTubeチャンネルアートは、チャンネルに興味を持った人が訪れた際に必ず目にするメイン画像です。このため、チャンネルの世界観や雰囲気を伝える画像を作成する必要があります。動画のイメージとチャンネルアートに違和感がないよう心がけましょう。
チャンネルアートをデザインする際には、以下のようなポイントに配慮して、チャンネル登録をしたくなるような魅力的な画像を作成してみましょう。
さらに、デバイスによって表示される領域が異なるので、作成済みの画像をYouTubeにアップした後、各デバイスで表示を確認することも重要です。
YouTubeチャンネルアートを作成する際には、最適な解像度をはじめ、さまざまなルールを守ってデザインしなければなりません。以下に、簡単にルールをまとめておきます。
また、ルールではありませんが、スマホの場合、チャンネルアートで使用した色のトーンにより、自動的にスマホ上部に表示されるカラーが設定されるということにも留意しておきましょう。
YouTubeチャンネルアートを作成する場合、上記の事項について配慮する必要がありますが、オンラインでデザインできるCanvaなら、あらかじめ設定済みのテンプレートを使って、ドロップアンドドロップの簡単な操作だけで、最適化された画像を作成することができます。面倒なルールを気にかける必要はありません。
Canvaは、デザインの経験がなくても、まるでプロが作ったようなグラフィックデザインをわずか数分で完成させることができるオンラインプラットフォームです。専属のデザイナーが作成した数百点のテンプレートに加え、豊富なカラーやフォント、6,000万点もの高品質の画像やイラスト、さらにオンラインの画像エディターを使用することもできます。多くの画像は無料で利用でき、有料のものもわずか1ドルと非常にリーズナブルな価格設定なので、高いコストをかけることなく本格的なデザインのチャンネルアートを作成できます。
Canvaの「YouTubeチャンネルアート」テンプレート一覧を見るには、以下のリンクをクリックしてください。
さらにCanvaには、便利な機能がいくつも備わっています。たとえば、作成中のデザインは自動で保存されるので、デザインの途中で保存し忘れるということがなく、レイアウトに集中することができます。
また、作成済みのデザインから簡単にコピーを作り、新しいデザインに更新することができるので、タイミングを逃すことなく、新しい動画の内容に合わせた適切なデザインのYouTubeヘッダー(バナー)を迅速に用意することもできます。
ビジネスなどで統一したブランドイメージを展開したい場合も、Canvaなら簡単です。オリジナルのロゴをデザインしたいなら、Canvaのロゴ作成ツールで簡単におしゃれでインパクトのあるロゴをデザインすることができます。
Canva Proを利用すれば、ブランドカラーの配色パレット、フォント、ロゴを設定することができるので、クリックするだけで簡単に一貫性のあるブランドイメージのYouTubeヘッダーが作成できます。
Canva Proでは、100GBのストレージが利用でき、すべてのデザインを保存することが可能。またマジックリサイズ機能でワンクリックでサイズを変更したり、背景を除去する機能など、便利な機能が数多く利用できます(30日間無料でお試しいただけます)。
Canva(https://www.canva.com/)を開き、検索窓から [YouTubeチャンネルアート] と入力して、チャンネルアートのテンプレートを表示します。
専属のデザイナーの手による、数百もの高品質なデザインから好きなデザインを選択します。
手持ちの写真をアップロードしたり、Canvaに用意されている6,000万点を超える豊富なグラフィック素材を使って、好みの画像に差し替えます。
ロゴを追加したり、画像を修正したり、文字を差し替えたりして、好みのデザインに仕上げましょう。
作成中のデザインは自動で保存されます。完成したら、PNGやJPGなどの形式でデータをダウンロードして、YouTubeにアップしましょう。
Canvaで作成したチャンネルアートは、あらかじめYouTubeの指定するルールに最適化されているので、チャンネルアートの設定画面でアップロードするだけで簡単に画面サイズにフィットした画像を設定できます。
チャンネルアートの設定方法は以下のとおりです。
アップロード画面では、「バナーアートのカスタマイズ」というプレビュー画面が表示され、ガイドラインとして、[テレビで表示可能]、[パソコンで表示可能]、[すべてのデバイスで表示可能] という3つの領域がそれぞれ表示されます。
これらの文字にマウスオーバーすれば、それぞれ、該当するデバイスでどのように表示されるかを確認できます。また、ここでは、画像の四隅をドラッグすることで、拡大縮小することもできます。
ここでは、[すべてのデバイスで表示可能] の領域内に、タイトルなどの重要な情報が収まっていることをしっかり確認しておきましょう。
もちろんです。www.canva.comにアクセスしてアカウントを作成するだけで、デザインを開始できます。PCだけではなく、アプリでもご利用いただけます。App StoreからiPhoneアプリやiPadアプリを、またはGoogle PlayからAndroidアプリを、それぞれ無料でダウンロードできます。
効果的なYouTubeバナーとは、視聴者がチャンネルの内容を想像できるものです。目を引く魅力的なグラフィック、読みやすいテキスト、一貫したイメージのロゴやフォントによるブランドイメージなどが重要です。
Canvaなら、同じデザイン画面から、サムネイル画像やSNS用の画像もすぐ作成できます。すべてのデザインをワンストップでまとめることができるので、個別にデザインする必要がありません。すべて、わずか数回のクリックで完結します。余った時間は、マーケティングやプロモーションに振り向けてください。