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「管理職はジェンダーレスな仕事」現役女性役員がCanvaを活用して伝える新しいマネージャー像とは

女性の管理職に対するイメージを変えるため、女性キャリア講座を配信している小原 ナナエさんにお話を伺いました!
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小原 ナナエ(おばらななえ)さん

先進国のなかでも、女性の社会進出や男女格差(ジェンダーギャップ)の分野で遅れをとっている日本。2020年に帝国データバンクが実施した「女性登用に対する企業の意識調査」によると、管理職に就く女性の割合は平均7.8%と、依然として低水準にとどまっています。

働く女性は増えているのに、なぜ女性管理職は増えないのでしょうか。職場の構造的問題や、女性の管理職に対するイメージなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って、女性管理職登用を阻んでいるのが現状です。

そんな中、女性の管理職に対するイメージを変えようと、女性に対するキャリア講座を配信しているのが、小原 ナナエ(おばらななえ)さんです。

小原さんは、オンライン講座Udemyにて「現役女性役員が語るキャリア講座」を公開しています。「女性管理職からジェンダーレスなマネージャーへ」と題して、多くの女性が抱える管理職という仕事に対する「モヤモヤ」をわかりやすく分解、そして自分の可能性をUNLOCKする(解き放つ)方法を解説しています。

Udemy動画講座を制作するにあたり、プレゼン資料をCanvaで作成するなど、さまざまな場面でCanvaを使いこなされている小原さんに、現在の取り組みやCanvaの使い方についてお話をうかがいました。

※本記事の最後に、小原さんのキャリ講座のプロモーションコードがあります。ぜひ最後までお読みください。

プロフィール

小原 ナナエ(おばらななえ)さん

外資系金融機関にて上級執行役員をつとめる。早稲田大学政治経済学部、グロービス経営大学院にてMBA取得。一貫してコンシューマー向けビジネスに携わり、組織変革・DX等を通じた売上への貢献が認められ2020年グロービス アルムナイアワード変革部門を受賞。アラサーで管理職への昇進の打診を断り、葛藤の末、アラフォーで管理職を目指すことを決意した体験を通じ、女性管理職のキャリアパスについての講座を制作。「女性の可能性をUNLOCKする」というテーマで活動している。

目次

管理職に対する “男性的なステレオタイプ” を払拭したい

ーー 「女性管理職」のテーマで講座を作ろうと思ったきっかけは何ですか?

小原さん(以下敬称略):現在、外資系金融機関で上級執行役員をつとめていますが、そのキャリアにたどり着くまで、さまざまな悩みや困難に直面しました。そこで得た学びが、若い女性の方々に少しでも参考になればと思い、「女性管理職」という視点から動画講座を制作しました。

ーー 「すべての女性が見るべき内容だと思います」など、多くの方から高評価を得ていますが、講座のどのようなところが受講生の心に刺さっているのでしょうか?

小原:「管理職」「マネージャー」という言葉を聞くと、“マネージャーはこうあるべきだ”という先入観を持っている人が多いかもしれません。でも、その先入観について深掘りしてみると、気づかずに男性的なステレオタイプに影響を受けていることがあります。

実際、管理職には「こうあるべき」という姿はなく、色々なマネジメントのあり方があります。状況に応じて、さまざまなマネジメントの方法を使い分けることが大事です

でも、女性の中には、これまで接してきた上司を見て、自分の中で完ぺきな「理想の上司像」を作り上げている人がいます。これが、管理職に就くことへのハードルを高めている理由の一つだと思います。

そんな方たちに知って欲しいのが、「引っ張らないリーダーシップ」もあるということです。周りの力を引き出すリーダーシップなど、さまざまなリーダーシップの形があっていいのです。また、管理職になると「忙しい」「残業が多そう」というイメージを持つ女性も多いかもしれません。ですが、管理職だからこそ権限と裁量をもって、自分の労働時間を減らすことも可能になります。

普段、管理職の仕事は意外と見えていないので、「こんなやり方もありますよ」というのを伝えて、女性管理職という仕事へのハードルを下げられたらなと思っています。

管理職を一度断った経験から、先入観にとらわれていたことに気づく

ーー 講座で話されている内容は、小原さん自身の経験に基づいていると伺いました。詳しく教えていただけますか?

小原:私自身、30代のときに管理職を断った経験があります。その時のことを振り返ると、「自分には管理職はできない」と思わせていた、管理職への強いステレオタイプが自分の中にあったのだと思います。

でも、後になって管理職にも色々なあり方があることを知りました。「あのとき、先入観をもっと捨ててもよかったな」と思いましたね。その経験を、若い女性たちに伝えて、悩む時間を少しでも減らしてもらえたらいいなと思って講座を作りました。

ーー 管理職昇進を断ったあとに、もう一度チャレンジしようと思ったきっかけがあったのでしょうか?

小原:ありました。周りの女性の中には、抵抗感を持たずに管理職の仕事を受ける人もいて、「なぜ自分だけこんなにできないと思い込んでいるんだろう」と疑問に思ったことがきっかけでした。

あと、30代でプレイヤーを続けていると、自然と実力が上がってきますし、組織の課題も見えるようになります。「上司がこうしてくれたらもっといいのに」というアイデアもたくさん浮かびます。

しかし、上司に「こうした方がもっといいと思います」と提案しても、上司には上司なりの考え方があるのでなかなか変わらない。上司を変えることばかり考えて仕事をしていたので、「提案ではなく自分でやってみてもいいのかな」と思い始めました。

自分の上司を引きずり下ろして「私が上司になってやる」というのではなく、チャンスがあれば自分がやるという選択肢を持ってみてもいいのかなと気づいたのです。

女性管理職に対する誤解やネガティブなイメージの根元にある「思いこみ」とは?

ーー 女性が管理職を目指さない理由に「仕事と家庭の両立が難しい」ことがよく挙げられます。そういったネガティブな意見についてどう思われますか?

小原:仕事って一生懸命していると、どんどん成長しますよね。成長すると、より難易度が高いことにチャレンジしたくなるときが、誰にもあると思います。それがないと、仕事はつまらない。刺激がなくて、ただ消化試合をしている気持ちになります。新しいことにチャレンジしたいときに、チャンスを掴めるよう「大きな役割(管理職)を担う」という選択肢を捨てないで、持っておくことは大事です

管理職という仕事を選択肢として持っていた人も、途中で持ち続けるか捨てるか決めないといけないと、思い込んでいる人もいると思います。でも、必ずしも決める必要はありません。

例えば、育児など家庭の理由で、仕事とプライベートの線引きをしたいこともあると思います。でも、子どもが大きくなって手が離れて、余裕が生まれるときもやってくると思うんですね。だからこそ、状況に変化があることを前提にして、「管理職」という選択肢を捨てないでほしいと周りに伝えています。管理職へのキャリアチェンジには年齢制限があるというのも、思い込みの一つです。生産年齢人口も確実に減っていきますし、優秀な管理職候補のプールは多いほどいい。そんな時代に変わっていくはずです。

ーー これも思い込みかもしれませんが、女性は出産でキャリアに遅れをとってしまうというイメージもあります。

小原:私の部下にも、これから出産を想定している人で、これからのキャリアを悩んでいる人がいます。私も同じ年頃のときに、同じように悩んだこともあります。でも正直、当時と比べると、今の方が断然働きやすいですし、仕事と家庭の両立もしやすい環境が整っています。今後もテクノロジーの発達で働きやすさはさらに加速していくでしょう。だからこそ、今の若い方たちには、過去の事例に引きずられて悩んでほしくないなと思います。

若い方たちがこうやって悩んでしまうのも、私たちの世代が伝えてこなかったことや、大変そうに見えてしまった部分があったのかなと思います。そのせいで、若い人たちの可能性を閉じてしまっているのかと。

出産でキャリアに遅れをとってしまうと思っている人もいますが、社会人人生20年を振り返ったときに「遅れを心配する必要はなかった」と私は思っています。育休で1年働かない時期があったとしても、後からみればそこまで影響はないんです。そのあとに、キャリアが45度くらい急角度に成長する時期だってあるかもしれない。

そもそも成長スピードは、3ヶ月で急成長するときもあれば、成長が緩やかな時もあって、一定ではありません。だから、キャリアに遅れをとることを考えすぎて、出産を狭く考えてしまうのは、もったいないことだと思います。

ーー 思い込んでしまうと、「可能性」に気づきにくくなってしまうのですね。

小原:そうです。だからといって、一方的に可能だと言われても、やり方が分からなければ悩んでしまう。やり方が分からないからこそ、多くの人が悩んでいるのだと思います。多くの方が知りたいのは、女性管理職のキャリアパスを「実現する方法」その方法をわかりやすく噛み砕いてお話をしたのがこの講座です

管理職はまさに「ジェンダーレス」な仕事であることを伝えたい

ーー 小原さんのお話の中に出てくる「ジェンダーレス・マネジャー」「女性の可能性をUNLOCKする」というお言葉には、どのような思いが込められていますか?

小原:ジェンダーレス・マネジャーという言葉は、友だちから「ジェンダーレス」をつけたほうが「本質が伝わりやすい」と言われて、使い始めた言葉なんです。

よく考えれば、「女性管理職」という言葉はあるのに、「男性管理職」という言葉はありませんよね。よく考えれば変だなって。昔は「女性総合職」「女性一般職」という言葉があったのに、今ではなくなっています。おそらく、まだまだ女性が管理職になることが珍しいからこそ、「女性管理職」という言葉があるのだと思います。

でも言葉に惑わされて、女性管理職だから「女性らしいしなやかさ」が求められていると思い込んで、きめ細やかな仕事をしないといけないと信じ込んでしまう人もいると思うんです「女性管理職」という言葉そのものに、デメリットがあるのかなって

私は管理職をやってみた体験から、この仕事に性別は関係ないな、と思ったので、管理職はまさに「ジェンダーレス」なお仕事だと思っています。

特に最近では、チームの力を引き出して組織を前に進めるというスタイルのほうが、組織のメンバーも仕事がしやすくて、やる気も出ると思います。そういうこともあって、私はできるだけ一人ひとりの話を聞くようにしています。その人のやりがいの置き所を知るだけで、その人の仕事へのこだわりにも気づけるようになるからです。

ですが、この方法が女性らしいかと言えば、そうでもないと思います。見た目が女性なので、女性らしく見えてしまうかもしれませんが、まったく同じことを男性がすることもできますし、マネジメントのテクニックの一つにしか過ぎません。チームの意見に耳を傾けることはマネージャーに必要なスキルなので、男性らしさや女性らしさは関係ないと思っています

Canvaをつかって動画講座のプレゼンテーションを作成した理由

ーー どのような場面で、Canvaをお使いいただいていますか?

小原:動画講座のプレゼン資料作成にCanvaを使いました。講座の動画制作は、今年(2021年)の2月に取りかかり、6月に公開したので、制作に4ヶ月かかりました。動画の制作は今回が初めてだったので時間がかかりましたね。動画は、動画ソフトを使って作ったのですが、動画内で使用したスライドはCanvaで作成しました。

あと、ちょうど1年前くらいからnoteも始めたのですが、noteの見出し画像にもCanvaを使っています。前までは写真を貼っていただけだったのですが、noteにCanvaボタンが組み込まれてからは、Canvaで自分で見出し画像も作るようになりました。

ーー Canvaを使い始めたきっかけについて教えてください。

小原:Canvaは、どこかで見かけたことはあったのですが、使い始めたきっかけはnoteの見出し画像を作るセミナー動画を見たときです。セミナーに登壇していた、Canvaの植山さんとは知り合いで、そこでCanvaについて再認識しました。

セミナーでは「たくさんのスタートアップ会社がCanvaを使っている」と紹介されていて、自分でビジネスをしている人や、自分でビジュアルを作っている人たちにCanvaが浸透していることも、Canvaを選ぶ後押しになりました

ーー 他にもプレゼン資料を作れるツールやソフトがある中で、Canvaを選ぶ決め手になったのはどんなことですか?

小原:私は、プレゼンテーションを作るときはビジュアルにこだわる派です。今、フランスの会社で勤めていますが、本社の人が作るスライドのデザインがとても素敵なんです。

デザインにこだわったプレゼン資料を作りたくて、PowerPoint®の有料プランを個人的に購入して使っていたこともあります。昔に比べて、PowerPointでもおしゃれなデザインに仕上げることはできるようになりましたが、どうしてもデザインに限界を感じていました。

オシャレにしようとデザインを工夫しても、PowerPointで作ったデザインだとわかってしまう。そんなこともあって、Canvaを覗いてみたんです。そしたら、写真素材がオシャレで、すぐに使いたいと思いました。

ビジネスパーソンにとっての「デザインの壁」をCanvaで乗り越える

ーー Canvaを使ってみて、どのような効果を実感されましたか?

小原:ビジネスパーソンの私にとって、ゼロからデザインを作ることはとてもハードルが高く感じてしまいます。自分のデザインスキルでは、細かいところまでこだわって作れません。でも、Canvaのテンプレートなら、写真を差し替えるだけなのでとても助かっています。「こんなに簡単にできるんだ」って、いつも驚いています。

Canvaでプレゼン資料を作ると、時間も節約できます。体感的にですが、PowerPointを使ったときよりも、Canvaの方が1割ほど早く資料を作成できます。

テキストの編集など、PowerPointでクリックが多い作業も、Canvaならワンクリックでできるからだと思いますこの一手間少ないところが気に入っています

最近は、Canvaの日本語フォントも充実してきたので、テンプレートのフォントをそのまま使って作ることも増えました。これまで時間をかけて選んでいたフォントやデザインも、選ぶのをやめて「テンプレートのまま使おう」と意識が変わってきました。

PowerPointでは、文字や写真の配置調整に時間がかかるのですが、Canvaではそこに時間を取られないので、テンプレートをそのまま使ってしまおうと思ったのです。Canvaのテンプレートなら、スライド10枚分までデザインしてくれているので、自分で一つ一つデザインする必要がないのも嬉しいです。

デザイナーではない自分が、見よう見まねでデザインにこだわるから時間がかかってしまう作業も、テンプレートに任せて “自分ではやらない” ようになりました。自分なりのこだわりは、写真を差し替えて演出しています。Canvaのおかげで、これまでデザインにかけていた時間とエネルギーを、スピーチ内容のブラッシュアップに使うことができるようになりました

Canvaを活用して、右脳を刺激するプレゼン資料を作るコツ

ーー Canvaの便利なポイント、おすすめな使い方があれば教えてください。

小原:プレゼンのスライドを作るときに心がけているのが、動画をスライドの背景に使うことです。背景に動画を使い、文字エリアをかぶせることで、かっこよく仕上がります。私は航空写真が好きなので、航空映像をCanvaで探して背景に使っています。これだけで、爽快感や未来感のあるスライドになります。

Canvaの動画素材はクオリティーが高いので、そのまま表紙の背景として使えます。プレゼンテーションを始めるときに、インパクトのある表紙があるだけで、プレゼンの雰囲気を作ることができるのでおすすめです

ーー 小原さんのプレゼン資料には、写真やイラストが多用されていますね。

小原:はい。スライドの文字をできるだけ少なくして、写真やイラストで内容を補足するようにしています。Canvaには、無料で使えるフリー素材がたくさんあるので、「自分が伝えたいことをイラストに置き換えるとどうなるだろう」と考えながら、素材を探して使うことができます。

例えば「多様性を大事にしよう」と言いたい時に、それを文字にするのではなく、いろいろな色の色鉛筆の写真を使うことで、違う角度から「多様性」を伝えることができます。写真やイラストを効果的に使うと、スライドを作る私も、見ている人も、いつもとは違う頭の使い方ができます。

スライドを作る時の私は「右脳」にスイッチを入れている感じです。ビジネスプレゼンは「左脳」を使うのですが、ビジュアルで表現するときに必要な「ひねり」は、右脳を使っているイメージです。「組織をリスクから守る」という話をするときでも、「傘」のイラストをつけるだけで、ビジネスから離れたモチーフで語ることができます。

ーー Canvaでは、お目当ての写真やイラストは見つけやすいですか?

小原:探している素材はすぐに見つかるので助かっています。「この素材が欲しい」というのがない時は、検索しながら、自分のイメージにあった素材を探すこともあります。「自分の能力を証明するために、過剰品質になりがち」という話をするときも、クジャクが羽を広げているイラストがあったので、「これが使える!」と思って使いました。

こういう右脳を使った作業は楽しいです。仕事はいかに楽しくするかが大事ですから。Canvaのようなツールがあるだけで、子どもが遊ぶような柔軟な発想力を鍛えることができて、楽しいですその楽しさは、伝わりやすいスライド作りにも繋がっていると思います

ーー 最後に、Canvaを使って今後挑戦されたいことがあれば教えてください。

小原:動画の講座をもっとUdemyで作りたいですね。Udemyは、時間も場所も自由に学べる場所なので、学びたい女性が自分のペースで学べる講座をもっと作りたいなと思っています。

オーディエンスを女性に縛らず、男性にも見ていただきたいので、今後は男女関係なく聞いていだける講座も作りたいです。「タイムマネジメント」「部下の育成」など、様々な観点で講座を作りたいと思います。

 

小原 ナナエさんのUdemy講座

『女性管理職からジェンダーレスなマネージャーへ。現役女性役員が語るキャリア講座』

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