「チラシの背景素材を見つけたいが、どんな背景を選んだらいいんだろうなあ」
チラシの効果をしっかりと出したいけれど、チラシの背景にはどんな画像を入れたらいいのか、と悩んでしまう人がたくさんいます。 最近では、無料で商用も可能な背景素材が豊富にありますが、どんな背景にしてもいいというわけではなく、きちんと効果を出したいのであれば、戦略的に考えて選ぶ必要があります。
そこで、この記事では、チラシ背景素材を探すことができる8つのサイトを国内外から厳選して紹介。さらに、効果的なチラシを作るために適した背景を選ぶコツや、簡単にハイクオリティのチラシを作ることができるデザインツールの『Canva』についてもくわしくご紹介します。
『Canva』を使えば、どれくらい簡単にチラシ作成できるのか、実際の作成プロセスも公開しますので、見ながらチラシ作成ができてしまいます。 ぜひ、高い効果を出せるチラシにふさわしい背景を選んで、実際に作成してみてください。
まず、チラシのデザインが決まっていない段階で、どんな素材を入れたらいいんだろう?と悩んでいたり、アイデアが欲しいのであれば、素材がたくさん集められているサイトがおすすめです。 この章では、おすすめできる「商用可能・無料」サイトを国内・海外から8つ選びました。
背景素材フリードットコムは、色から選ぶので迷うことが少なく、欲しいイメージに合った画像が探しやすいのが特徴です。デザイン作成用のソフトではない、ワードやエクセル、パワーポイントなどのソフトを使ってチラシを作成する方は、「PNG」形式でも画像がダウンロードできるのでおすすめです。
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「カラフル系」の一例
「緑色・黄緑色系」の一例
写真ACは、さまざまなテーマのフリー画像が豊富なストックサイトで、高品質の写真が無料で利用できます。会員登録すれば、姉妹サイトの「イラストAC」や「シルエットAC」も利用可能になります。会員登録が必要で、無料会員の場合は、1日の検索数に限りがあります。
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「背景」で検索した結果の一例
【無料・商用可能】A4サイズ 背景テンプレートダウンロードサイトは、背景に模様や柄を入れたいときにおすすめです。和風の柄も豊富に揃っているので、季節の催し物などのチラシには重宝するはずです。自然に関する背景も多めに揃っています。
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「自然」カテゴリー内の一例
「レンガ・ブロック・石」カテゴリー内の一例
Bg-Pattrensは、パターン(模様)に特化した背景素材サイトです。かわいらしいものが多く揃っており、ダウンロードの前に画面上でカスタマイズすることができるのが特徴です。サイズも豊富で大きなサイズから小さなサイズまで、作成したい大きさに合わせてダウンロードすることができます。
「かわいい」カテゴリー内の一例
「和風」カテゴリー内の一例
素材GOODは、イラスト素材のみを集めたサイトです。絞り込み検索もでき、背景素材であれば、季節別、色別、用途別など、カテゴリーで絞り込むこともできます。ファイル形式が豊富で、さまざまな形で利用することが可能です。
*画像によってファイル形式が異なります
Unsplashは無料で使える写真が約20万点もストックされているフォトサイトです。写真は全てプロが撮影しており、クオリティの高さが特徴です。フォトグラファー名のクレジット表記は推奨なので、クレジットなしで利用しても問題ありません。
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「Sea(海)」で検索した一例
「Family(家族)」で検索した一例
Vecteezyはベクター画像のみ提供している素材サイトです。ベクター画像はサイズを変更しても画像が劣化しないという特徴があります。大型のチラシから小さなチラシまで同じ画像を使いたいといったケースにはとても便利です。
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「Free(無料)Flower」で検索した結果の一例
海外の背景素材のみ集めたサイトです。国内の背景素材とは一味違った感覚の背景が揃っているので、いつものチラシとは雰囲気を変えてみたい、他社のチラシに差をつけたいといった時に探してみるといいでしょう。
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「PAINT」カテゴリー内の一例
「FABRIC」カテゴリー内の一例
チラシ作成の際に、効果的なチラシを作るための「背景素材」の選び方のコツをご紹介します。
膨大な量の背景素材から、これだと思える素材を見つけ出すのはかなり大変な作業です。背景素材探しに時間をかけ過ぎてしまうのを防止するためにも、ぜひこのコツをしっかりと実践してください。
まず最初に、どんなチラシが作りたいのかラフスケッチを書いておきましょう。どこにどんな項目を入れるかといったレイアウト(配置)案を立てておくことで、背景はどんな背画像を選んだらいいかが、絞られます。
チラシを構成する主な要素は以下のようになります。
ラフスケッチは、上手な絵を描く必要はなく、頭の中に浮かんでいるイメージを紙の上に出しておくといった感じで行います。ラフスケッチの段階で、必ずしも1案に絞ることはなく、3つか4つのレイアウト案を出しておいて、作成しながら最終的に一番いい案に絞っていくことをお勧めします。
チラシ全体のイメージをはっきりさせておくようにしましょう。特に背景の色はチラシの印象に大きく影響します。
ここで簡単に色が与える主なイメージをご紹介します。
Add column header | Add column header |
---|---|
赤系 | 情熱、危険、怒り、攻撃的 |
ピンク系 | 女性、可愛い、子供、赤ちゃん |
オレンジ系 | 親しみやすさ、楽しい、子供 |
イエロー系 | 明るさ、希望、注意信号 |
緑系 | 健康、自然、癒やし、安全 |
青系 | 清潔、冷たさ、誠実、男性 |
紫系 | 神秘的、優雅、高貴 |
白系 | 清潔さ、潔白、純粋、医療 |
黒系 | 夜、大人っぽさ、都会的 |
グレー系 | 地味、あいまい、上品 |
たとえば子供や赤ちゃん向けの商品であれば、黒は不適切ですし、メンズ向け商品であれば、青系やブラックをあえて使うのもいいでしょう。カラフルなチラシは元気で積極的なイメージになるので、セール告知などには適していますが、学習塾の生徒募集などには「学び」をイメージさせるような青系をメインに落ち着いた配色がいいでしょう。
あなたは、チラシを見た人にどんな印象を与えたいと思っているでしょうか。イメージをしっかりと決めておくと、背景素材選びの際に迷いません。
チラシに入れたい文字量とのバランスを考えて背景を選ぶようにしましょう。背景画像が目立ち過ぎてしまい、メインのキャッチコピーや商品の写真等の存在感を消してしまっては本末転倒になってしまいます。
大切なのは、メリハリを持たせることです。背景はあくまでもサブとして扱いましょう。
たとえば、セールス告知のチラシのような、情報量が多く文字量も多い場合は、背景画像は極力シンプルなものを選ぶようにして、文字がしっかり読めるようにします。
上品なイメージがセールスポイントの店舗(高級リラクゼーションサロン等)のチラシの場合は、文字量は少なく抑える傾向がありますので、背景素材はできるだけリッチ感が出るようなハイクオリティの画像を選び、文字とのバランスを取るようにセンス良くデザインしましょう。
短時間でハイクオリティなチラシを作成したいのであれば、簡単操作ができるデザインツールのCanvaがおすすめです。
Canvaは無料で利用でき、8,000点を超えるテンプレートがあるので、気に入ったテンプレートを見つけたら、画像を入れ替えたり色を変えたりするだけで、オリジナルのチラシがあっという間に完成します。
ここでは、
をご紹介します。
どれくらい簡単にできるか画像を使ってご紹介しますので、あなたもすぐにCanvaにアクセスして、一緒に作成してみましょう。
まず最初に、Canvaでクオリティの高いチラシが簡単に作れる4つの理由についてご紹介します。
テンプレートの量は圧倒されるくらい多く、どのテンプレートもプロが作成しているのでクオリティの高さは間違いありません。自信を持ってお勧めします。
とにかく操作が簡単でデザインツール自体を扱ったことがない初心者の方でも、数分間試してみれば、すぐに使いこなすことができます。
「フォーマット」から好みのサイズを選び
↓
「テンプレート」の中から好みのテンプレートを選び
↓
画像を入れ替えたり(自作の画像をアップロードすることもできる)
↓
文字を入れ替えたり(88種類のフォントの中から好みのフォントを選べる)
↓
色を変えたり、画像を加工したり(ボタン操作で非常に簡単)するだけで完成します。
スマートフォンやタブレットでの使用も想定しているので、直感的に操作することができ、難しい操作はありません。
無料で利用することができるテンプレートと背景画像(メイン画像としても利用可能)が豊富にあるので、デザインをどうしようか迷っているときには、テンプレートを眺めるだけでもアイデア出しの参考にできます。
画像は一部有料ですが、1点利用に付き、ワンタイムユースライセンスであれば$1、マルチユースライセンスであれば$10です。
「チラシ」のテンプレートの一部
画像を加工することも簡単にできます。たとえば、画像の色味の調整は、19種類のフィルタから好みの色合いを選べばOK。インスタグラムやスマホの写真加工アプリを使い慣れている方であれば、同じような手順でできるので、すぐに覚えられます。
画像の切り抜きや反転することもできますし、写真だけでなくイラストやロゴマークなどもテンプレートとして揃っているので、少し加工するだけで、オリジナルのロゴマークを作ることもできます。
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるので、隙間時間や移動の時間にも、スマホやタブレットからアクセスして作業を続けることができます。
アイデアが浮かんだ瞬間にスマホからアクセスして、瞬時にデザインを変えるといったこともできそうです。
では、実際にチラシを作成してみます。5つのステップで完了しますから、できれば同時にCanvaにアクセスして、ID登録してしまいましょう。
【ステップ0】(事前準備)アプリダウンロード・ID登録
Canvaにアクセスしてください。以下のような画面が出てくると思いますので、アカウントを作成しましょう。
スマートフォン、タブレットの場合はアプリをGoogle PlayまたはApp Storeからダウンロードして、同じようにアカウント登録を行なってください。
テンプレートは好みのものを選んでください。今回は、できるだけわかりやすく説明するためにシンプルなデザインを選びました。
背景画像を入れ替えます。今回は架空のカフェのリニューアル告知チラシを想定しています。 店名が「なつぞらカフェ」なので、背景から青空の画像を選んで入れ替えました。
次に、カフェで提供するメニューの画像を入れます。画像をアップロードして所定の場所に挿入します。
青空の色味をもう少し夏っぽくしたいと思ったので、フィルターを使って少し黄色が強い画像に加工しました。
チラシ上部の文字の書体を変えたり、色を変えてみました。
お店のマスコットを入れたかったので、イラストを入れました。今回は加工なしのイラストを入れていますが、Canvaには、ロゴを作成することができるテンプレートもあるので、オリジナルのお店のロゴを作成することができます。
最終的に元のテンプレートから、このようなチラシが完成しました。
チラシは構成する要素も多いので、背景選びに迷うことも多いはずです。もう一度、効果的なチラシを作るために適した背景を選ぶ3つのコツを復習しておきましょう。
簡単に効果の出るチラシを作りたいのであれば、Canvaがおすすめです。一度使ってみれば、その簡単さにびっくりしてしまうかもしれません。ぜひ、Canvaを使って、迅速に効果が出るチラシを作ってください。
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