Canva(キャンバ)で履歴書の英語版をデザインして、おしゃれに仕上げる方法を紹介します。
外資系企業や海外の企業への転職を考えるときには「英語で」履歴書を作成することが多いです。日本語での履歴書とは異なりどのようなフォーマットで送ればよいか分からず、戸惑う人も少なくありません。実は、英語の履歴書には決まったフォーマットがなく、自由な形式で作成できます。
とはいえ、どういった内容を書くべきかはある程度決まっているため、アピールするポイントや書き方のコツも知っておかなけばなりません。
英語の履歴書は、レジュメやCVとも言い、書くべき内容と書くべきではない内容がある程度決まっています。英語で履歴書を作る場合の基礎知識として、特に日本の履歴書との違いに着目してみましょう。
【フォーマット:A4版1枚が基本】
A4版1枚でまとめてください。職歴が長い場合は2枚も可です。黒文字を使い、見やすくシンプルにまとめるようにしましょう。しかし、Wordで作った文字だけの白黒文書よりレイアウトされた読みやすい履歴書のほうが好印象が与えられます。
【基本ルール】
英語の履歴書は、必要最低限の個人情報とスキルや実績が伝えられるようにまとめることがポイントです。項目ごとに日本の履歴書とは異なる点があるので、下記を参考しながらまとめてみましょう。
・氏名
すべて大文字で表記します。
・住所
日本とは逆の建物名→番地→市町村→都道府県の順で記載します。数字はアラビア数字で表記します。
・電話番号
冒頭に国番号を記載し、市外局番の「0」を取った電話番号を記入します。電話番号と併せて、メールアドレスを記載するのもいいでしょう。
(例)+81-3-〇〇〇〇-〇〇〇〇
・学歴や職歴
日本とは逆で、最終学歴や最終職歴から記入します。履歴書を提出する職種に関係のある学歴や職歴しか記載できません。また、学校名や会社名だけでなく、所在地まで記載するようにしましょう。
(学位の書き方:学士・Bachelor of 〇、修士・Master of 〇、博士・Doctor of)
・自分のスキルや資格
職種に役立つスキルや資格を箇条書きにします。端的に見やすくまとめることがコツです。多くのスキルや資格を持っている人はついついすべてを羅列しがちですが、よく考えて、効果的なスキルや資格に絞ってアピールするよう考えましょう。
・希望職種
応募したいポジションや職種を、しっかりと明記します。希望職種はアピールしたスキルや資格から見て、妥当に見えるかどうかをよく確認しておきましょう。この両者にずれがある場合「志望職種に適した人材」だとアピールできなくなります。
・履歴書用の写真
顔写真は企業から必要と指定された場合だけ添付するようにします。
日本語の履歴書とは異なり、英語の履歴書では個人のスキルチェックを重視します。そのため、特定の個人情報については記載する必要がありません。具体的には、次のような情報は書くべきではありません。
・生年月日や年齢、性別、配偶者、家族構成(子供の有無)、通勤時間、志望動機
インターネットで紹介されている英語版の履歴書フォーマットを利用しても良いのですが、きれいなテンプレートをベースにして、自分に必要なレイアウトを整えられるツールを活用して履歴書を作成するのもひとつの方法です。
英語の履歴書を読みやすくまとめるなら、簡単きれいに作成できるCanvaがおすすめです。履歴書に関連するデザインテンプレートが豊富に揃っているため、一から自分でデザインをする必要はなく、見やすく整ったレイアウトの履歴書が作成できます。
Canvaで用意されているオリジナルのデザインテンプレートは無料で使えるものが多く、学歴書や職務経歴書なども揃っています。職歴が多い人は、職務経歴書を併用するのもおすすめです。
これらのテンプレートを活用すれば、今まで英語の履歴書を作成したことがない人でも必要な情報をきれいにまとめられます。氏名や住所なども見やすいようにフォント調整がされており、そのまま使用できます。
オリジナルのテンプレートに記載されている項目で不要なものがあれば消し、足りないものがあれば追加も簡単です。
履歴書に写真を掲載する必要がある場合は、写真入りのデザインテンプレートを活用しましょう。Canvaなら写真入りの履歴書テンプレートも揃っています。
履歴書に写真を掲載するかどうかは、企業の募集要項に従ってください。写真掲載の指示がある場合は、写真入りのデザインテンプレートを活用しましょう。Canvaなら、写真入りのテンプレートもいろいろあります。テンプレートの写真部分を、自分で撮影した写真に差し替えてくださいね。
Canvaは履歴書の作成をアプリで簡単に行えます。何度も見直したはずなのに、出先で誤植を見つけてしまったという場合も、スマホですぐに修正できます。
作成した履歴書テンプレートはすぐに編集できるので、何度でも使える点も便利です。他の企業も並行して応募する場合は、その企業向けに作成した履歴書データをCanva内に保存して残しておきましょう。
最後に、英語の履歴書で使える便利な言い回しをご紹介します。上手に活用して、履歴書でも自分をしっかりアピールしましょう!
・英検の書き方:EIKEN
・学位の書き方:学士・Bachelor of 〇、修士・Master of 〇、博士・Doctor of 〇
・数字はアラビア数字を使う
・人名代名詞や冠詞(a / the)は省き動詞から記載することで簡潔な文になる
英語の履歴書は日本語のものと異なる部分が多くて、戸惑うこともあるかもしれません。英語の履歴書を作成する際の大切なポイントは、その会社にとって自分が必要な人材だということを、分かりやすく簡潔に伝えることです。
この点を押さえて見やすい履歴書を作成するため、ぜひCanvaをご利用くださいね。