1. Canvaの画像加工フィルターを使って、ブランドイメージの統一感を簡単に出す方法

Canvaの画像加工フィルターを使って、ブランドイメージの統一感を簡単に出す方法

Canvaの画像加工フィルターを使って、ブランドイメージの統一感を簡単に出す方法

これを読んでいるということは、あなたはビジュアルインパクトというものを真剣に考えているということでしょう。あるいは、ソーシャルメディアに画像を投稿するということを試してみている、または自身のブランドを立ち上げたいというように思っているのかもしれません。だとすれば、あなたは私たちがお手伝いしたいターゲットということになります。

しかし、インパクトの強いグラフィックをデザインすることは簡単ではありません。そして、ブランドを統一感のあるものとして演出していくこともまた、難しいことです。

この記事は、そうしたお悩みを解決するため、フィルターという機能について執筆されたものです。

フィルターが重要なのは、フィルターを適切に使いこなすことこそ、より良いグラフィックやブランドとしての統一感を実現する上での裏技であると言えるからです。まるでプロがデザインしたかのような写真を、簡単に作ることができます。

以下は、私たちがCanvaの中で用いている技ばかりです。私たちはCanvaのソーシャルメディアに投稿する多くの画像についてフィルターを用いることで、見た目を素晴らしくし、さらに統一感を演出しています。以下は、こういた点をクリアして投稿されている写真で、全てNordicのフィルターが用いられており、全体として統一感のある美を演出しています。

もちろん、フィルターを用いて好ましい効果を得るには、正しい使い方を覚える必要があります。

始める前の3つのこと

ステップ1:デザインを始める

Canvaでフィルターを用いることを学ぶ上で最も良い方法は、実際にそれを使ってみることです。

まずはCanvaにアカウントを作り、ログインして、こちら(新しいタブまたはウィンドウで開く)から空白のソーシャルメディア画像デザインカンバスを開きましょう。

ステップ2:写真をアップロードする、またはライブラリから選ぶ

真っ白なカンバスを開いたら、ご自身の写真をアップロードしたり、Canvaのライブラリから写真を選択したりしましょう。この後、これを編集することになります。

自身の写真をアップロードする

ご自身の写真のアップロードはとても簡単です。こちらの動画をご覧ください: (訳注:動画が見当たりませんでした)

ライブラリから選ぶ

Canvaのライブラリを参照する場合、キーワードを検索窓に入力しましょう。数秒で、数千もの画像が表示されます。

無料の写真だけを選びたいということであれば、デザインツールパネルのElementsのタブからFree Photosを選択すればOKです。

お気に入りの写真が見つかったら、それをカンバスの上にドラッグしましょう。その際に必要なら、端を引っ張ることで大きさを調整し、カンバスに合わせるようにしましょう。

ステップ3:最初のフィルターを追加する

次にするべきは、最初のフィルターを追加することです。写真をクリックするとグレーのバーが表れます。この中にフィルターに関するものがあるので、それを選択しましょう。Canvaには14種類のフィルターがあり、いくつかのバリエーションが存在しますが、とりあえずは気になるものを選んでください。

フィルターについて簡単な説明

フィルターをかけることで、写真に新たな”色”や”魅力”が生まれます。ただの夕方の写真が、素晴らしい夕日の写真になったりするのです。また、日常的な食事風景が、ミシュランの星付きレストランのメニューのように見えたりもするでしょう。

フィルターとは、事前設定された、写真に対して与えることのできるエフェクトのことです。これにより、たったの数秒でただの写真をソーシャルメディアに投稿するに相応しい写真に昇華することができるのです。こうした写真へのエフェクトは事前に設定されたものなので、色合いや色彩、コントラストなどの細かい設定を気にする必要もありません。

あらゆる写真には、それぞれのストーリーがあります。フィルターを用いることで、それをより強く表現することができるようになるのです。

Canvaの写真フィルター(新しいタブまたはウィンドウで開く)は、細心の注意を払って作成されており、あなたの写真にとって必要な輝きを与えることができるようになっています。また、それぞれのフィルターはただそれとして使うだけでなく、それ自体の設定を変えることもできるようになっているため、写真に合わせて完璧な効果を生み出すことができるのです。

この記事では、Canvaを使ったフィルター活用方法を15個ご紹介いたしましょう。

01. Canvaのフィルターコードで、統一感のある演出を

黄色と赤の組み合わせを見ると、いつもマクドナルドを連想してしまうのはなぜでしょうか。それは、マクドナルドのブランドが常にブランドとしての統一感を意識し、それによって認知度を飛躍的に高めているからです。あなたのブランドは、統一感を持っているでしょうか。

ここでいうブランドというのは、ロゴ(新しいタブまたはウィンドウで開く)のことではありません。ブランドと関連する写真、グラフィックなど、ブログやソーシャルメディアなどあらゆるところに掲載されるもののことです。これが統一されていないと、何かを見たときにブランドを想起することは難しくなるかもしれません。

また、ブランドとしての統一感がないと、それ以上に大変な問題になりかねません。例えばマクドナルドが過去25年のうち、半年ごとにブランドカラーを変えていたり、ゴールデンアーチを別の文字に変えていたりしていたとしたら、今の成功は無かったでしょう。

ブランドとしての統一感は信用や親近感、信頼性といった、デジタルの世界でブランドとして成功するために必要な3つの柱の土台となるものなのです。つまりブランドとして統一感がないということは、事業の成長が阻害されることに繋がると言えます。

そこでCanvaの出番です。世界に向けて発信する全ての画像や写真にブランドとしての統一感を与えるためのちょっとしたヒント、『フィルターコード』を見ていきましょう。

恐らく、色コードについては既にご存知かと思います。これは、6桁の文字列によって、色を表しているものです。

Canvaには、これのコード版があるのです。

Canvaでブランド用の写真フィルターを作成したら、そのフィルターコードをコピーしておけば、今後作成する全ての写真について同じフィルターを用いることができるのです。

これの優れているところは、ブランドフィルターを作成する上では好きなだけこだわりを入れ込むことができるという点です。Canvaのフィルター設定を、完璧だと思えるような、自社ブランドにユニークだと感じられるようなものが完成するまでいじってみましょう。こうしてできたフィルターのコードをコピーすれば、同じ作業を毎回する必要もありません。

では、Canvaでフィルターを作成したりそれを活用したりするにはどうすれば良いのでしょうか。

ステップ1:フィルターを作る

フィルターコードを作成するために、まず先ほど追加したイメージ画像まで戻りましょう。ここでは仮に、以下の写真で色をポップにして目立たせたいとします。そこでまずは、コントラストを調整してみましょう。

(注意:ここで、フィルターコードがフィルター設定窓の下に表示されています)

次に、もう少し色をポップにしたいような気がしましたので、彩度を上げてみましょう(ちなみに、もっと写真を白黒に近づけたいなら彩度を下げればOKです)。

ここではブルーとグリーンがそれぞれの色として独立している方が好ましいので、色合いについては特に設定しなくても良さそうです。色合いを調整すると、写真全体のカラーバランスを変更することができるので、例えば全体的に黄色がかった写真などを作成することができるようになります。以下はその例です。

さて、元の写真に戻って、もう少しはっきりとした写真にしたいところなので、ぼかしを下げてみます。

ここで写真全体にちょっとしたドラマを追加したいので、X-Processを向上させます。最後に、ビネットの設定から、画像の端から陰を追加します。写真の中心にオブジェクトがある場合、このテクニックはとても有効です。

さて、これであなただけのフィルターが完成しました。

ステップ2:フィルターコードを使うには

フィルターが完成したら、フィルター設定窓の下のフィルターコードを確認しましょう。

これをCanva上の他のデザインで使う場合、これをドラッグしてコピーしましょう。それから他の写真や画像のデザインを行う際に、これを同じ場所にペーストすることで全く同じフィルターを再現することができます。

ボーナス:もしもあなたが旅の写真をたくさん撮影するということであれば、このフィルターコード(648f78644f007f32)を使うと良いでしょう。この記事の中の写真のように、写真がより鮮明になります。

以下、このフィルターコードを用いてCanvaが作成したフリーテンプレートです。

ボーナス:ちなみに、ファッションの写真が多いなら、71968e6450009132 のフィルターがオススメです。

このフィルターコードを用いてCanvaが作成したフリーテンプレートはこちらから。

さて、これでフィルターを用いることでブランドとしての統一感を演出することができるということが分かりました。記事の残りの項目では、Canvaでも人気のフィルターを見ていきながら、それらをどのように活用するべきかということについて触れていきましょう。

02. Rosie:ビンテージ感を演出

フィルターコード:649b481b56007f32

Rosieはこの記事の筆者の個人的なお気に入りフィルターでもあります。赤みがかった色を入れることで、写真をポラロイドカメラで撮ったような、90年代の雰囲気の写真にしてくれるからです。

コントラストは強く、彩度は低くなっているため、色の明度は抑えられており、これがビンテージ感の秘密になっています。あるいは、フィルター設定の上部にある明度設定により、写真全体の明度を変更することができます。

Rosieを使うと良い写真としては、例えばファッションの写真、風景写真、夕焼けの写真など様々です。素敵な写真を作りたいときには、ぜひオススメしたいフィルターです。

03. Summer:もっと明るくする

フィルターコード:6e72763664198232

オレンジの色味を付与することで、まるでヨーロッパで夏を過ごした記録のような写真を作ることのできるフィルターです。明るさ、コントラスト、彩度が少し高められていることで、写真全体を明るくし、色自体を輝かせるように見せることができるのです。

全体的に少しだけぼかしが入っていることで、写真の主な被写体をより目立たせることもできます。写真の中のメインの被写体に合わせてぼかしを調整してみましょう。

例えば浜辺で過ごした一夏の写真には、このフィルターがぴったりです。

04. Cali:光源が弱い写真を一変させる

フィルターコード:7a368a2a64007f32

Caliを用いることで、明度が低すぎることで実用には至らないと考えられていたような写真を今一度輝かせることも可能です。

このフィルターでは明度が高められており、コントラストが抑えられていることで、全体としての明度がより高いように演出されています。

写真の明度を高めすぎると、その結果として写真の色味が失われてしまうこともあります。しかしCaliでは、彩度を同時に上げているため、このような失敗をすることもありません。

以下の写真では、夜明けに撮られた写真のように見せるため、写真自体にオレンジの色味を追加しています。

このフィルターは、光源が弱い写真や、夜に屋外で撮った写真、陽の光による陰が無ければとても良いと思えるような写真に対して使うと良いでしょう。

05. Festive:食べ物の写真をもっとフレッシュに

フィルターコード:6e797c645d008c32

Instagramを見ると、思わず羨ましくなるような食べ物の写真がたくさん投稿されています。あなたがそういった写真を近場のカフェなどから投稿する場合、その写真を最高峰のフランスカフェのメニューのように見せることもできるのです。ここで登場するのが、CanvaのFestiveフィルターです。

このフィルターを用いると、明るさやコントラスト、彩度が高まり、ぼかしは少なくなって、全体としてシャープな印象になります。これらの相乗効果により、写真の色が輝くように綺麗になります。X-Processを調整することで、それぞれの色を強め、色彩をより鮮明にすることもできるのです。

しかし、Festiveのフィルターは食べ物専用というわけではありません。例えば先ほどはSummerのフィルターを使った写真にFestiveのフィルターをかけてみると、これもまた良い効果が生まれていることがわかるでしょう。

このフィルターは、食べ物の写真はもちろん、色彩が弱いアウトドアの写真やファッションの写真にも効果的です。

06. Epic: 風景写真を個性的に

フィルターコード:6a78566465279632

Epicを用いると、ただの風景写真がまるで特撮映画のワンシーンのように早変わりしてしまいます。

彩度を抑えてコントラストを高めていることで、写真全体の陰が強くなります。一方、X-processを調整することで、更なるドラマを演出することも可能です。

ビネットによってぼかしを入れたり角になるところを暗くしたりすることで、写真のメインの被写体に注目してもらうこともできます。

Epicのフィルターは、都市写真や雪が積もっている山、また、食べ物の写真にも有効です。

07. Street: クラシックな捻りをプラス

フィルターコード:5d7905645d326432

Streetのフィルターは、ただの白黒写真のためのフィルターではありません。そこにはちょっとした捻りが加えられているのです。

一般的なモノクロのフィルターでは、明度が高められると同時に、彩度を抑えるようにすることで、写真の色を極限まで落とすことに成功しています。写真は明るく見えますが、はっきりと白黒になっているようにみえるというわけです。

しかしStreetでは、むしろ明度が下げられることで、写真がよりダークグレーな印象になるようになっています。ファッションやポートレート、風景写真などにぴったりのフィルターです。

08. Whimsical: ちょっとした”色”を追加する

フィルターコード:8f552f155115a032

桃色がかった赤の色味を追加し、その上で明度も高めるフィルターです。彩度は下げられるため、フィルターが持つ色味が強くでるようになっています。

また、被写体の輪郭もはっきりとするようになります。それなのに写真を見るとぼやけている印象になるのは、ビネットが強調されているからです。

写真に映っているオブジェクトの位置に合わせてビネットを調整することも可能で、これによりあらゆる写真に『暖かみ』を与えることができます。

夏の写真、休暇、ロマンチックなカップルのポートレートなどに使うと良いでしょう。

09. Drama:暖色が強すぎる写真をクールに

フィルターコード:5a7942a06432b432

写真にどうにも『暖かい』色が多すぎる。そんなときにはこのフィルターを試してみてください。ブルーの色合いを追加することで、写真の印象をよりクールに仕上げることができます。

このフィルターでも、彩度は低下するように設定されています。これによりブルーの色合いが強く出るようになっていて、X-processの設定が高くなっていることから、全体の色彩も際立つようになっているのです。

写真をもっとクールな印象にしたいときにはどんな写真についてでも使える、万能フィルターです。

Click to use this design in Canva right now.

10. Edge:よりシャープに、彩度を抑えた写真へ

フィルターコード:6e4c7e952f008132

このフィルターも青色を付与するものですが、Dramaのフィルターほど強い青みが感じられません。それは、彩度が高く設定されているからです。そのため、このフィルターをかけると、写真の明るさが強くなったように感じられます。

光が弱い写真、山の写真や海辺の写真などに使うと良いでしょう。

11. Grayscale:クラシックは裏切らない

フィルターコード:7350006457006722 または 725000be64226432(こちらは紫がかった色付き)

白黒になるとよりよく見える写真というものが存在します。そんなときに使いたいのがこのGrayscaleです。

彩度は完全にゼロになっていて、明るさは少しだけ高められており、写真に光が感じられるように設定されています。

もしもただの白黒では物足りないと感じるようなら、このフィルターに色を付けてビネットを調整してみるのも面白いでしょう。

ポートレートやファッションの写真、マクロ視点の写真などに使うと効果的です。

12. Nordic:古さの良さ

フィルターコード:7354506464006432

これもまたビンテージ感をプラスできるフィルターで、昔の写真に載っていた古い写真のような効果を与えることができます。

年代物という感じを与えるため、彩度は非常に小さくなっている一方、明度は高くなっています。これにより、80年代や90年代の『良い時代』を感じられる写真を作ることができるのです。

ビンテージ感が欲しい写真になら、どんな写真にでも使えるフィルターです。

13. Retro:ポラロイドカメラの写真のように

フィルターコード:646452946428a932

どんなInstagramのアカウントでも、必ず1枚くらいは食べ物の写真やペットの写真、ポラロイド風の写真があるものです。Retroはそんなときに完璧なフィルターです。

明度とコントラストを調整しながら、特定の色合いを加え、更に写真全体の色彩を高め、ポラロイドカメラで撮った写真のような効果を与えることができます。ビネットの調整によって少しだけぼかしを入れることにより、写真をよりオーセンティックな印象に仕上げています。

以下の写真では、色味をデフォルトのグリーンからブルーに変更することで、よりポラロイド感を強めています。

ファッションの写真やペットの写真、ちょっとした食べ物の写真、風景写真に効果的なフィルターです。

14. Selfie:最高のセルフィー(自撮り)を作るために

フィルターコード:6e58583264389632

ソーシャルメディアにある半分以上の写真はセルフィーだと言っても過言ではないでしょう。そして、そういったSNS上の輝かしいセルフィーの陰には、何十枚もの写真を撮影し、その中から最高のひとつを選ぶといった苦労も隠れています。

CanvaのSelfieフィルターには赤みがかった色合いが設定されていて、その上で彩度も高められています。これによりあなた自身の顔の写真はより輝かしく見えるようになるのです。

もちろんセルフィーに使うのが良いフィルターですが、顔を明るくすることができるため、ポートレートにも使えます。

15. The Blues:ちょっと魔法をかけて

フィルターコード:a33f4a6456004d32

このフィルターを用いることで、写真を輝くような明るさにすることができます。コントラストと彩度は抑えられており、これにより1950年代をイメージさせるような効果が得られます。この写真には特定の色味などが加えられていないため、写真に過度なエフェクトを加えてしまうこともありません。

風景写真や夕焼け、朝焼けなどの写真の良さを引き立たせることのできるフィルターです。

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