最終更新日 : 2026年1月23日
近年、デザインの世界では「レトロ」な雰囲気が再び注目を集めています。昭和風の懐かしいデザイン(新しいタブまたはウィンドウで開く)や、アメリカンポップなデザインなど、時代を感じさせるデザインで見る人の心を引きつけることができます。
そんなレトロな世界観を演出するのに欠かせないのが「フォント」です。この記事では、昭和レトロ・和風系・アメリカンレトロのフォントを30個ご紹介します。すべて無料で商用利用可能なフォントで、デザインツール「Canva(キャンバ)」で無料でご利用いただけます。
さらに、レトロなデザインを作成したいときに便利なCanvaの使い方も紹介していますので、チラシやロゴ、SNS画像などにレトロ感を加えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事内の画像は、すべてCanva(キャンバ)で作成しています。
レトロフォントとは、過去の時代をイメージさせるデザインのフォントを指します。昭和時代を思わせる日本語フォントから、1950〜70年代のアメリカンポップなフォント、クラシックで優雅な書体まで、その種類はさまざまです。
共通する特徴としては、丸みのある字形や装飾のあるデザイン、手書き風のあたたかみなどが挙げられます。レトロフォントは、使用するだけでデザインに「懐かしさ」や「親しみやすさ」「ヴィンテージ感」を加えることができるのも魅力のひとつです。
レトロフォントは、ポスターやパッケージ、カフェのメニュー、Webバナーなど幅広いシーンのデザインに活用できます。
ここからは、おすすめのレトロフリーフォントを30個ご紹介します。これらのフォントは、漢字、ひらがな、カタカナ、数字などに対応しています。すべて、デザインツール「Canva(キャンバ)」で無料で利用でき、商用利用可または条件付き可のものを中心に厳選しました(※ご利用の際は、各フォントのライセンスをご確認ください)。
昭和レトロ風のデザインを目指す方や、昭和レトロのフォントに変換したい方は、さまざまなレトロフォントを試しながら、理想のレトロデザインを作ってみてください。
キアロは、イタリアンレトロを思わせるデザインのフォント。可読性と個性を両立しており、カフェのメニューや雑誌の見出しなど、おしゃれで少しクラシカル・レトロな雰囲気を出したいデザインにぴったりです。
筑紫アンティークL明朝は、クラシックな明朝体に繊細なレトロ感を加味したフォント。品のある佇まいが魅力で、エッセイ集の本文や、クラフト系パッケージなど、上品な印象を演出したいときに最適です。
あられフォントは、ころんとした丸みと素朴な線が特徴のフォント。懐かしさと親しみやすさを演出し、絵本のタイトルや、昭和風のポスター、地域のお祭りチラシなどにおすすめです。
あかかねは、手書き風の骨格に、昔ながらの風情を込めたフォント。優しさと温かみを感じさせるため、レトロな雑貨ブランドのロゴや、エモーショナルなコピーに最適です。
廻想体マキナBは、旧式タイプライター風のデザインのフォント。SFと昭和が交差するユニークな世界観があり、レトロフューチャー系のポスターや、短編小説のタイトルロゴなどにぴったりです。
モトヤアラタは、レトロ印刷風のザラついた風合いが特徴のフォント。古い看板や紙モノの雰囲気を再現できるため、フリーペーパーの見出しや昭和風イベントのデザインに最適です。
モトヤアネモネは、やや細身で柔らかく、女性的な印象のフォント。昭和の広告を思わせるレトロさが魅力で、雑貨やアパレルブランドのタグ、女性誌の見出しなどにおすすめです。
マメロンは、丸みのある可愛らしいフォルムのフォント。昭和のお菓子パッケージのような懐かしさがあり、駄菓子系デザインや子ども向け商品のロゴにぴったりです。
はんなり明朝は、京都の風情を感じさせる上品な明朝体のフォント。レトロながらも華やかな印象で、和風スイーツのパッケージや旅館のロゴ、和雑貨のタグのデザインなどに最適です。
しねきゃぷしょんは、映画字幕風の独特な書体のフォント。どこか懐かしく情緒を感じさせ、シネマチラシや昭和映画風のフライヤー、SNS投稿に使うと独特の味が出ます。
Kiwi Maruは、現代的な可愛さの中に、どこか昭和感のあるフォルムのフォント。親しみやすい雰囲気が特長で、ライフスタイル雑誌の見出しやコラム、ゆるめのインフォグラフィックに最適です。
西良万年筆+は、万年筆の筆致を再現した手書き風フォント。レトロで文学的な空気をまとっており、文芸ZINEの表紙や、ポエム系コンテンツ、万年筆ブランドのロゴにおすすめです。
ニコモジ+は、80〜90年代のゲーム風デザインのフォント。ピクセル感がレトロポップな印象を演出するため、レトロゲームイベントのポスターや、子ども向け教材、ステッカーにぴったりです。
はちまるポップは、太めで丸っこく、少女マンガなどに出てきそうな雰囲気のフォント。イベントポスターや、ポップなパッケージ、手書き風POPなどに適しています。
ポプらむ キュートは、手書き風のかわいらしさがある、少女向けのデザインのフォント。子ども向けイベントのチラシや、昭和レトロな雑貨ブランドのビジュアルにぴったりです。
カッコウは、どこか懐かしく素朴な印象のフォント。温かみのある手作り感が魅力で、昔ながらの絵本や地域イベントのチラシ、レトロ雑貨のラベルデザインにぴったりです。
マキナス flatは、デジタル感とアナログ感が同居する個性派フォント。昭和SFやゲーム風デザインに最適で、レトロなガジェットやポスター、テクノポップ系のイベントビジュアルにおすすめです。
パルレトロン Stdは、幾何学的な骨格にレトロな装飾を融合したフォント。近未来×昭和な独特の雰囲気を演出できるため、アートイベントのフライヤーやサイバーレトロなプロダクトにぴったりです。
チェックポイントは、直線的でゲームライクなデザインのフォント。懐かしいアーケードゲームの世界観にマッチし、ゲームイベントのポスターや、80年代風のステッカー、グッズ制作に最適です。
乙女みんちょうは、繊細で丸みのある明朝体のフォント。上品さと可憐さを兼ね備えており、昭和の少女漫画風デザインや、レトロ文房具、乙女系ブランドのロゴやパッケージにぴったりです。
ここからは、レトロな雰囲気が演出できる英語フォントをご紹介します。
Lobsterは、クラシカルな筆記体スタイルの英語フォント。ヴィンテージ風ロゴや看板に最適で、カフェのメニューやハンドメイド雑貨のラベルなど、レトロで温かみのあるデザインにぴったりです。
Pacificoは、カジュアルで陽気な手書き風のフォントです。アメリカンレトロな雰囲気を演出でき、サーフ系ブランドやカジュアルなアパレルのロゴ、夏のイベントビジュアルにおすすめです。
Playfair Displayは、18世紀の書体をベースにした優雅なセリフ体のフォント。クラシックで上品な印象があり、ファッション誌の見出しやビンテージ風のポスター、コスメ系デザインに最適です。
Libre Baskervilleは、落ち着いたクラシカルな雰囲気のフォント。可読性も高く、本文にも見出しにも使える万能フォントで、レトロな雰囲気のウェブサイトや書籍デザイン、コラムページにぴったりです。
Cinzelは、古代ローマ碑文に着想を得たデザインのフォント。荘厳で歴史的なムードを醸し出し、高級感のあるパッケージや映画タイトル、クラシックなブランドロゴに最適です。
Gentyは、レトロポップな筆記体のフォント。明るく親しみやすい雰囲気で、カラフルな雑貨やポップなキャンペーンビジュアル、女性向けSNS投稿などにぴったりのフォントです。
Nectarineは、丸みを帯びたレトロポップなデザインのフォント。陽気で親しみやすい印象があり、カフェのロゴや子ども向けイベント、70年代風の雑貨パッケージにぴったりです。
Druzhba retroは、レトロ感と近未来感が融合されたデザインのフォント。インパクト重視のポスターや、ビンテージ感のあるレコードジャケット、タイポグラフィ重視のビジュアルに最適です。
Elika Goricaは、クラシックなエレガンスを感じる装飾的なセリフ体のフォント。洗練されたレトロ感があり、ブックカバーや高級感のあるブランドロゴ、ヨーロピアンヴィンテージの世界観にマッチします。
Inndamは、現代的ながらどこか懐かしさを感じる独特のフォルムのフォント。レトロモダンなデザインに適しており、ギャラリーの案内や、音楽イベントのポスター、ファッション系のビジュアルにおすすめです。
レトロフォントを使うときは、デザインもレトロに仕上げたくなるものです。そんなときに便利なのが、無料のデザインツール「Canva(キャンバ)」です。
Canvaなら、レトロフォントを無料で使えるだけでなく、誰でも簡単にレトロなデザインを作成できます。レトロ調のテンプレート(新しいタブまたはウィンドウで開く)も豊富に揃っており、SNS投稿やチラシ、ポスター、プレゼン資料など、さまざまな用途に合わせたレトロデザインが手軽に作れます。
ここからは、Canvaでレトロフォントを使う方法や、レトロデザインを作成する手順をご紹介します。
まずCanvaをお好みのデバイスで開きます。SNS投稿やチラシなど、作成したいデザインを検索して、お好みのテンプレートを探してクリックします。
テンプレート内のテキストを、自由に編集します。フォントも上部ツールから簡単に変更できるので、この記事で紹介したフォント名を検索して、デザインにぴったりのものを選んでみてください。
左ツールの[素材]から、デザインに画像やイラストなどの素材を加えて、自分なりのアレンジを加えてみましょう。Canvaには無料で使える素材が豊富に揃っているので、ぜひ活用してみてください。
デザインが完成したら、PNGなどお好みの形式でダウンロードします。ダウンロードは、編集画面の右上の[共有]から簡単にできます。ダウンロードした画像は共有したり、印刷したりして使えます。
レトロフォントは、それだけで強い個性や雰囲気を持つため、使い方次第でデザインの印象が大きく変わります。おしゃれに仕上げるためには、ただ使うだけでなく「使いどころ」や「他フォントとのバランス」に気を配ることが大切です。
以下は、レトロフォントを使うときに意識したいことやデザインのコツをご紹介します。
レトロフォントは視認性よりも雰囲気重視のデザインが多いため、本文に使うよりも見出しやタイトル、ロゴなどの短いテキストに使うのが効果的です。ポイントで取り入れるだけでも、全体の印象がぐっとレトロになります。
レトロフォントは装飾性が高いものが多いため、組み合わせるフォントは読みやすくシンプルなものを選ぶとバランスが取れます。たとえば、レトロな見出しフォントに対して、本文はゴシック体やサンセリフ体を使うと落ち着いた印象に。
フォントだけでなく、配色や背景・イラストのテイストもレトロ風に統一すると、より完成度の高いデザインになります。昭和風ならクリーム色や朱色、ブラウンなど、アメリカンレトロならビビッドな赤やブルーが定番です。
どんなメッセージを載せるか、どんなデザインにするか迷ったときは、Canvaのレトロデザインテンプレートをぜひ参考にしてみてください。ここでは、すぐに使えるレトロテンプレート10選をご紹介します。
レトロフォントは、デザインに懐かしさや温かみ、そして個性を加える強力な要素です。昭和風の和文フォントから、アメリカンポップ、クラシカルな欧文フォントまで、そのバリエーションは豊富で、使い方次第で幅広い世界観を演出できます。
Canvaのようなデザインツールを使えば、フォント選びから配色・レイアウトまで簡単に調整できるため、初心者でも手軽にレトロ感のあるデザインが実現可能です。
ぜひこの記事を参考に、あなたのデザインにもレトロフォントの魔法を取り入れてみてください。
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