デザイン編集画面に表示されている[素材]メニューを下にスクロールすると、フレームが表示されます。素材の検索ボックスで[フレーム]と入力しても検索できます。気に入った形のフレームを見つけたらクリック(またはタップ)で、デザインに挿入できます。あとは、フレームに画像や動画を重ねるだけで、フレームの形に切り抜きができます。フレームの大きさの調整、フレームの回転、フレームの移動、フレーム内の画像や動画のサイズ・表示部分の調整なども可能です。
Canvaでは、フレームを使って、動画を切り抜くこともできます。フレームで切り抜いた画像や動画を、動画の上に重ねるといった使い方も可能です。もちろん、切り抜く操作は、画像を切り抜く時と同じです。ひとつのシーンで、複数のフレームを使うことができるので、おしゃれなビデオコラージュをつくることもできます。また、BGMや効果音素材を豊富にご用意しているので、動画を編集したら、音も付けてみてください!
フレームと似たような機能のひとつに、「グリッド」があります。グリッドは、写真や動画をきれいに整列させたい時に使います。たくさんの整列パターンをご用意していますので、複雑に整列する写真コラージュや動画コラージュも簡単に作れます。グリッドは、素材ライブラリから挿入できます。素材メニューで下にスクロールすると、グリッドが表示されます。素材の検索ボックスで「グリッド」と検索して、グリッドの一覧を表示することもできます。
フレームと似た機能には、「スマートモックアップ」機能があります。モックアップ機能では、画像を切り抜くのではなく、はめ込み合成の画像をワンクリックで作ることができます。例えば、スマホ画面、パソコン画面、Tシャツ、マグカップ、名刺、手紙、ポスターの枠のなかに、デザインを表示できます。モックアップを使うには、画像を選択して、[画像を編集]→[スマートモックアップ]を選択します。モックアップに使う枠を選ぶだけで、モックアップ画像が完成します。
フレームを使って切り抜いた画像でも、さまざまな加工が可能です。例えば、背景リムーバで写真背景を削除すれば、おしゃれな背景素材と入れ替えることができます。ペイントエフェクトを使えば、絵画やイラストのように加工できます。フェイスレタッチを使えば、肌を滑らかにして、赤目を修正するといったこともできます。また、オートフォーカスを使えば、写真の背景をぼかせるので、プロが撮影したような写真に仕上げることができます。
高木 和子