ソーシャルメディア上でCTA(Call To Action)のコンバージョン率を改善する方法

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ソーシャルメディアをより良く活用するには、CTAについて戦略を立てる必要があります。例えばあなたがこの記事を読んでいるのも、ソーシャルメディア上でCTAのコンバージョン率を改善したいと思っているからであるはずです。

CTAのコンバージョン率が低いというのは、頭の痛い問題です。特に時間を掛けて開発してきた商品やサービスをプロモーションしようとしている場合は尚更でしょう。

しかし、この問題の解決はそれほど難しいことではありません。適切なアドバイスに従い、少しだけ手を加えれば良いのです。この記事ではどういったことが必要かというアドバイスをまとめていますので、あとはあなた次第というわけです。

まずはソーシャルメディアにおけるCTAを正しいものとするための5つのヒントを確認し、その後、それを実践している例を見てみましょう。この記事を読んだ後にはぜひCanvaを訪れて、CTAを意識した新しいカバーや投稿のために必要な素材を作ってみてくださいね。

01. マインドセットを理解する

会話のコンサルタント、Jeremy Smithは、現代のウェブの人々はCTAに慣れているとしています。

「ただそれは、顧客となってくれるということではありません。ただ、CTAによって行動を喚起されるという体験そのものに、感覚的に慣れているということです。そういうものが存在し、何を期待されているかを分かっているのです」

Smithによれば、オーディエンスが持っているCTAに対する予期能力を活用するには、CTAを分かりやすいものとし、ページ自体もCTAに誘導するようなデザインにすることが良いということです。幸いなことに、大手のソーシャルメディアプラットフォームは、ユーザーインターフェイスデザインの仕事という最も大変な部分を既にクリアしていますので、あなたの役目はそこにCTAを配置するだけであると言えるでしょう。

ソーシャルメディアにおいてCTAを配置するという場合でも、Smithの言うオーディエンスのマインドセットへの配慮が必要になります。何となく押し付けがましい気がするからといって、CTAを分かりにくいところに配置するといったことをしてはいけません。彼らはそれを予期しているのですから、その通りのものを与えれば良いのです。

02. アクションを実際に求める

次に重要なのは、CTAにおいては常にとって欲しい行動が明確に存在しており、それを促すことが大切であるということです。それこそがCTAが存在する理由なのです。

socialmediaweek.orgのチームによれば、CTAを活用する上で重要なのは、『実際に起こしてほしいアクションをその言葉の中に取り入れること』とのことです。例えば、『電子書籍はこちらからダウンロード』や『チームへの参加はこちらをクリック』、『ご質問はこちらからお問い合わせを』といった具合です。

また、sailthru.comのZack Faganは、『緊迫感』を持たせることが重要であるとしています。例えば、『お見逃しなく! 今すぐセミナーのご予約を!』といったようなメッセージは、『こちらからセミナーのご予約を』よりも緊迫感があります。

Faganは、「時間や数量などが限られていると感じさせるようにCTAをデザインすることで、より効率的な行動喚起が可能となる」としています。

Alex Breadon は、そのInstagramのアカウントでこの緊迫感という要素を活用しています。LAST DAY(最終日)という単語が、他とは違うフォントになっていることにお気づきでしょうか。これにより閲覧者は、すぐに登録すれば早期割引という特典を得られることを理解できるのです。このようなテクニックは、意志決定に迷いがちな人に決定を促す上でも有効です。

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Alex Beadon

また、Chatbooksも緊迫感のあるCTAを取り入れています。余白部分の多い画像を用いることで、CTAのテキストが非常に目立ちやすくなっていることにも注目です。

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Chatbooks

03. 画像はとても重要

Billion Dollar Graphics のMike Parkinsonは、人間は言葉の6万倍近くも早く、画像や数字を処理することができるとしています。これはつまり、注目してもらいたいなら、それだけ画像選択が重要であるということを意味しています。

Jenna Arakは、注目してもらうためのグラフィックをソーシャルメディアのCTAに埋め込むことの重要性を踏まえた上で、そのTwitterのカバーをデザインしています。働いている彼女自身の姿、中央にはロゴ、そしてシンプルながら目を引くCTAが右に配置されています。

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@jennanicole

Leanne WilliamsonのInstagramアカウントも参考になるでしょう。要素の配置が実に見事で、CTAにより全体のグラフィックデザインが高いレベルでまとまっています。

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Brand Me Beautiful

04. メリットを分かりやすく

あなたが求めるアクションによって、ユーザーにどういったメリットがあるのか。そのアクションに見合うだけのメリットが得られるのか。それがはっきりしていないことには、誰だって行動を起こすのに躊躇してしまうでしょう。

例えばCanvaのInstagramを見てみると、「1年間のCanva for Workへの無制限無料アクセス」が暗い背景に分かりやすく表示されています。

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Canva

似たような例としては、The Nectar ColletiveのMelyssa GriffinのInstagramページも参考になるでしょう。そのCTAは、質問形式になっています。ここでも、「60日で1000ドル稼ぐ」というメリットは質問形式で(60日で1000ドルを稼ぎたいですか?)、イメージテキストを追加することで無料のウェビナーを宣伝しており、そのCTAに対するメリットが分かりやすくなっています。写真の説明部分ではそのウェビナーの目的が説明されていて、どうすれば参加登録できるかも分かりやすく述べられています。

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The Nectar Collective

05. とにかくテスト

ClickZ.comのライターであるTim Ashは、Unbounceで働くデザイナーにより行われたABテストを通じて、CTAは繰り返しテストされるべきであるということを強調しています。

例えば、『あなたもフリートライアルを始めましょう』という二人称のテキストを、『今すぐ自分のフリートライアルを始める』というように一人称にしただけで、コンバージョン率は90%も増加したのです。

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Unbounce

Optimizelyのブログでは、Anne MurphyKapostの上級管理編集者)が、自社の優れたCTAの66%は、”get(手に入れる)”という言葉を、60%は”your(あなたの)”という言葉を含んでいると報告しています。

「この情報から、”Get your(あなたの~を手に入れましょう)”が最も効果的な組み合わせであることは間違いありません」と彼女は指摘しています。

ソーシャルメディアでのCTA:好例とベストプラクティス

01: メイン画像のヘッダーを使う

Peg Fitzpatrickは、その新刊であるThe Art of Social Mediaを自身のFacebookページでプロモーションしています。

本のタイトルを画像の片側に表示し、矢印で『今すぐ買う』のボタンを強調、その上で『詳細を確認するにはこちらをクリック』に閲覧者を誘導しています。

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Peg Fitzpatrick

02. デザインで強調する

Louise Myersは、Facebookのカバー画像のデザインを用いてCTAに注目を集めることに成功しています。

彼女は、バナーの中に入れることで、『無料レポート』の文字を強調しました。これにより、特別なオファーが得られることが閲覧者にも分かりやすくなっています。また、『ここからゲット』のフレーズから登録ボタンに矢印を引くことで、誘導も行っています。

カバー画像のデザインとレイアウトを上手に活用することで、閲覧者が得られるメリット(この場合は無料レポート)が何なのかを分かりやすく伝えており、閲覧者に何をして欲しいのかも分かりやすく伝えられています。

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Louise Myers

03. デザインでインパクトを残す

ソフトウェアプログラム企業であるShortStackは、Facebookページの『いいね』を増やすことを考え、”Like Us(ぜひ、いいねを)”といったシンプルなワードと目を引く色使いの、文字通り『いいね』ボタンを指差している画像を活用することで、印象に残るようなCTAを実現しました。これのおかげか、そのFacebookページの『いいね』は75,000にもなっています。

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ShortStack

04. 会話を誘発するため、投稿の中にCTAを入れ込む

カバーページだけでなく、実際の投稿内容の中でCTAを使うのも戦略のうちのひとつです。

フードデリバリーサービスであるMuncheryは、Facebookで人々に夕食の予定についてコメントしてもらうために、以下の投稿内容を作成しました。その中には、CTAが用いられています。

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05. Instagramならグラフィックをふんだんに

Instagramは、画像ベースのCTAを投稿するなら最適の場所です。そんな中、Allyn Lewisは、Instagramを活用している好例であると言えるでしょう。

この好例から学べるのは、InstagramベースのCTAではグラフィックがとても重要であるということです。以下の例では、テキストにコントラストの利いた色を用いていて、それにより見た目としての面白さが生まれています。また、矢印を用いることで、情報がどこにあるのかも分かりやすく表示されています。

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Allyn Lewis

06. 質問形式で

またしてもMelyssa Griffinの好例を見てみましょう。既に見たように、『~しませんか?』といったように質問形式にすることで、相手の反応を誘発し、結果として興味を引くことが可能です。彼女の場合、そうした質問形式の投げかけの後にCTA(Read this: こちらをご覧ください)が設置されています。ここで宣伝されているプログラムの詳細や参加方法については写真の説明欄にあり、全体のプロセスが力強いCTAから発せられていることに注目です。

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The Nectar Collective

07. レイアウトテクニックを用いてビジュアルガイドを作成する

グラフィックデザイナーであるEmily CommingsのCTAの配置デザインを見てみると、目線を下に誘導しながら、その途中途中で重要な情報を拾わせることに成功しています。CTAのトリガーは最も目立つように配置されていて、その大きなテキストも相まって非常に分かりやすくなっています。

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Emily Cummings

08. 『無料』を強調する

気になるものを見つけてそれが無料だったら、誰でも嬉しいでしょう。Marketing SolvedのTwitterページでも、そうした心理が利用されています。

そのCTA(無料のコミュニティに参加する)は、ヘッダーの中央に分かりやすく目立つように表示されていて、訪れた人に参加を促しているのです。

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@MrktgSolved

09. 限定的にする

『今すぐ!』というような切迫感を与えるのと同様に、『限定』というのも心理的に行動を促すのに有効な要因のひとつです。Caitlin BacherはこれをTwitterページで活用し、『プライベートコミュニティ』を宣伝しながら、参加することによるメリットを説明しています。明るい色使いになっているため、黒いテキストが目立ちやすく、これも成功の要因になっていると言えるでしょう。

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@caitlinbacher

10. 簡潔に

Christine Schwallは、大胆かつ簡潔なCTAを活用しています。たったの7単語を大きく表示することで、そのCTAは大きなインパクトを放っています。

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@schwall_ct

11. あなた自身を見せる

Miranda MertenのTwitterカバーでは、『私はフォロワーが大好きです。フォローしますよね?』というテキストを入れて『フォローボタン』を示すことで、彼女の性格やパーソナリティが少しだけ見えるようなイメージになっています。これにより、往々にしてソーシャルメディアのマーケッターが感じるバリアを壊し、閲覧者との距離がより近づくことになっているのです。

また、テキストと画像の色はコントラストが利いていて、これが美しく見せると同時にインパクトも与えることに成功しています。

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@MirandaMerten

始めましょう

ソーシャルメディアにおけるCTAはとても重要なものになっていて、それを作り出すのはなかなか難しいものです。しかし、この記事で紹介したような5つのヒントを活用し、様々な事例からインスピレーションを受けることで、コンバージョン率の高いCTAを作ることがきっとできるはずです。

今すぐCTAのデザインを始めたいというあなたは、ぜひcanva.comへ。学んだことを活かし、自分自身のソーシャルメディアアカウントのカバーや投稿、宣伝に使える画像を作成してみましょう。

デザイン作成の切り札