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フローチャートの書き方はこれで完ぺき!フローチャートとは何か、フロー図・業務フロー図の作り方、おすすめ無料作成ツールを紹介します

フローチャートの基本と書き方、おすすめ無料作成ツールをまとめてご紹介します。
フローチャートをCanvaで作成
フローチャート

作業や業務の流れを可視化するときに役立つのが「フローチャート(フロー図)」です。フローチャートとは、業務の工程やプロセスを、長方形や矢印などの記号を使って表したものです。フローチャートを作ることで、業務の流れを他のメンバーと共有しやすくなり、同じ業務に対してチームで共通認識を持つことができます。

さらに、プロセスを可視化することで、不要または不足の業務を見つけやすくなることはもちろん、プロセスの途中で発生する「判断」が必要なときに、状況に合わせて対処しやすくなるなど、メリットがたくさんあります。

本記事では、フローチャートとは何か、フローチャートの作り方のポイントについて解説します。フローチャートを作成するときにおすすめの無料ツールも数多く紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

この記事はこんな人におすすめ

  • フローチャートの基本と作り方を知りたい
  • どんな種類のフローチャートがあるのか知りたい
  • フローチャートを作れる無料ツールを探している

フローチャート(フロー図)とは?

フローチャートとは、プロセスの流れを記号で表した図のことです。「フロー図」とも呼ばれています。フローチャートを使うことで、業務やシステムにおける工程を、長方形や矢印などの記号を使って視覚的に表すことができます。複雑なプロセスやシステム、アルゴリズムを分かりやすく説明するためのツールとして、さまざまな分野で活用されています。

例えば、カラオケに入店してから退店するまでの流れをフローチャートにすると、以下の通りになります。

このように、フローチャートでプロセスを可視化することで、第三者に作業の流れを伝えやすくなります。さらに、フローチャートを導入することで、不要な作業を見つけやすくなるので、時間の節約やメンバーの生産性の向上にもつながります。

フローチャートの種類

使用する目的や用途に合わせて、様々な形式のフローチャートを使い分けることができます。ここでは、代表的な6種類のフローチャートを紹介します。

①文書フローチャート

文書フローチャートとは、社内情報やファイルなど、複数の部門に確認してもらうための文書の流れを示した図のことです。

②データフローチャート

データフローチャートとは、データのフローを可視化した図のことで、システムのデータの送信経路を管理することができます。

③ワークフローチャート

ワークフローチャートとは、業務の流れを可視化した図のことで、オフィス業務に関わる仕事のプロセスを示すために使われます。

④システムフローチャート

システムフローチャートとは、プログラムやサーバー、ネットワークなどシステムの動作をわかりやすく示した図のことです。

⑤スイムレーンチャート

スイムレーンチャートとは、業務のプロセスと、各ステップの担当部門や責任者との関係をわかりやすく示した図のことで、チーム間の業務プロセスを理解したいときに役立ちます。

⑥プログラムフローチャート

プログラムフローチャートとは、プログラムの処理を可視化するための図のことです。制作するプログラムの論理構造を明確にしたり、コーディングの工程の効率化を図りたいときに使えます。

フローチャートの書き方

早速、フローチャートを書いてみましょう。以下は、フローチャートを書くときに必ず押さえておきたい4つのポイントです。

①フローの流れは必ず「上から下へ」または「左から右へ」

フローの流れは原則として、「上から下へ」または「左から右へ」と決まっています。これは、直感的にわかりやすい流れだからです。矢印の方向がバラバラであれば、起点と終点を追うのが大変です。できるだけ、フローの流れは一定の方向に決め、線が交差しないようにしましょう。万が一、基本の流れに逆行する必要がある場合は、矢印をつけておくと混乱を避けることができます。

②各ステップの内容に適した図記号を使う

フローチャートでは、様々な図記号が使われますが、それぞれに意味があります。例えば、長方形は「処理」、ひし形は「判断」など、それぞれ役割が異なります。また、開始と終了で使う記号は統一することが好まれます。フローチャートの種類によって、図記号の意味や使い方が異なりますが、基本の図記号だけを覚えておけば十分です(詳しくは「フローチャートの記号」を参照)。さらに、図記号を使うときは、一定の間隔をあけるようにして、図記号同士が重ならないように注意しましょう。

③テキストは簡潔に書く

記号の中のテキストは、できるだけ短く簡潔に書きましょう。シンプルであればあるほど、直感的に見てわかりやすくなります。テキストを簡潔に書くコツは、文字数を減らすことです。例えば、「商品を選ぶ」であれば「商品選択」と助詞をなくすだけで、短くなります。短すぎて理解できないのでは本末転倒ですが、理解できる最低限の文字数でテキストを書くことを心がけてみてください。

④1ページ内におさめる

ページをまたぐようにフローチャートを書くと、プロセスの流れが追いにくくなります。そのため、基本的には1ページ内におさまるように書くよう努めましょう。フローチャートにしたいプロセスの範囲が広いと1ページ内におさめることが難しくなるので、できるだけ範囲を広げすぎずに、シンプルなフローチャートに仕上げるのがコツです。

フローチャートでよく使われる記号

フローチャートで使う記号には、それぞれ意味・使い方が決まっています。ここでは、フローチャートでよく使われる記号を紹介します。様々な記号がありますが、すべて使う必要はありません。できるだけ使う記号の数を絞って「シンプルに書くこと」を心がけて、読み手に伝わりやすいフローチャートを作りましょう。

端子

角の丸い四角形で、業務プロセスの「開始・終了」や「スタート・ゴール」を表す記号。フローの始まりと終わりに配置して使います。

処理

四角形で、フローチャートのステップを表す記号。基本的には1つにつき、1つの処理内容を書き込みます。

判断

ひし形で、複数の選択肢に分かれる場合や、「Yes・No」が答えとなる判断を表す記号。選んだ答えに対して、次のステップを線や矢印で書きます。

ループ

台形のような六角形の図形で、何度も繰り返すステップを表す記号。記号の中に、繰り返しの終了条件を記載します。

データ入出力

平行四辺形の図形で、データを入出力する機能を表す記号。

書類

書類や帳票を表す記号。2つ以上の書類を表すこともできます。

定義済み処理

他の場所で定義された処理(例外プロセス)を表現できる記号。

結合子

丸い図形で、同じフローチャート内で別の処理に飛ばすときに使える記号。結合子の中に、参照先を記載して使います。

データベース

円柱の図形で、システムやデータベースへのデータの入出力や保管を表す記号。

おすすめフローチャート作成ツール8選

Canva

Canvaは、無料で使えるデザインプラットフォームです。数十万点のテンプレートを使って、ポスターや名刺、パンフレットなどを簡単に作成できます。Canvaを使えば、フローチャートもあっという間に作成できます。フローチャートテンプレートのデザインをそのまま使うことも、ゼロから自分で図形を組み合わせてフローチャートを作成することも可能です。ここでは、Canvaを使ってゼロからフローチャートを作成する方法について紹介します。

※Canvaは、PCブラウザだけでなく、スマホアプリ(iPhoneアプリやiPadアプリ、またはAndroidアプリ)にも対応しています。ここでは、PCブラウザを使ったときのデザイン方法を紹介します。

1. Canvaのホームページを開く(アカウント登録が必要です)

2. デザインのサイズを決めて、デザインを開始する

3. [素材]タブから使いたい図形を探す

左側のサイドバーから [素材] を選択して、検索窓に「線と図形」と入力します。これで、フローチャート作成に必要な図形や矢印が一覧で表示されます。ここから、好きな図形を選んでクリックしましょう。

4. 図形と矢印を調整する

追加した図形をクリックすると、色を自由に変更できます。色は「+」アイコンをクリックして選べます。カラーコードも入力できるようになっています。

矢印は、上部のメニューから線の太さやスタイルを変更できます。

5. テキストを追加して完了です!

左側のサイドバーにある「テキスト」を選択する、またはショートカットキー [ T ] を押すことでテキストを追加できます。テキストは、上部のメニューからフォントや大きさ、色、装飾を自由に変更できます。これでフローチャートの完成です。

Canvaのフローチャートのテンプレートを使いたいときは、テンプレートを探す方法とデザイン作成の流れをご参照ください。

Microsoft Word

Wordでフローチャートを作成するには、主に2つの方法があります。1つ目が「挿入」タブ内の「図形」を使った方法で、2つ目が「SmartArt」を使った方法です。この2つを順にご紹介します。

「図形」を使う方法

1. [挿入] タブ内にある、[図形] を選択する

2. 使いたい図形を選ぶ

3. さまざまな種類の図形を組み合わせてフローを作る

4. [書式] タブで、図形に装飾を加えて完成です

「SmartArt」を使う方法

1. [挿入] タブ内にある、[SmartArt] を選択する

2. [SmartArt] にある様々なテンプレートの中から好きなデザインを選ぶ

3. テキストを入力してフローチャートを作成する

4. [デザイン] タブで、配色や配置等を調整すれば完成です

Google Doc

Google Docでも、Wordと同じようにフローチャートを簡単に作成できます。以下のステップに従って、フローチャートを作ってみてください。

1. [挿入]→[描画]→[新規] で編集画面を開く

2. 図形アイコンをクリックして好きな図形を選択する

3. 図形の間に矢印を追加する

4. テキストを入力する

5. [保存して終了] をクリックして保存する

Excel

Excelでも、さまざまな形のフローチャートを作ることができます。Excelの場合、セルの境界線を方眼紙のように使えるので、フローチャートを作るときに役立ちます。

1. 方眼紙を設定する

ショートカットキー「Ctrl」+「A」でシート全体を選択して、列(A,B,C…)の境界線をクリックしたまま左に動かすと、セルの幅を正方形に近い形(方眼紙状)に設定できます。

2. [挿入] タブをクリックして図形を挿入する

3. 図形にテキストを入力する

図形を右クリックして、「テキストの編集」を選ぶと、テキストを入力できます。文字が左揃えになっている場合は、文字の配置を中心に変更しましょう。

4. 図形を矢印でつなげば、フローチャートの完成です

PowerPoint

WordやExcelで紹介した同じような手順で、PowerPointでもフローチャートを作成できます。1つのスライドでパッと見てわかるフローチャートを作りましょう。

1. [挿入] タブから図形を挿入する

図形の一覧の中にある「フローチャート」の項目には、フロー図で使いやすい図形が揃っています。さまざまな種類の図形の中から、お好みの図形を選びましょう。

2. さまざまな種類の図形を組み合わせてフローを作る

3. 図形にテキストを入力する

4. 図形を矢印でつなぐ

5. [デザイン] タブで、図形に装飾を加えて完成です

Googleスライド

Googleスライドでも、PowerPointで作るときと同じようなフローチャートを作成できます。早速、フローチャートの作り方の手順について見てみましょう。

1. [挿入]→[図形]→[図形] から好きな図形を選択する

2. テキストを入力する

図形をダブルクリックすると、テキストを入力できるようになります。テキストを入力したあとは、上部のメニューから中央揃えにしましょう。

3. 図形の間に矢印を追加する

線のアイコンをクリックして、使いたいスタイルの矢印を選びましょう。

4. 図形に装飾を加えて完成です!

図形の枠や塗りつぶし、文字の色を変更できます。

Draw.io

draw.io」とは、フローチャートなどの図を作成できる無料ツールです。ブラウザ上で簡単に操作ができ、GoogleドライブやDropbox、Githubなどと連携させて、完成した図を保存することができます。ここでは、draw.ioを使ったフローチャートの作り方の手順を紹介します。

1. 保存先を選択する

まず、「draw.io」にアクセスしてください。最初に出てくるポップアップで、図の保存先を選択します。オンラインストレージに保存したい場合は、「Googleドライブ」や「OneDrive」、「Dropbox」がおすすめです。後から決めたい場合は、「後で決める(Decide later)」を選択しましょう。

2. 言語を「日本語」に切り替える

基本的に画面は英語で表示されます。draw.ioは日本語に対応しているので、日本語表記に切り替えることができます。言語の切り替えは、右上の地球のアイコンをクリックしてください。そこから「日本語」を選択して、ページを更新すると、画面が日本語表記に切り替わります。

3. テンプレートを選択する

メニューの [ファイル] から、[新規作成] を選択すると、テンプレートが表示されます。テンプレートには、フローチャートだけでなく、ネットワーク図、マインドマップ、オフィスレイアウト図などもあります。テンプレートの中から、お好みのデザインを選びましょう。

4. 図を編集する

画面上で、チャート図を編集することができます。左側にある①のサイドバーから、図形や線、アイコンを追加できます。WordやExcelよりも図形の種類が豊富なので、デザインの幅が広がります。右側にある②のサイドバーでは、チャート図やテキストの装飾、そして図形の配置を調整できます。

5. 図を保存する

図が完成したら、メニューの [ファイル] から [名前を付けて保存] を選択します。そこで保存先を確認して名前をつけることができます。パソコンなどの端末に保存したい場合は、「デバイス」を選択してください。ファイル形式は、XMLファイルだけでなく、PNGやHTML形式で保存またはダウンロードできます。

Cacoo

Cacoo(カクー)」とは、クラウドベースで図を作成できるツールです。フローチャート、ワイヤーフレーム、AWS構成図、マインドマップ、組織図などを作成することができます。テンプレートと図形が豊富に揃っているので、フローチャートも簡単に作成できます。共同編集も可能で、チームで図を作成したいときにはおすすめのツールです。無料アカウントでは、作成できる図は6シートまでと制限がありますが、有料アカウントであれば制限なく使用できます。気になる方は、14日間無料トライアルを利用してみてください。

ここでは、Cacoo(カクー)を使ったフローチャートの作り方の手順を紹介します。

1. アカウントを登録する

2. テンプレートを選択する

左側のサイドバーにある「テンプレート」のアイコンをクリックしてください。

3. チャート図を編集する

左側のサイドバーにある「図形」のアイコンをクリックしてください。そこから追加したい図形を選びます。フローチャートに使える図形が豊富に揃っています。

4. 作成した図を共有する

Cacoo(カクー)では、作成した図を様々な方法で共有できます。チームメンバーを招待して共有する場合は、右上の「共有」ボタンをクリックします。そこにメールアドレスを入力すれば、チームメンバーをCacooに招待して一緒に編集作業を行うことができます。さらに、ブラウザー上からスライドショーとして見せることも、PNGやPDF形式でエクスポートすることもできます。

シンプル、スタイリッシュ、おしゃれ、かわいい…。Canvaは豊富なテンプレートやイラスト、写真からフローチャートデザインを作成できます!

Canvaなら、約2,000点(2021年8月時点)のフローチャートテンプレートを使って、自由にフローチャートを作成できます。図形と線だけの簡素なデザインになりがちなフローチャートも、Canvaのテンプレートを使えばスタイリッシュなデザインに仕上がります。

日本語フォントが充実しているので、お好みのフォントでテキストを追加できます。さらに、イラストやアイコン、写真素材も豊富に揃っているので、思い通りにデザインできます。テンプレートをそのまま使うこともできますし、フローチャートをゼロから作成することも可能。ドラッグ&ドロップの簡単な操作なので、誰でも自由にフローチャートが作れます。

Canvaの豊富なテンプレートや素材からフローチャートデザインテンプレートを探す方法とデザイン作成の流れ

Canvaでフローチャートのテンプレートを探す手順を紹介します。

1. Canvaのホームページを開いて、検索窓で「flow chart」と検索する

2. テンプレート一覧からお好みのデザインを選ぶ

3. デザインをカスタマイズする

まず、テンプレートのテキストを編集します。テキストの大きさやフォント、装飾は上部のメニューから簡単にカスタマイズできます。

図形をクリックすると、色を変えることができます。「+」のアイコンをクリックすると、使用したいカラーコードを入力して色を変えることもできます。

4. フロー図を共有またはダウンロードする

横3点をクリックして「ダウンロード」を選択します。デザインは、PNG・JPG・PDF形式でダウンロードできます。

さらに、Canvaで作成したデザインは様々な方法で共有できます。

①プレゼンテーション共有:編集画面上からプレゼンを開始できます

②ウェブサイト共有:作成したデザインをウェブサイトとして公開できます

③リンクを共有:作成したデザインをURLとして共有できます

作成したデザインはどうやって印刷する?

Canvaで作成したデザインは、お手持ちのプリンターで印刷できます。印刷する際は、まず上記で説明した方法でデザインをダウンロードします。ファイル形式は「PDF(印刷)」がおすすめです。あとは、ダウンロードしたPDFを自宅やオフィスのプリンターで印刷するだけです。

プロ仕上がりの印刷を希望の方には、Canvaプリントサービスがおすすめです。Canvaの編集画面から数クリックで印刷発注ができます。まず、横3点をクリックします。下にスクロールすると「印刷」オプションが表示されます。ここから、印刷したい形式を選択してください。ここでは、ポスターを選択します。

印刷の詳細(サイズ、印刷箇所、枚数など)を設定して、価格を確認します。あとは、配送先の詳細(氏名、住所など)と支払い方法を入力して「注文する」をクリックするだけです。これで、印刷発注の完了です。指定された住所まで送料無料で届けてくれます。ぜひご利用ください。

Canvaのフローチャートを使ったおすすめテンプレート10選

作業のフローや手順が一目でわかるおしゃれなフローチャートテンプレート

サイトマップやシンプルなフローを表現できるフローチャートテンプレート

上品で落ち着きのあるデザインのフローチャートテンプレート

質問&回答の流れを可視化できるフローチャートテンプレート

選択肢をベースにして作るフローチャートテンプレート

一目でフローがわかるシンプルなフローチャートテンプレート

SNS投稿に使えるスタイリッシュなフローチャートテンプレート

一連のプロセスを順を追って確認できるフローチャートテンプレート

決め事があるときに役立つフローチャートテンプレート

授業のワークシートとして使えるフローチャートテンプレート

まとめ

今回は、フローチャートの基本と作り方、無料作成ツールについてご紹介しました。フローチャートを使うことで、作業や仕事の流れが可視化され、チーム内での共有もよりスムーズになります。

本記事で紹介したフローチャートの書き方のポイントを押さえながら、わかりやすいフローチャートを作成しましょう。フローチャートの無料作成ツールを使いたいときは、Canvaがおすすめです。Canvaには、テンプレートだけでなく、7,500万点以上のグラフィック素材(写真・イラスト・アイコンなど)も揃っています。ぜひ一度お試しください。

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