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  1. フローチャートとは?書き方や記号の意味、具体例を解説

フローチャートとは?書き方や記号の意味、具体例を解説

フローチャートの基本構造や書き方、見やすく仕上げるコツを解説。おすすめツール「Canva」を使えば、見やすいフローチャートが簡単に作成できます。
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フローチャートとは?書き方や記号の意味、具体例を解説

最終更新日 : 2026年1月23日

▼記事のまとめ

  • フローチャートは、業務やシステムなどの手順や流れを図で表したもの。複雑なプロセスを整理し、全体像を誰でも直感的に理解できるようにするために活用される。
  • 基本構造は「順次処理」「分岐処理」「反復処理」の3つ。記号は楕円(開始・終了)、四角(処理)、ひし形(判断)などを使い分ける。
  • 無料ツール「Canva(キャンバ)」を使えば、テンプレートやドラッグ&ドロップ操作で初心者でも簡単にフローチャートが作成できる。

フローチャートとは、業務やシステムなどの「流れ」をわかりやすく表現した図です。複雑な手順を整理して、誰が見ても一目で理解できるようにするのに役立ちます。

この記事では、フローチャートの基本構造や記号の意味、書き方の手順、見やすく仕上げるコツまでをわかりやすく解説。さらに、無料デザインツール「Canva(キャンバ)」を使ったフローチャートの作り方(新しいタブまたはウィンドウで開く)も紹介していますので、ぜひお役立てください。

※本記事で使用している画像は、全てCanva(キャンバ)で作成しています。

目次

フローチャートとは?

フローチャートとは?

フローチャート(Flowchart)とは、業務やシステムなどの「流れ」や「手順」を図で表現したものです。

四角形やひし形、矢印などのシンプルな図形を使って、物事の進行順序を一目で理解できるようにするのが目的です。

たとえば、「商品の注文から発送まで」や「問い合わせ対応の流れ」といった業務プロセスも、フローチャートにすれば関係者全員が同じ理解を持てます。

複雑な手順を文字だけで説明するよりも、全体像を視覚的に表現できる点が最大の特徴です。

フローチャートの活用場面・シーン

フローチャートは、ビジネスからプログラム開発、教育、デザインまで、さまざまな分野で活用されています。以下に代表的なシーンを紹介します。

◾️ビジネス・業務改善

  • 社内業務の可視化:申請・承認フロー、電話対応、営業プロセスなど。
  • トラブルシューティング:エラー対応手順や顧客サポートのフロー整理。
  • プロジェクト管理:タスクの流れや意思決定プロセスを図で共有。

■ プログラム・システム開発

  • アルゴリズム設計:コードを書く前に処理の流れを整理し、ミスを減らす。
  • 条件分岐や繰り返しの構造設計:if文・while文などの動作を図で明確化。
  • テスト設計・デバッグ:どの条件でどの動作になるかを確認するための補助ツール。

■ 教育・研修

  • マニュアル作成:新人研修やオペレーションマニュアルに。
  • 学習支援ツール:物事の仕組みや手順を理解するための教材として。
  • 思考整理:論理的思考を育てるためのトレーニングに活用。

■ クリエイティブ・マーケティング

  • デザイン制作フロー:企画→制作→レビュー→公開の流れを整理。
  • キャンペーン設計:ユーザー導線(流入→行動→成果)を可視化。
  • コンテンツ制作管理:記事・動画・広告などの制作進行を図で管理。

フローチャートを使うメリット・効果

フローチャートを使うメリット・効果

フローチャートを取り入れることで期待できる、代表的な3つの効果を紹介します。

複雑な流れを整理し、全体像をつかみやすくする

業務フローやプログラムの処理手順など、複数の工程を俯瞰的に把握できるため、全体像を理解しやすくなるだけでなく、抜け漏れの防止にもつながります

また、図にすることで「どこに無駄があるか」「どの処理が重複しているか」といった改善ポイントを発見しやすくなるのも大きな特徴です。

チームの情報共有・教育がしやすくなる

フローチャートは、関係者全員が同じ理解を持つための共通言語になります。マニュアルや引き継ぎ資料に取り入れれば、担当者が変わってもスムーズに業務を引き継げます

さらに、フローチャートを活用した新人研修やプロジェクト説明では、文章よりも直感的に伝わるため、理解スピードと教育効果が高まります。

意思決定や問題解決のスピードが上がる

フローチャートを使うことで「どこで判断が必要か」「どの工程がボトルネックか」が明確になります。そのため、チーム内の合意形成や意思決定が早まり、無駄な確認作業を減らすことができます

特にプログラム開発や業務改善の現場では、問題箇所の特定やロジックの検証にも役立ち、品質向上にもつながります。

フローチャートの基本構造3つ

フローチャートの基本構造3つ

フローチャートには、どんな業種・目的であっても共通する3つの基本構造があります。それが「順次処理」「分岐処理」「反復処理」です。ここでは、それぞれの違いを解説します。

順次処理

順次処理とは、上から下へ順番に手順が進む構造のことで、フローチャートの中で最も基本となる構造です。

たとえば、商品の注文から発送までの流れを考えると、「注文を受ける → 在庫を確認 → 梱包する → 出荷する」というように、決まった順序で進行します。

分岐処理

分岐処理とは、条件によって流れが変わる構造のことです。「もしAなら〜する」「そうでなければ〜する」といった判断を表します。

たとえば、「在庫がある → 出荷手続きへ」「在庫がない → 入荷待ちリストへ」というように、ひし形(判断の記号)を使ってYES/NOの分岐を表します。

反復処理

反復処理は、同じ動作を条件を満たすまで繰り返す(ループする)構造です。

たとえば、「全てのデータを確認する → 条件に合うデータを処理する → 残りがあればもう一度」といった流れを表す際に使います。

フローチャートは3つの構造を組み合わせて作る!

実際の業務やシステムでは、この3つの構造を組み合わせてフローチャートを作成します。

◾️具体例

  1. 「順次処理」で全体の流れを整理する
  2. 必要に応じて「分岐処理」で条件分けを行う
  3. 一部の工程では「反復処理」で繰り返しを設定する

このように構成することで、誰が見ても理解しやすく、論理的なフローチャートになります。

フローチャートでよく使う記号・図形の意味と一覧

フローチャートでは、処理の内容や流れを示すために、図形(記号)を使い分けるのが基本です。

それぞれの形には明確な意味があり、ルールに沿って使うことで、誰が見ても理解しやすいフローを作ることができます。ここでは、代表的な記号とその意味を一覧で紹介します。

基本の記号・図形(必ず覚えておきたい5つ)

これら5つを正しく使い分けるだけで、基本的なフローチャートは完成します。複雑な図形を使うよりも、まずは「形の意味を統一する」ことで見やすいフローチャートになります。

記号意味・用途使い方の例
丸または楕円フローの始まりと終わりを示す「開始」「終了」「完了」など
四角形作業・処理・手順・アクションを表す「注文を確認する」「データを入力」など
ひし形条件によって処理が分かれる分岐点「在庫はある?」「Yes/No」など
平行四辺形データの受け取りや表示を表す「データを入力」「結果を出力」など
矢印処理の順序・方向を示す「次へ進む」「条件分岐先へ」など

例えば、カラオケに入店してから退店するまでの流れを、上記の記号を使ってフローチャートにすると、以下の通りになります。

フローチャートの例

フローチャートの書き方!5つの基本手順

フローチャートをきれいに描くコツは、いきなり図形を並べることではなく、「目的を明確にしてから順を追って作る」ことです。

ここでは、誰でも迷わずフローチャートが描ける6つのステップを、無料デザインツール「Canva(キャンバ)」の使い方とともに解説します。

1. 目的を明確にする

まず最初に、「なぜフローチャートを作るのか」をはっきりさせましょう。目的を明確にすることで、どのレベルの詳細さで描くかやどんな記号を使うかが決まります。

◾️フローチャートを作る目的の例

  • 業務改善のため
  • チーム共有や教育のため
  • システムやプログラム設計のため

2. 手順・プロセスを洗い出す

次に、フローチャートに含めるすべての工程や判断項目をリストアップします。実際に行っている作業や決定を一つひとつ書き出しましょう。

担当者や部門が違う場合は、誰がどの部分を行うかも整理すると良いでしょう。複数人が関わるフローであれば、関係者からヒアリングして「抜け漏れゼロ」を目指しましょう。

ここで便利なのが、Canvaのオンラインホワイトボード(新しいタブまたはウィンドウで開く)です。特にチームで工程を洗い出すときは、付箋や図形を使って、思いのままにアイデアを出し合いながら整理できます。

Canvaのオンラインホワイトボード

3. 流れを整理し、構造を決める

洗い出した要素を「順次・分岐・反復」の3構造に沿って整理します

どの部分が直列で進むのか(順次処理)、どのタイミングで判断が必要か(分岐処理)、繰り返す動作はあるか(反復処理)をまとめましょう。

先ほど作成したCanvaのオンラインホワイトボード(新しいタブまたはウィンドウで開く)に、構造をラフで構わないので追加して流れを整理するとわかりやすくなります。

Canvaのオンラインホワイトボード

4. 記号を選び、図として描く

整理ができたら、実際に図形を使って描き始めます。先ほどの「フローチャートでよく使う記号・図形の意味と一覧(新しいタブまたはウィンドウで開く)」で解説した通り、以下の主な記号を使って図を描きます。

◾️フローチャートでよく使う記号・図形

  • 楕円(開始・終了)
  • 四角(処理)
  • ひし形(判断)
  • 平行四辺形(入力・出力)
  • 矢印(流れ)

図形を並べる際は、上から下、左から右へと流れるように配置しましょう。「矢印が迷わない」ようにすることで、読みやすいフローチャートになります。

フローチャートを簡単に作成したい方は、Canvaのフローチャートテンプレート(新しいタブまたはウィンドウで開く)を活用しましょう。記号があらかじめ揃っているので、ドラッグ&ドロップで直感的に作成できます。

5. 内容を確認して共有する

完成したら、実際にそのフローチャートを使う人に確認してもらいましょう。手順に抜けがないか、全体的に読みやすいかなどを見てもらい、修正を行います

Canvaでフローチャートを作成した場合、他の人にリンクを共有するだけで、誰でも確認できるようになります。さらに「コメント機能」を活用することで、誰でもフィードバックを直接残すことができます。

最後に、テンプレ資料に変換したり、PDFとして保存したりして、使うことも可能です。

フローチャートを他の人と共有する

見やすいフローチャートを作る3つのコツ

見やすいフローチャートを作る3つのコツ

フローチャートの目的は、「見る人がすぐに流れを理解できること」です。ここでは、誰でもわかりやすくフローチャートをまとめる3つのコツを紹介します。

流れをシンプルに整理する

フローチャートは「シンプル=わかりやすい」が基本です。一枚の図で多くの情報を詰め込みすぎず、1つの目的につき1つのフローに絞りましょう。

◾️流れをシンプルにするコツ

  • 分岐(ひし形)はなるべく2方向まで
  • 複雑な処理は別図に分ける
  • 流れが戻らないように配置する

図形・文字・色を統一する

図形やフォントのバラつきは、理解を妨げる原因になります。統一感のあるデザインにすることで、内容がスッと頭に入ります。

◾️デザインを統一するコツ

  • 図形のサイズ・線の太さをそろえる
  • フォントと文字サイズを統一する
  • 色には意味を持たせる(例:処理=青、判断=オレンジ)

余白とグループ化で「見やすさ」を出す

見やすいフローチャートほど、余白を上手に使っています。関連する処理はグループ化し、十分な間隔を取ることで、視線の流れがスムーズになります。

◾️見やすくするコツ

  • 近い内容はグループ化して、ブロックごとに整理
  • 部分ごとに背景色や枠で区切る
  • 一画面に収まるよう調整する

すぐに使えるフローチャートの例(テンプレート付き)

ここからは、Canvaですぐに使えるフローチャートのテンプレートをご紹介します。テンプレートを使うことで、フローチャートを簡単に作成できるため、フローチャートの参考例が欲しい方はぜひご活用ください。

◾️部署間の連携フローチャートテンプレート

◾️業務のフローチャートテンプレート

◾️教育現場で使えるフローチャートテンプレート

フローチャートを作るなら、無料ツール「Canva(キャンバ)」におまかせ

フローチャートを作るなら、無料ツール「Canva(キャンバ)」におまかせ

フローチャートを作るとき、エクセル(Excel)やパワーポイント(PowerPoint)を使うことが多いでしょう。しかし実際には、図形の配置や矢印の調整に時間がかかり、「思ったより手間がかかる…」と感じたことはありませんか?

そんなときにおすすめなのが、無料デザインツール「Canva(キャンバ)」です。

Canvaなら、誰でもおしゃれでわかりやすいフローチャートを、テンプレートから数分で作成できます。ここでは、Canvaでフローチャートを作るべき理由をご紹介します。

ドラッグ&ドロップ操作で簡単に作れる

Canvaでは、図形や矢印、テキストをドラッグ&ドロップ操作で配置するだけ。難しい操作や配置調整は不要で、初心者でもすぐにきれいなフローチャートが作れます。

幅広い種類の矢印や図形から選べるだけでなく、それぞれを自動でつなげることができるため、見た目がぴったり揃います。

さらに、色やフォントもワンクリックで変更可能なので、フローチャートのデザインも簡単に統一感のある仕上がりにできます。

テンプレートで「おしゃれなフローチャート」がすぐ完成

Canvaには、ビジネス用から教育用まで使える豊富なフローチャートテンプレートが用意されています。デザインがあらかじめ決まっているので、テキストや色を変えるだけで、プロのような仕上がりに。

ぜひ、以下のテンプレート一覧からお好みのデザインを見つけてみてください。

AI機能で自動生成・時短も可能

CanvaにはAI機能も揃っています。画像やイラスト生成ができるため、フローチャートに画像やイラストを追加したいときに便利。

さらに、フローチャートを文書や資料としてまとめる際には、AI文章作成機能を使うことで、AIが説明文や手順書を自動生成してくれます。

フローチャートを使った資料作成時にぜひ活用してみてください。

フローチャートの共有・出力も自由自在

作成したフローチャートは、PDFやPNGとしてダウンロード可能です。リンクとしても共有でき、複数人でリアルタイム編集もできます。

プレゼン資料で作ると、プレゼンモードでそのままCanva上からプレゼン発表もできて便利。

さらにエクセルやパワーポイントとの互換性も高く、必要な形式で共有・出力が可能です。

まとめ

フローチャートとは、業務やシステムなどの「流れ」をわかりやすく表現した図です。

Canvaのを使えば、ドラッグ&ドロップ操作で簡単にフローチャートを作成でき、テンプレートやAI機能を活用して短時間でプロのような仕上がりに。

チームの情報共有や業務改善、資料の作成など、幅広いシーンで活用してみてください。

よくある質問

フローチャートは、エクセル、パワーポイント、ワードのどれで作るのがいいですか?

それぞれにメリットはありますが、目的に合わせて選ぶのがポイントです。

  • エクセル(Excel):セルの枠を使って正確に配置できるため、業務フローや工程管理に向いています。ただし、図形を増やすとレイアウトが崩れやすく、見た目の調整に時間がかかります。
  • パワーポイント(PowerPoint):プレゼン資料などで「説明しながら見せる」場合に最適です。自由に配置できる一方で、複雑なフローの管理や整列には少し不向きです。
  • ワード(Word):文章中に小さなフローを入れたい場合に便利ですが、図中心の設計には不向きです。

最近では、Canva(キャンバ)のようなオンラインツールを使う人が増えています。テンプレートや自動整列機能があり、スピーディーかつおしゃれに作れるのが特徴です。

アクティビティ図とフローチャートの違いは何ですか?

どちらも「流れを図で表す」点は共通していますが、目的と表現の範囲が異なります。フローチャートは実務の流れを説明するための図、アクティビティ図はシステム全体の動作を設計するための図です。

ビジネスでの可視化にはフローチャート、システム開発にはアクティビティ図を使い分けるのが一般的です。

業務フローとフローチャートの違いは何ですか?

どちらも「業務の流れ」を表しますが、目的と粒度(細かさ)が異なります。業務フローは、全体像を俯瞰する図で、フローチャートはその一部を詳細に分解した図です。

業務改善を行うときは、まず業務フローで全体を整理し、改善対象部分をフローチャートで細かく分析する、という使い分けが効果的です。

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