あなたのブランドに必要な10種類のビジュアルコンテンツ

visual-content

今の時代、ほぼあらゆるビジネスにとってビジュアルコンテンツは必須だと言えるでしょう。

YouTubeの動画やブログへの投稿、近況のアップデートなど、こういったコンテンツは今や誰でも作ることができるようになりました。そしてその波はトップブランドにも届いています。

定期的にコンテンツを作成することは、ブランドとして成功し続ける上で重要なファクターです。ブログを書くにしろ、Twitterを更新するにしろ、Facebookを通じて顧客と会話をするにしろ、定期的にコンテンツを生み出すことでブランドを常に最新のものに保ち、魅力的で記憶に残るものとすることができるのです。

しかし、今日では多くの人がコンテンツを生み出しているため、そうした中で自社のコンテンツを目立たせることは難しいことのように思えます。この問題を解決するためのひとつの方法が、ビジュアルコンテンツなのです。

考えてみると、近況を更新するといってもその内容は似たり寄ったりです。一日の終わりにそのページを開いたとしても、特に気になるものがなければ読み飛ばされてしまいます。しかしそこに、メッセージを伝えるためのビジュアル的なコンテンツがあればどうでしょうか。パンチの効いたフォント、躍動的な色使い、そして目を引く画像。そんなコンテンツがあれば、見る人のスクロールを止めさせることもできるのではないでしょうか。

もちろん、文字によるコンテンツでも、とても面白くて興味を引けるような魅力的なコンテンツを生み出すことはできます。しかし、そうした文字のコンテンツは、最高のものであっても、『見た目の違いが分かりにくい』ために目に留まりにくいのです。しかしビジュアルコンテンツなら、メッセージを自由にカスタマイズし、異なるテクニックや媒体を用いることでメッセージを広く伝えることができます。これはまさに、無限の可能性を秘めたツールと言えるでしょう。

では、デザインをよりスムーズに、シンプルかつ簡単にするための一環として、すぐに作れるビジュアルコンテンツを10種類紹介しましょう。

10TypesVisualContent_Infographic_URL-tb-800x0

01. 思わず目に留まる写真

日々の生活の中で、どれだけ多くの写真を見て、撮って、そしてシェアしているかということを考えてみると、ビジュアルコンテンツとして写真が非常に優れていることは一目瞭然です。優れた写真は、あなたのブランドの素晴らしさをきっと伝えてくれるでしょう。

手始めに、あなたのブランドの背景になるようなシーンの写真を撮ってみましょう。あなたのオフィスの様子はどうでしょうか。商品を作る上でどのようなプロセスがあるのでしょうか。チームのメンバーを紹介しては?ブランドを分かりやすく説明することで、より親しみやすいブランドとして感じてもらえるようになるかもしれません。

また、写真を用いて商品やサービスを紹介することもできるでしょう。あなたの商品が実際に使われている場面を撮影したり、商品が一番良く見えるような写真を撮ってみたり、サービスを利用している顧客の写真を撮ったりすると良いでしょう。自社ブランドは何ができるか、それを誇らしく世に知らしめるのです。

こうした例としては、Lucky Dip ClubのInstagramアカウントが参考になるかもしれません。創業者のLeonaが箱を梱包する写真や、今後のお楽しみの先行お披露目など、ワクワクがいっぱいで、どれも楽しくカラフルな、まさにLucky Dip Clubらしさを感じられる写真となっています。

1_photographs-tb-800x0

Lucky Dip Club Instagram

02. 心に残る引用

心の琴線に触れてずっと覚えているような、そんな格言やモットー、座右の銘は、誰しもが持っているものです。それが例えば有名な学者や著名人の引用であったとしても、そうした格言は刺激を求めている人にとって思わず勇気が出るものです。そしてこうした引用文も、ビジュアルコンテンツとして活用できるのです。

引用を使った画像を作るのはとても簡単で、必要なのは何を引用するかということを考えるだけです。適切なソースから引用することも大切で、これについてはよくチェックするようにしましょう。あとはこれにちょっとデザインを足すだけで、思わずシェアしたくなるような魅力的なコンテンツが完成するのです。

引用を使った画像を作る際には、できるだけデザインをシンプルにし、文字が目立つようにすることが大切です。もちろん、注意深く言葉を選び、素敵な画像やイラストと組み合わせることで、コンテンツの価値は何倍にもなりますが、重要なのはとにかく文字の読みやすさを一番に考えることです。つまり、読みやすいフォントを選び、コントラストが充分な色使いをすることで、文字を確実に読めるように配慮することが大切になります。

とは言え、クリエイティブになることを恐れる必要もありません。例えば、以下のGeneral Electricの写真を見てみましょう。文字に画像の要素を被せることで、遊び心のある魅力的な画像が完成しています。また、引用の内容、フォント、そして全体の画像が組み合わさることで、General Electricはパワフルな技術であり、イノベーションを持っていて、技術的問題を解決していくというメッセージがよく伝わってきます。画像と言葉を組み合わせるだけでこの効果。やってみる価値はあるでしょう。

2_quotes-tb-800x0

GE Instagram

03. 強力なCTA(行動喚起)

CTAは、何をプロモーションしていく上でも素晴らしいツールです。重要なのは、注意深く言葉を組み合わせることだけ。それだけでアクションを促し、オーディエンスとあなたの製品の間にエンゲージメントを生むことができるのです。では、CTAとビジュアルを組み合わせたとしたら、どうなるでしょうか。

ビジュアルなCTAを用いることで、注意を引くためのテクニックとして使える技が増えるため、メッセージの伝わり方は完全に新しいものになります。 伝えたいことのうち、最も重要なことについてテキストでヒエラルキー(情報の重要度によって文字の大きさを変更すること)を意識したり、魅力的な色使いをしたりすることも可能になるのです。このときに重要なのは、ブランドと一致したデザインを意識することです。

ビジュアルなCTAは、ソーシャルメディアでも活躍します。適切にデザインされたCTAには、普段ならフィードを流し読みしてしまうような人をも、足止めさせるだけの力があるのです。

もしも、安売りや素敵なイベント、限定プロモーションなど、是非伝えたい何かがあるなら、ビジュアルなCTAを活用することで、オーディエンスの注意を引くことができるかもしれません。そうなれば、アクションを起こしてもらいやすくもなるでしょう。

この一例として、言語学習アプリのDuolingoを見てみましょう。躍動的な画像をブランドに合わせて用いながら、幾分直接的ながらユーモアがあり、ワクワクするようなCTAを実現しています。画像の中ではヒエラルキーが意識されていて、大きめの文字を用いていることもあり、ついつい目に留めてしまうようなCTAと言えるでしょう。

3_calltoaction-tb-800x0

Duolingo Facebook

04. ブランドを入れた画像

ブランドのロゴやメインデザインについて熟知しているなら、ブランドをどのように見せるかについては何となくのアイデアがあるはずです。どんな色、どんなフォントを使うかといったことが分かっていれば、ブランドイメージをもっと前面に押し出したアピールも可能になります。

強力なブランドを作る上で重要なのは、ブランドを人として捉えて、キャラクター(人格・性格)を作り出すことです。ブランドに人格を生み出す中でも、どういった見た目なのかは最も重要なファクターであると言えるでしょう。あなたのブランドの独自のセールスポイントは何か、どういった言葉遣いをするのか、どういったビジュアル的要素ならそのブランドを適切に表すことができるか、といったことを考えるのが良いでしょう。

例えば、紫の服や花柄の服を決して着ないという人がいる一方で、そうした服を好んで着る人も居ます。これと同じで、ブランドに服を着せるような感覚で、ぴったりの衣装を選ぶことが大切なのです。フレッシュさやナチュラルさが売りなら、製品を新鮮な空気が感じられるようにして展開するのが良いでしょう。最先端かつ研磨されたブランドという印象なら、より暗い色の、洗練された画像を用いるのが良いはずです。

4_brandedimages-tb-800x0

Lush Facebook

05. 興味深いデータをビジュアル化

データ自体は、時に退屈なものです。興味深いデータの数字や内容であっても、退屈な見せられ方をしてはやはり退屈に見えてしまうものです。退屈を感じさせないデザインで情報提要をすることで、「このデータはあなたにとって興味深いものである」ということをアピールすることが大切になります。

ビジュアルコンテンツそれ自体が、見ているものの理解を助けるという役割を担っています。例えば、ちょっと風変わりなコンセプトやアイデアを説明しようとするとき、素敵なビジュアルで説明することで、その理解を促すことに繋がる、という場合もあるでしょう。

チャリティーグループのOxfamの例を見てみましょう。Charityグループは、様々な問題について注意喚起し、その上でサポートを訴える活動をしています。そのため、重要なことを目立たせるためのあらゆる戦略を持っており、データをビジュアル化することのメリットをよく理解しています。Oxfamがどのようにデータや情報を見せているか、それがどのように分かりやすくなっているかということに注目して見ましょう。

5_data-tb-800x0

Oxfam Facebook

Oxfamの例を受けて、データを提供する際にはどのように表現するのが良いか考えてみると良いでしょう。グラフや図式を使うのが良いかも知れません。どういった方法を用いるにせよ、データを理解してもらう上でビジュアルコンテンツはとても有用なのです。

06. 動画

画像が千の言葉に匹敵するなら、動画は数百万の言葉に匹敵すると言えるでしょう。ビジュアルコンテンツは、静的なものに限られるわけではありません。動画を用いることで、ブランドの魅力を高めることも充分に可能なのです。

調査によれば、毎日、400億もの動画が視聴されていると言われています。それを踏まえると、YouTubeのようなプラットフォームで動画をコンテンツとして用いている企業があまりにも少ないと言えるのでは無いでしょうか。実際のところ、中小企業ではたったの9%しかこうした戦略を用いていないのです。

動画によってブランドの求めるところをアピールすることに成功している例としてはNASAがあります。そのSpace Shortsシリーズの動画は、面白くてためになる動画ばかりで、面白く魅力的で、そして博識な語り口であるブランドとしての在り方にぴったりとはまっています。動画はこちら(https://www.facebook.com/NASA/videos/vb.54971236771/10153228689131772/?type=1&theater)からご覧いただけますよ。

6_videos-tb-800x0

NASA Facebook

動画により、あなたのブランドは文字通り声を得ることになります。もちろん、ここでもブランドとしての色やフォント、画像の使い方を意識することは大切です。動画だからといって固くなる必要はありません。基本的な考え方は変わらないのです。

07. ヒントやHow Toなど

もしもあなたのブランドが、権威的であったり、多くの知識を有していたりするようなブランドとして、存在しているのであれば、レシピやチュートリアル、あるいはライフハックといったような情報を提供するのも良いでしょう。そうした知識を共有することで、顧客とあなたの会社の間に結びつきを作ることができます。それは、秘密を共有しているようなものでもあります。

もしもステップやガイドとしてリストを作成するなら、現実世界の例を用いて作ることを意識しましょう。ちょうど、この記事がそのようにして書かれています。そうすることによって伝えたい内容に説得力を持たせることができ、現実世界でどのようにヒントを実行に移せば良いのかということも分かりやすく伝えることができるのです。

こうしたちょっとしたヒントを共有する上で、ビジュアルの力を借りることがヒントを直接的に分かりやすく伝えるだけでなく、そのコンテンツをシェアしてみたいと思わせることもできます。また、美しい商品の画像と、それを手に入れるのにほんの少しのステップを踏むだけで良いということが分かれば、コンテンツに興味を持つようにもなりやすくなるのです。

ビジュアルを用いたチュートリアルを作成する上では、The Beauty Departmentの例を参照すると良いでしょう。長文の文字としてのコンテンツを補助するため、適切に作られたグラフィック・チュートリアルを大量に確認できます。

7_howto_1-tb-800x0

The Beauty Department

こうした例の中には、ソーシャルメディアに投稿するには長すぎるものもあります。よりシンプルなチュートリアルを動画で提供している例として、Rekorderligも参考にできるかもしれません。いくつかの媒体やコンテンツの種類を組み合わせることが優れた結果を生み出す好例と言えるでしょう。

7_HowTo_2-tb-800x0

Rekorderlig Facebook

08. 情報提供できるようなスクリーンショット

一部あるいは全体がデジタルなビジネスを運用している、という場合もあるでしょう。アプリやウェブサイト、オンラインサービスなど、色々なパターンが考えられます。こういう場合なら、ビジュアルコンテンツの素材としてスクリーンショットを使うのも良いアイデアです。

物理的な商品を販売するブランドがその商品画像を使うように、スクリーンショットを使えばデジタルの世界のビジネスであっても商品をアピールすることができます。新たな機能、クールな技術、あるいは新しいインターフェイスデザインを披露しましょう。

検索エンジンアプリのAlfredは、そのインターフェイスデザインのスクリーンショットを用いて、ソフトウェアの様々な使い方を紹介しています。これにより機能の使い方がより分かりやすくなるだけでなく、記事を見てもらうためのフックにもなっているのです。画像を見て興味を持ち、コンテンツをクリックするという流れを生むためのトリガーなのです。

8_screenshots-tb-800x0

Alfred App Facebook

商品をアピールするのに使えるのはスクリーンショットだけではありません。顧客からのレビューを紹介するのも良い方法です。良いレビューしかないという場合だと、むしろ信頼されないのではないかという心配もあるかもしれませんが、調査によれば88%の人は顧客からのレビューをそのまま信じ、それがローカルビジネスのクオリティなのだと考えるとしています。つまり、ソーシャルメディアのフィードやウェブサイト上にオススメするようなレビューがあれば、よりあなたのビジネスが選ばれやすくもなるということです。

ビジュアルコンテンツとしては、スクリーンショットは派手ではありませんし、物足りなく感じてしまうかもしれません。しかし実際には、コンテンツをプロモーションしていく上では信じられないほどに有用なのです。例えばTwitterでちょっとしたジョークを言ったとして、それをFacebookに投稿したいなら、ただコピーとペーストをするのではなくてスクリーンショットで共有するというのも良いでしょう。ソーシャルメディアでフォロワーが大台に乗ったというときには、それをスクリーンショットして共有するのもナイスです。

09. 少し考えさせるような質問

オンラインでブランドを確立し、見てくれる人も、フォロワーも、ファンもある程度獲得できたとします。そのときにするべきは何かと言えば、そうした人たちとの交流です。ちょっとしたテーマや質問などを通じて交流することで、あなたのブランドについて語ってもらったり、これまで以上に色々なことを考えてもらったりしましょう。

そうした取り組みを、画像を用いて行うのがよりオススメです。ビジュアルコンテンツは見てもらいやすいという事実もありますし、画像はよりシェアされやすいという面もあるからです。画像を介して会話の呼び水となるようなテーマを投げかけることで、よりシェアされやすくなり、また別のグループに見てもらいやすくもなるのです。

Spotifyの取り組みを見てみると、その質問はSpotifyというオンライン音楽ストリーミングサービスに合わせたものというだけでなく、万人の答えに対して非常にオープンな姿勢であることが分かります。コメントを投稿するにしてもしないにしても、多くの人は何らかの答えを頭に浮かべるものですから、いずれにせよその投稿に対して交流していることは間違いありません。

また、それぞれの質問について、Spotifyの特徴的な色である緑や黒、白が用いられてデザインされていることにも注目です。また同時にSpotifyのロゴを用いていることで、見逃した投稿があっても、後から追って確認しやすくなっています。こうした投稿からあなた自身へと繋がるようにリンクすることも忘れてはいけません。

9_Questions-tb-800x0

Spotify Facebook

10. インフォグラフィック

最後に、インフォグラフィックについて見てみましょう。人々はインフォグラフィックが好きですが、それを熟知しているとは言い難いのが現状です。事実、インフォグラフィックは、他のビジュアルコンテンツよりも3倍もシェアされているというデータがあります。つまり、インフォグラフィックを作成することで、シェア数を伸ばし、適切に用いることができれば、多くの情報を即座に広く供給することができるのです。

インフォグラフィックは、ただ白地に黒の文字が打たれているというコンテンツよりも遥かに目を引きます。それに気付いたら引き寄せられるように見てしまい、読み、他の人とシェアするのです。それが何度も循環するように繰り返されていきます。

インフォグラフィックを用いることがブランドにとって良い前振りになるか、あるいはコンテンツを充分に補足できるかといったことを考えましょう。情報をまとめたものでも良いでしょうし、情報をよりダイナミックな新しい形で伝えられるというものでもOKです。インフォグラフィックを作るのは時に難しく見えることもありますが、物怖じする必要はありません。正しいツールを使えば、インフォグラフィックは簡単に作成できるのです。例えばCanvaのインフォグラフィックツールを用いれば、お持ちの情報を興味深い形に、迅速かつ簡単にまとめることができます。

例として、Studio-Cを見てみましょう。膨大な情報量を、たったひとつのインフォグラフィックに集約することで、コンテンツのシェア率を上げると同時に非常に読みやすいものにしています。

10_infographic-tb-800x0

Matter Studio-C

最後に

ビジュアルコンテンツを作ることはとても楽しいことですが、大切なのは難しく捉えすぎないことです。色々な要素を組み合わせて、オーディエンスと交流し、どういった見せ方が一番ブランドにとって良いかを考えましょう。何をするにしても、実験を続け、新たなテクニックを試してみたり、何が功を奏したかを確認したりすることが大切です。

こうしたビジュアルコンテンツのまとめを見ることで、あなたのブランドのためのデザインプロセスにおける一助になれば幸いです。とにかく物事はシンプルに、あまりに多くのことを同時に試そうとせず、ブランドバリューを念頭に置いて、美しさを心がけるようにすれば、きっと成功はあなたのものです。