フリーランスや個人事業主の仕事が忙しくなると名刺交換の機会も増えますが、うっかりきちんとした名刺を用意できないまま、大切な打ち合わせの日が近づいてしまった…などということはありませんか?
ビジネスの場に欠かせない名刺は、大切なコミュニケーションツールであると同時に、ビジネスをPRする重要なツールです。高品質なデザインの名刺を渡すことで、プロフェッショナルとしてのあなたを相手に印象づけることができます。
Canvaは、海外のおしゃれなデザインや、シンプルでスタイリッシュな名刺など、プロのデザイナーがデザインしたクオリティの高い名刺を、無料で簡単にカスタマイズし、印刷まで発注できるシームレスなオンラインサービスです。どんなに時間のない場合でも、数クリックでおしゃれな名刺を自作することができます。
Canvaを使えば、プロのデザイナーが作成した数千パターンものテンプレートから自由にあなただけの個性的な名刺を作成できます。たとえばWebデザイナーやライター、企業向けなど、60種類以上のビジネスやテーマから選んでカスタマイズしてください。
フォントやレイアウト、配色など、デザインの知識がなくても、あらかじめ用意されたスタイリッシュなテンプレートから好きなものを選び、必要に応じて文字などを調整するだけで誰でも簡単にプロ品質の名刺をデザインすることができます。
じっくりPCに向かってデザインする時間がないという場合でも、CanvaのiOSやAndroidのアプリをダウンロードすれば、空いた時間に名刺のデザインを考えることができます。Canvaは、オンラインでデザインするプラットフォームなので、同じアカウントでログインすれば、PCでもスマートフォンでもタブレットでも、デバイスを問わずシームレスに名刺を制作できます。移動中にスマホでデザインの下書きを作り、オフィスに戻ってPCで仕上げるといった使い方が可能です。
高品質な名刺を作成するためには、以下の5ステップでデザインするのがおすすめです。各項目について詳しく確認していきましょう。なお、「デザインのコツからネット印刷まで徹底解説!Canvaのテンプレートを使って名刺を作ろう!」のページでは、以下のステップを豊富な写真で詳しく解説しています。
Canvaで名刺のテンプレートを選択すると、初期設定では欧米で一般的な名刺サイズである「85×50mm」で作成されますが、日本では「91×55mm」のサイズが最も一般的なので、必要に応じて名刺サイズを変更してください。サイズを変更するには、デザイン画面のページ左上にある [サイズ変更] ボタンから、「カスタムサイズ」でお好きなサイズを入力するだけです。ピクセル(px)、ミリメートル(mm)、センチメートル(cm)、インチ(in)の4つの単位から選んで入力してください。
また、Canvaのトップページの検索ボックスから、日本サイズの名刺テンプレートだけ選んで表示することもできます。検索ボックスに「名刺」と入力して検索し、プルダウンメニューにある「名刺(横型)」または「名刺(縦型)」を選べば、日本サイズの名刺テンプレートだけ選ぶことが出来ます。
名刺にどのような情報を掲載するか、あらかじめメモ帳などに書き出しておきましょう。また、これまでにもらった名刺で、印象的だったものを思い出すのもいいでしょう。ビジネスや、その人の個性によって、名刺に必要な情報は異なりますが、氏名、職業名や会社名、メールアドレスなどは最低限必要でしょう。
さらに、SNSアカウントやショップや自分のウェブサイト情報などがあれば掲載したほうがいいかもしれません。ロゴや顔写真、イラストを入れたいという場合もあるでしょう(参照記事:初心者でも簡単!無料作成ツールでブランディングに役立つおしゃれなロゴを作成)。
ただし、名刺はスペースが小さいので、あまり多くの情報を詰め込みすぎると読みづらくなってしまいます。たとえば複数のショップがある場合は、ホームページに詳細な情報を集約し、名刺にはホームページのURLやQRコードを載せるなど、情報を取捨選択しましょう。
Canvaのデザイン画面では、合計数千点ものテンプレートから選択して名刺をデザインできます。テンプレートを選ぶ際には、以下の事柄を念頭に入れて確認していけば、より自分の目指すイメージに近いデザインの名刺を作成することができます。
テンプレートを確定したら、次は必要に応じて文字を書き換えましょう。ここでは、以下の3点に注意するときれいに仕上げることができます。
イメージどおりの名刺が完成したら、さっそく印刷しましょう。データをダウンロードして自分で印刷することもできれば、デザイン画面から直接印刷を発注することもできます。
印刷データとしてダウンロードするには、デザイン画面右上の [名刺を印刷する] ボタンの [ダウンロード] から「トリムマークと塗り足し」を選ぶと、トンボと呼ばれる印刷用の裁ち落としマーク付きのPDFをダウンロードすることができます。
もちろん、デザイン画面からそのまま印刷を発注することも可能です。光沢紙やマット紙、上質紙などさまざまなオプションからイメージに合わせた仕上がりをお選びください。通常、注文から3~5日でお届けしますが、エクスプレス便を選べばすぐにお手元にお届けします。Canvaの印刷についてより詳しい情報を確認するには、こちらをご覧ください。
Canvaのアカウントを作成し、[名刺] のテンプレートを選択します。日本サイズの名刺テンプレートを表示するには、Canvaのトップページの検索ボックスで「名刺」で検索し、プルダウンから「名刺(横型)」または「名刺(縦型)」を選んでください。
プロのデザイナーによる豊富なデザインテンプレートから好みのデザインを選択します。
アップロードした手持ちの画像や用意された素材を使い、画像を変更します。
画像を修正したり、フィルターを追加したりします。またテキストも変更します。
保存して、データをダウンロードしたり、印刷を発注しましょう。
下の記事では、スティーブ・ジョブズやアンディ・ウォーホル、ビル・ゲイツなど世界的に知られる有名人の名刺を見ることができます。それぞれの名刺のコンセプトを分析し、よく似たテンプレートもご紹介しています。気に入ったテンプレートがあったなら、クリックして、そのまますぐオリジナルの名刺を作成することができます。
同じグループの情報は1か所にまとめ、他のグループとの間に余白をつくることで、情報を視覚的に認識しやすいよう心がけましょう。
Canvaは日本語も含めてさまざまなフォントを利用することができますが、あまり多くの種類のフォントを使うとデザインも統一感が失われます。多くても2〜3種類のフォントにとどめておきましょう。
また、ゴシック体と明朝体でも印象が大きく変わってしまいます。相手にどんな印象を持ってほしいかを考えて、フォント選びは慎重に行うようにしましょう。
名刺は小さな紙面に多くの情報を掲載しなければなりません。相手が読みやすいレイアウトのコツは、「文字列を揃える」ことです。「左寄せ」や「中央寄せ」など文字デザインのルールを決め、名刺を受け取った人にわかりやすいレイアウトを心がけましょう。